丘沢静也
略歴
編集兵庫県神戸市生まれ。東京大学文学部卒、同大学院修士課程修了、東京大学助手、立教大学専任講師、旧・東京都立大学助教授をへて教授。
エンデ、エンツェンスベルガー、カフカ、ニーチェ、ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインなどを翻訳し、自分でも、マンネリズムやがんばらないスポーツの醍醐味を伝えるエッセイを書く。
著書
編集翻訳
編集- 『だれが、いばら姫を起こしたのか グリム童話をひっかきまわす』(イーリング・フェッチャー、筑摩書房) 1984年/ちくま文庫 1991年
- 『大きなケストナーの本』(シルヴィア・リスト編、初見基共訳、マガジンハウス) 1995年
- 『<傷つきやすい子ども>という神話 トラウマを超えて』(ウルズラ・ヌーバー、岩波書店) 1997年/岩波現代文庫 2005年
- 『クマの名前は日曜日』(アクセル・ハッケ、岩波書店) 2002年
- 『とばりを降ろせ、愛の夜よ 20世紀ドイツ文学7人のパイオニア』(マルセル・ライヒ=ラニツキ、岩波書店) 2004年
- 『飛ぶ教室』(ケストナー、光文社古典新訳文庫) 2006年
- 『寄宿生テルレスの混乱』(ムージル、光文社古典新訳文庫) 2008年
- 『「はてしない物語」事典』(ローマン&パトリック・ホッケ、荻原耕平共訳、岩波書店) 2012年
- 『ファビアン あるモラリストの物語』(ケストナー、みすず書房) 2014年
- 『暦物語』(ブレヒト、光文社古典新訳文庫) 2016年
- 『チャンドス卿の手紙 / アンドレアス』(ホーフマンスタール、光文社古典新訳文庫) 2018年
- 『ルイ・ボナパルトのブリュメール18日』(カール・マルクス、講談社学術文庫) 2020年4月
- 『賢者ナータン』(レッシング、光文社古典新訳文庫) 2020年11月
- 『永遠の平和のために』(イマヌエル・カント、講談社学術文庫) 2022年1月
ヴァルター・ベンヤミン
編集- 『都市の肖像』(ヴァルター・ベンヤミン、藤川芳朗・柴田翔共訳、「著作集11」晶文社) 1975年
- 『教育としての遊び』(ヴァルター・ベンヤミン、晶文社) 1981年
- 『ドイツの人びと』(ベンヤミン、晶文社) 1984年
ルートヴィヒ・ヴィトゲンシュタイン
編集- 『反哲学的断章』(ルートヴィヒ・ヴィトゲンシュタイン、青土社) 1982年
- 『哲学探究』(ヴィトゲンシュタイン、岩波書店) 2013年
- 『論理哲学論考』(ヴィトゲンシュタイン、光文社古典新訳文庫) 2014年
- 『小学生のための正書法辞典』(ヴィトゲンシュタイン、萩原耕平共訳、講談社学術文庫) 2018年
ミヒャエル・エンデ
編集- 『オリーブの森で語りあう ファンタジー・文化・政治』(ミヒャエル・エンデ、岩波書店) 1984年、のち同時代ライブラリー、のち「全集」岩波書店(以下も)
- 『鏡のなかの鏡 迷宮』(ミヒャエル・エンデ、岩波書店) 1985年、のち同時代ライブラリー、岩波現代文庫 2001年
- 『遺産相続ゲーム 五幕の悲喜劇』(ミヒャエル・エンデ、岩波書店) 1986年、のち同時代ライブラリー、岩波現代文庫 2008年
- 『夢のボロ市 真夜中に小声でうたう』(ミヒャエル・エンデ、岩波書店) 1987年
- 『闇の考古学 画家エドガー・エンデを語る』(エンデ, イェルク・クリッヒバウム、岩波書店) 1988年
- 『ミヒャエル・エンデのスナーク狩り L・キャロルの原詩による変奏』(岩波書店) 1989年
- 『芸術と政治をめぐる対話』(ミヒャエル・エンデ, ヨーゼフ・ボイス、岩波書店) 1992年
- 『M・エンデが読んだ本』(エンデ編、岩波書店) 1996年
ハンス・マグヌス・エンツェンスベルガー
編集- 『数の悪魔 算数・数学が楽しくなる12夜』(ハンス・マグヌス・エンツェンスベルガー、晶文社) 1998年
- 『ロバートは歴史の天使』(エンツェンスベルガー、晶文社) 2001年
- 『がんこなハマーシュタイン ヒトラーに屈しなかった将軍』(エンツェンスベルガー、晶文社) 2009年
- 『お金の悪魔 フェおばさんの経済学レクチャー』(エンツェンスベルガー、小野寺舞共訳、晶文社) 2017年
フランツ・カフカ
編集- 『変身・掟の前で、判決、アカデミーで報告する』(カフカ、光文社古典新訳文庫) 2007年
- 『訴訟』(カフカ、光文社古典新訳文庫) 2009年
- 『田舎医者 / 断食芸人 / 流刑地で』(カフカ、光文社古典新訳文庫) 2022年7月
- 『城』(カフカ、光文社古典新訳文庫) 2024年11月