世界オピニオンリーダーズサミット
世界オピニオンリーダーズサミット(せかいオピニオンリーダーズサミット、Global Opinion Leader's Summit)は、神道系新宗教ワールドメイト教祖の半田晴久(深見東州)が総裁を務めるNPO法人世界開発協力機構が主催する不定期に開催されるイベント。元アメリカ大統領のバラク・オバマ、ビル・クリントン、元イギリス首相のトニー・ブレアらの元首脳を招聘したことでも知られている[1][2]。
各界のオピニオンリーダーが日本において世界平和への議論を交わし、情報を発信する。パネリストと過去の事例を語りつつ、未来の平和社会構築に向け議論する。若者世代が国際政治への興味をもち、国際社会の現状を正しくとらえる視点を養う機会となることも目指すとしている[3]。
歴史
編集2013年9月6日に第1回サミット 、同年11月16日に第2回サミット 、2014年10月17日に第3回サミット、 2018年3月25日に第4回サミット、2014年10月17日に第5回サミットが開催された。各回の詳細は、以下を参照。
第1回
編集2013年9月6日、半田晴久(深見東州)の呼びかけで、「世界平和と日本の貢献」をテーマにヒルトン東京で開催された[4][5]。元英国首相トニー・ブレアがスペシャルゲストとして参加している。
公益財団法人日本国際フォーラムのほか、外務省・東京都・パシフィック・フォーラムCSISが後援した[4]。
- 参加者
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- スペシャルゲスト - トニー・ブレア
- パネリスト - 高村正彦、伊藤憲一、平林博、ブレンダン・スキャネル(アイルランド共和国特命全権大使)、ヒシャム・バドル(エジプト・アラブ共和国外務次官 国際機関担当)、ラルフ・コッサ(パシフィックフォーラム CSIS理事長)
- モデレータ - 半田晴久
- 著名人 - ザ・グレート・サスケ[6]
第2回
編集2013年11月16日、「世界平和と日本の貢献」をテーマに舞浜アンフィシアターで開催された[7]。元アメリカ合衆国大統領 ビル・クリントン[8]とコリン・パウエルがスペシャルゲストとして参加している。
日本国際フォーラムのほか、外務省・防衛省・駐日アメリカ合衆国大使館などが後援した。
- 参加者
第3回
編集2014年10月17日、「グローバリゼーションにはチャンスと課題がある」をテーマに東京プリンスホテルで開催された[11]。
日本国際フォーラムのほか、外務省・防衛省・東京都が後援した。
第4回
編集2018年3月25日、前米大統領のバラク・オバマを招聘して「オバマ前大統領との対話」を開催し[12][13]、元駐日アイルランド大使のブレンダン・スキャネルとオバマとの対談も行われた[14]。オバマは、大統領退任以降、初の来日であった[15]。オバマの講演では米国の現状などが指摘され[16]、オバマとスキャネルの対談では、「北朝鮮が本当の脅威」であるとして、問題解決のための指針などが議論された[14]。外務省が後援した。
- 参加者
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- ゲスト - バラク・オバマ
- 他 - ブレンダン・スキャネル[14]、半田晴久
第5回
編集2019年10月17日、前カナダ首相のスティーブン・ハーパーを招聘して開催した[17]。日本国際フォーラムが後援した。
ヤングリーダープログラム
編集パシフィックフォーラム CSISと世界開発協力機構の協力により、パシフィックフォーラム CSISの若い在籍者がヤングリーダープログラムに加わり、後日、独自の考察を加えた論文を執筆している[18]。
出典
編集- ^ 札束で「オバマ」招聘 教祖「深見東州」の金脈人脈 デイリー新潮 2018年4月5日
- ^ 深見東州「奇抜な広告の狙いは戦略的なマーケティング」 週刊東洋経済プラス
- ^ 「世界オピニオンリーダーズサミット」『毎日フォーラム』、毎日新聞社、2014年5月、2頁。
- ^ a b “日本国際フォーラム会報 2013年秋季号” (PDF). 日本国際フォーラム (2013年). 2014年3月30日閲覧。[リンク切れ]
- ^ 「マスコミ両断」『THEMIS』第38巻第3号、株式会社テーミス、2014年3月10日、31頁。
- ^ “ザ・グレート・サスケ オフィシャルブログ”. ザ・グレート・サスケ. 2014年3月29日閲覧。
- ^ “日本国際フォーラム会報 2014年冬季号” (PDF). 日本国際フォーラム (2014年). 2014年5月15日閲覧。
- ^ “Bill Clinton, Not Hun Sen, Booked to Speak at Tokyo Summit”. The Cambodia Daily (The Cambodia Daily). (2013年11月5日)
- ^ a b “信仰はカネになる!――日本の宗教、その新論点”. ビジネスジャーナル (2014年1月6日). 2017年11月6日閲覧。
- ^ 「マスコミ両断」『TIMES』第38巻第3号、株式会社テーミス、2014年3月10日、31頁。
- ^ a b “ブレア元英国首相らが語ったグローバリズムの課題と可能性”. 東京スポーツ. (2014年10月27日) 2017年11月6日閲覧。
- ^ “安倍首相、25日にオバマ氏と会談 訪日にあわせ”. 朝日新聞. (2018年3月23日) 2019年5月29日閲覧。
- ^ “反対意見封殺「危険」とオバマ氏 米政権暗に批判”. 西日本新聞. (2018年3月25日) 2019年5月29日閲覧。
- ^ a b c “【北朝鮮情勢】「北朝鮮は本当の脅威」 来日中のオバマ元米大統領が北朝鮮情勢について発言”. 産経新聞. (2018年3月25日) 2019年5月29日閲覧。
- ^ “オバマ氏第2の人生は 都内で講演、核削減語る”. 日本経済新聞. (2018年3月25日) 2019年5月29日閲覧。
- ^ “反対意見封殺「危険」とオバマ氏 米政権暗に批判”. 共同通信. (2018年3月25日)
- ^ “第5回世界オピニオンリーダーズサミット”. 2022年3月26日閲覧
- ^ “Young Leaders Program” (PDF). パシフィックフォーラム CSIS (2013年). 2014年4月29日閲覧。