ヒルトン東京
ヒルトン東京(ヒルトンとうきょう、英語表記Hilton Tokyo)は、東京都新宿区西新宿6丁目にあるホテル。運営はヒルトン・インターナショナル傘下の日本ヒルトン株式会社。
新宿国際ビルディング | |
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施設情報 | |
所在地 |
〒160-0023 東京都新宿区西新宿6丁目6番2号 |
座標 | 北緯35度41分33.1秒 東経139度41分27.8秒 / 北緯35.692528度 東経139.691056度座標: 北緯35度41分33.1秒 東経139度41分27.8秒 / 北緯35.692528度 東経139.691056度 |
状態 | 完成 |
用途 | 事務所、ホテル、地域冷暖房施設、中水施設 |
地上高 | |
高さ | 130.8m(軒高:123.2m) |
各種諸元 | |
階数 | 地上38階・塔屋2階・地下4階 |
敷地面積 | 10,702.55 m² |
建築面積 | 6,641.07 m² |
延床面積 | 115,468.73 m² |
構造形式 | S造, RC造, SRC造 |
エレベーター数 | 18基([ホテル用]高層客室用:6基、低層客室用:2基、高層サービス用:3基、低層人荷用:1基、非常用:1基、荷物用:1基、ダムウェーター:1基、[事務所用]乗用:2基、人荷用:1基 [店舗用]人荷用:1基) |
駐車台数 | 326 |
関連企業 | |
設計 | 三菱地所 |
施工 |
大成建設 大木建設 |
管理運営 | 三菱地所 |
ヒルトン東京 | |
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東側(2019年3月1日撮影) | |
ホテル概要 | |
正式名称 | ヒルトン東京 |
設計 | 三菱地所 |
施工 | |
運営 | 日本ヒルトン |
所有者 | 東京都市開発 |
前身 | 東京ヒルトンホテル |
階数 | 地下4階 - 地上38階 |
部屋数 | 825室 |
敷地面積 | 10,479.87 m² |
建築面積 | 6,641.07 m² |
延床面積 | 115,325.24 m² |
駐車場 | 326台 |
開業 | 1963年6月(現在地では1984年9月1日) |
最寄駅 | 東京メトロ西新宿駅 |
最寄IC | 首都高速4号新宿線新宿出入口 |
所在地 |
〒160-0023 東京都新宿区西新宿6丁目6番2号 |
公式サイト | 公式サイト |
概要
編集1964年東京オリンピック開催による国際ホテル建設促進に則り、アメリカのヒルトン・インターナショナル(以下ヒルトン)が日本進出を図ることになった。
なお、米国統治下の沖縄に米国人向けの「沖縄ヒルトン」がヒルトン直営で存在していたが、1970年代に「沖縄シェラトン」に改称したあと廃業した。建物は約30年間廃墟に近い状態となっていたが、2005年に「コスタビスタ沖縄」として蘇っている。
ヒルトンは東京急行電鉄(東急)との合弁会社「東京ヒルトンホテル株式会社」を設立、1963年6月に北大路魯山人の名門料亭「星ヶ岡茶寮」(東京都千代田区永田町)の跡地に「東京ヒルトンホテル(Tokyo HILTON HOTEL)」として開業した。
ヒルトンは、現在のホテルニューオータニの場所を購入してのホテル建設を計画していたが、土地保有者の大谷工業の関連会社である大谷鐵工に、現在のホテルニューオータニイン東京(大崎)の土地との抱き合わせで高額な価格を提示されたことで断念した。そのため東急との合弁に切り替え、星ヶ岡茶寮跡地を所有していた東急がホテルを建設し「東京ヒルトンホテル」として運営した。用地売却を断念した大谷鐵工は業態転換し「ホテルニューオータニ」を開業することとなった。
「東京ヒルトンホテル」は、東急とヒルトンの間で開業後20年間の合弁契約が締結されていたが、1967年4月頃に東急側が「Hotel Japan Tokyu」に改称。ヒルトン側が東京地裁へ仮処分を申請し、改称が差し止められたことで「東京ヒルトンホテル」に復帰したが、その後も契約期間等の軋轢をめぐり裁判沙汰となる。その後、当初の契約期間満了により1983年12月31日をもって閉館となり、翌1984年1月1日からは東急ホテルズの「キャピトル東急ホテル」として運営されることになった(2006年に閉館し建て替え、後身はザ・キャピトルホテル東急)。
「東京ヒルトンホテル」の代替として、ヒルトンは新たに100%出資の子会社(現在はヒルトンジャパン傘下)日本ヒルトン株式会社を1981年に設立し、1984年8月に新宿国際ビルディング(地上38階/塔屋2階/地下4階建て)が竣工され、同年9月1日に日本初の完全外資によるシティホテル「東京ヒルトン インターナショナル(Tokyo HILTON International)」を開業した。その後、名称を現在のヒルトン東京へ改称した。
周辺の西新宿一帯は、京王プラザホテル、パークハイアット東京、ハイアットリージェンシー東京など、高級指向の大型シティホテルが所在する競合地域となっている。
館内設備は高速インターネット通信完備のエグゼクティブ&デラックスフロアを含む全830室、6つのレストラン&バー、大小20の宴会場、室内プール、ジム、サウナ、屋外テニスコート、ビジネスセンターなどがある。
1996年に最寄り駅となる西新宿駅が開業したが、新宿駅からは離れた場所に立地するため、ホテル利用者専用のシャトルバスが運行されている。運行は京王バス東に委託している。
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車寄せ(2019年3月1日撮影)
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エントランス(2019年3月1日撮影)
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2階よりマーブルラウンジを見る(2019年3月1日撮影)
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ラウンジ中央の螺旋階段(2019年3月1日撮影)
新宿国際ビルディング
編集ヒルトピア Hiltopia | |
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新宿国際ビルディング事務所棟。左側のガラスが多い方が新館、右側の丸みを帯びた方の建物が本館。 | |
店舗概要 | |
所在地 | 新宿区西新宿6-6-3 |
開業日 | 1985年9月 |
正式名称 | 新宿国際ビルディング新館 |
敷地面積 | 1,280.38 m² |
延床面積 | 10,187.65 m² |
商業施設面積 | 2,420 m² |
店舗数 | 29店 |
駐車台数 | 41台 |
最寄駅 | 東京メトロ西新宿駅 |
外部リンク | ヒルトン東京 |
ヒルトン東京は、東京都市開発株式会社(東京都が一部出資)が所有・管理する新宿国際ビルディングのホテル区画に入居している。多くの部分はヒルトン東京だが、オフィス部分(新宿国際ビル本館とも)があり、隣接する新宿国際ビルディング新館とともに各種企業などが入居している。ホテルとは独立したオフィス用の出入口ロビーがある。また、新宿国際ビルディング一帯は1980年に着手された「西新宿六丁目中央地区市街地再開発事業」によって開発されたものである。
1996年の西新宿駅開業に伴い整備された地下道「タイムズアベニュー」(新宿歩行者専用道第1号線)とは、1997年に接続している。
ビル全体の地下1階は、ヒルトピア(Hiltopia)という地下街(ショッピングモール)となっており、物販・飲食・サービスの約30店舗がある。運営は東京都市開発子会社の株式会社ヒルトピアであり、日本ヒルトンの直営施設ではない。また、地下4階には東京都下水道局の施設「新宿副都心水リサイクルセンター」があり、新宿の各高層ビルのトイレ用として下水道の処理水に殺菌処理等を施した再生水(中水)を供給・管理している。
アクセス
編集- 鉄道
- 無料送迎バス
- 空港連絡バス
- 高速バス
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過去のシャトルバス車両(旧デザイン)
京王バス東・K60404号車(2005年撮影) -
過去のシャトルバス車両(新デザイン)
京王バス東・K60404号車(2014年撮影)
不祥事
編集ミシュランガイド東京2008で二つ星の評価を受けていた[12][13]、ヒルトン東京が経営する高級フレンチレストラン「トゥエンティワン」でメニューの産地偽装が行われていたとして、公正取引委員会が2008年9月にレストランへの立ち入り検査を実施した[12]。調査の結果、レストランの発注責任者のフランス人シェフが食材の産地指定や農薬使用の有無の確認を怠ったまま注文し[12]、2007年2月から9月頃まで、メニューで前沢牛と表示しながら大部分が山形牛であったり、北海道産ボタンエビと表示しながらカナダ産冷凍エビであったり[13]、また無農薬オーガニック野菜と表示した野菜に農薬が使用されていたなどの状態が続いていたことが判明した[12]。
同年12月16日、公正取引委員会から景品表示法第4条第1項第1号(優良誤認)違反として、ホテルを経営する日本ヒルトンが排除命令(行政処分)を受けた[14][リンク切れ][13]。公正取引委員会は「レストランは認識がありながら偽装表示を続けており、チェックできなかったホテル側にも問題があった」と指摘、これを受けてヒルトン東京は謝罪のコメントを出した[13]。「トゥエンティワン」は営業自粛を経て9月に閉店し、同年11月7日より店舗跡地に「ル・ペルゴレーズ」が入居してレストラン業を再開した[12]。
その後「ル・ペルゴレーズ」も2014年6月のレストランフロア全面改装により閉店し[15]、店舗を総入れ替えした上で同年11月にリニューアルオープン[15]。中国料理レストラン「王朝」以外は別の店舗に置き換えられた[16]。
脚注
編集- ^ a b c d e “アクセス”. ヒルトン東京. 2020年3月31日閲覧。
- ^ ヒルトン東京コンシェルジュ (2018年4月22日). “ヒルトン東京ファンの方はすでにお気付きかも知れませんがヒルトン東京と新宿駅を結ぶシャトルバスが新型になりました。お客様の声から乗降し易い車両になりました。”. @hiltontokyoconc. Twitter. 2020年3月31日閲覧。
- ^ ヒルトン東京コンシェルジュ (2013年4月9日). “ヒルトン東京へは新宿からはシャトルバスが便利です。京王百貨店さんの前、21番バス停から20分間隔で08:20〜21:40まで運行しております。”. @hiltontokyoconc. Twitter. 2020年3月31日閲覧。
- ^ ヒルトン東京コンシェルジュ (2018年4月22日). “先ほどご紹介したヒルトン東京シャトルバス、マニアックに言うと先代は日野メルファ、そして日野レインボーに変わりました。1枚目は懐かしの先代の前のカラーリング。”. @hiltontokyoconc. Twitter. 2020年3月31日閲覧。
- ^ ヒルトン東京コンシェルジュ (2013年6月22日). “ヒルトン東京と新宿駅を結ぶシャトルバスのカラーリングが新しくなりました!黒の車体に様々な国言葉でこんにちは、ようこその文字が入ってます。”. @hiltontokyoconc. Twitter. 2020年3月31日閲覧。
- ^ ヒルトン東京コンシェルジュ (2013年6月22日). “こちらがそのシャトルバスの写真です。ヒルトン東京にお越しの際はぜひご利用下さいませ。ヒルトン東京 中村pic.twitter.com/psF68PQSj8”. @hiltontokyoconc. Twitter. 2020年3月31日閲覧。
- ^ ヒルトン東京コンシェルジュ (2014年3月9日). “ヒルトン東京と新宿西口を結ぶシャトルバスには世界各国のウェルカムの言葉が描いてあります。全部で何ヶ国語あるでしょう?”. @hiltontokyoconc. Twitter. 2020年3月31日閲覧。
- ^ ヒルトン東京コンシェルジュ (2019年12月10日). “ヒルトン東京⇆新宿駅で無料のシャトルバスが運行していますが、よく見て見ると世界中の言葉の挨拶が書かれてるんですよ。”. @hiltontokyoconc. Twitter. 2020年3月31日閲覧。
- ^ “リムジンバス&新宿WEバス|お得なきっぷ・乗車券”. 東京空港交通オフィシャルサイト. 2020年3月31日閲覧。
- ^ ヒルトン東京コンシェルジュ (2014年2月25日). “[https://twitter.com/hiltontokyoconc/status/438525814632505344 新宿の便利な循環バスをご紹介。 "WEバス"です。新宿の西と東を結ぶ¥100バスです。ヒルトン東京の近くからもご乗車して頂けます。]”. @hiltontokyoconc. Twitter. 2020年3月31日閲覧。
- ^ “東京・さいたま・群馬~富山・金沢線 時刻表・運賃表”. 日本中央バス. 2020年3月31日閲覧。
- ^ a b c d e “ミシュラン☆☆店、今度は無農薬野菜偽装 ヒルトン東京 - 特集:食の不安”. 朝日新聞デジタル (2008年11月5日). 2020年3月31日閲覧。
- ^ a b c d “ミシュラン☆☆仏料理店に排除命令 産地偽装で公取委 - 特集:食の不安”. 朝日新聞デジタル. 2008年12月16日. 2020年3月31日閲覧。
- ^ 日本ヒルトン株式会社に対する排除命令について 公正取引委員会
- ^ a b “ヒルトン東京、2階レストランフロア全面改装、11月オープン”. トラベルビジョン. 2014年6月5日. 2020年3月31日閲覧。
- ^ “ダイニング|ヒルトン東京”. ヒルトン・ホテルズ&リゾーツ. 2020年3月31日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- ヒルトン東京
- ヒルトピア|ヒルトン東京地下ショッピングアーケード街
- 結婚式場 ヒルトンウエディング
- ヒルトン東京 (@hiltontokyoconc) - X(旧Twitter)