下毛野 年継(しもつけの の としつぐ)は、奈良時代から平安時代初期にかけての貴族。姓は朝臣。従四位下・下毛野稲麻呂の近親か。官位は従五位上・官奴正。
桓武朝初頭の延暦2年(783年)従五位下に叙爵し、延暦4年(785年)内掃部正次いで大監物に任ぜられる。延暦7年(788年)備中介として地方官に転じた。
従五位上に昇叙された後、延暦23年(804年)諸陵助、延暦25年(806年)官奴正と桓武朝末に再び京官を歴任している。
『六国史』による。