下山門

福岡市西区の地名
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下山門(しもやまと)は、福岡県福岡市西区にある地名。一丁目から四丁目までが設置されている[1][2]。面積は約66.10ヘクタール[3]。2022年10月末現在の人口は7,261人[4]郵便番号は819-0052[5]

下山門
下山門駅の駅前交通広場(左:車両基地)
下山門駅の駅前交通広場(左:車両基地)
地図
下山門の地図
下山門の位置(福岡市内)
下山門
下山門
下山門の地図
下山門の位置(福岡県内)
下山門
下山門
下山門 (福岡県)
下山門の位置(日本内)
下山門
下山門
下山門 (日本)
北緯33度34分43.3秒 東経130度18分16.5秒 / 北緯33.578694度 東経130.304583度 / 33.578694; 130.304583
日本
都道府県 福岡県
市町村 福岡市
西区
面積
 • 合計 66.10 ha
人口
(2022年10月末現在)
 • 合計 7,261人
等時帯 UTC+9 (JST)
郵便番号
819-0052
市外局番 092
ナンバープレート 福岡

地理

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福岡市の都心部とされる中央区天神等の西側約8キロメートル、福岡市西区のやや東部、福岡平野の西部、十郎川の両岸、名柄川の左岸に位置する。北は生の松原及び小戸と、東で小戸、内浜及び大町団地と、南で石丸と、西で城の原団地、上山門及び下山門団地と隣接する。土地利用は、北西部に大規模施設である地下鉄の車両基地があるほかは、主に住宅地となっている。

河川

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町域に流れる河川は次の通り。すべて二級河川である[6]

  • 名柄川
  • 十郎川

都市計画

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都市計画に関しては、「福岡市都市計画マスタープラン」[7]において定められた方針については次のとおりである。交通ネットワークとして都市の骨格となる下山門通りの沿道や幹線道路である愛宕通りの沿道は、商業、業務、サービス施設や中高層住宅などが連続した「都市軸」や「沿道軸」に位置付けられている。十郎川や名柄川の河川沿いは、散策・憩いの場となるとともに、緑と広がりのある景観が連続したゆとりと潤いのある水辺空間として「河川緑地軸」に位置付けられている。下山門四丁目の住宅地については、戸建住宅などの低層住宅を主とする「低層住宅ゾーン」に位置付けられ、老朽化した住宅などの課題への対応や狭隘道路の改善などがまちづくりの視点とされている。また、課題としては、幅員4メートル未満の狭隘道路が多い地区があり、築30年以上の木造建築物も多いため、災害時の安全性などの面で課題となっている。下山門一丁目から三丁目までは、戸建住宅などの低層住宅が大部分を占めるが、一部中高層住宅などが立地する「低中層住宅ゾーン」に位置付けられ、低層住宅と中層住宅の調和、狭隘道路の改善などがまちづくりの視点とされている。用途地域は次のとおりである[8]。下山門一丁目から三丁目までについては、下山門通りの西側道路境界線と小戸356号線とに挟まれた範囲、同道路の東側道路境界線と内浜342号線、下山門647号線及び下山門630号線とに挟まれた範囲、愛宕通りの北側道路境界線から概ね50メートルの範囲が第二種住居地域に、れ以外の範囲は第一種中高層住居専用地域に指定されている。下山門四丁目については、地下鉄の車両基地の範囲が準工業地域に、下山門601号線、下山門704号線等より北側の範囲が第一種住居地域に、これらより南側の範囲が第一種中高層住居専用地域に指定されている。

語源

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南北朝時代から戦国時代に見える筑前国早良郡の荘園名「山門荘」に因む。「山戸」とも書く。1441年嘉吉元年)6月に宗貞盛は当荘上下代官職及び荘内150町を宗左衛門尉に宛がっており、「山門荘」が上下の地区に分割されていたことがわかる[1]

歴史

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町域の変遷

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現在の地名は、1986年昭和61年)における住居表示の実施に伴う地名変更によって定められたものであり、その実施前後の地名は次表のとおりである[1]

住居表示実施後 実施年月日 住居表示実施前(各大字の一部)
下山門一丁目から下山門四丁目まで 1986年(昭和61年) 大字下山門及び姪浜町の各一部

また、1987年昭和62年)に大字下山門の一部が編入された。

人口

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下山門一丁目から四丁目までを合わせた人口の推移を福岡市の住民基本台帳(公称町別)[4]に基づき示す(単位:人)。集計時点は各年9月末現在である。

交通

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道路

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主な幹線道路は次の通り。

都市高速道路

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都市高速道路としては、町内に福岡高速道路福岡高速環状線が通っており、町外ではあるが、最寄りの出入り口は次のとおりである。

県道

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市道

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福岡市が管理する市道の主要なものは次のとおりである。

鉄道

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鉄道については、九州旅客鉄道(JR九州)が運営する鉄道筑肥線が町内の北側に通っており、次の駅がある。

バス

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バスについては、西日本鉄道株式会社が運営する通称「西鉄バス」が運行しており、最寄りの停留所は次の通り[9]

  • 下山門通り沿い:車輛基地東、下山門中学校、
  • 愛宕通り沿い:下山門中学校東
  • 姪の浜野方線沿い:下山門、下山門小学校前、ながらの団地入口

主な施設

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公共・公益施設

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  • 福岡市農業協同組合下山門支店[注釈 3]
  • 下山門2号公園(しもやまとにごうこうえん)[注釈 4]

下山門5号公園(しもやまとごごうこうえん)[注釈 5]

教育施設

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幼稚園

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幼稚園については次の通り。

  • 学校法人麻生学園下山門幼稚園[注釈 7]

小・中学校

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小・中学校については次の通り[12][13][14]

脚注

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注釈

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  1. ^ 上部に福岡高速道路。
  2. ^ 下山門駅に隣接して福岡市地下鉄姪浜車両基地(西区下山門四丁目1番1号)がある。
  3. ^ 店舗内容:農業者によって組織された協同組合である福岡市農業協同組合の支店、所在地:下山門四丁目14番30号北緯33度34分35.7秒 東経130度18分34.0秒 / 北緯33.576583度 東経130.309444度 / 33.576583; 130.309444、金融機関コード:8633、福岡市農業協同組合の法人番号:4290005002653[10]
  4. ^ 所在地:下山門一丁目24番北緯33度34分46.0秒 東経130度19分6.1秒 / 北緯33.579444度 東経130.318361度 / 33.579444; 130.318361、公園種別:街区公園、面積:1,008m2、開園年度:1981[11]
  5. ^ 所在地:下山門四丁目8番北緯33度34分48.8秒 東経130度18分32.8秒 / 北緯33.580222度 東経130.309111度 / 33.580222; 130.309111、公園種別:幼児公園、面積:203m2、開園年度:2007[11]
  6. ^ 所在地:下山門一丁目17番、公園種別:都市緑地、面積:1,373m2、開園年度:2002[11]
  7. ^ 所在地:下山門四丁目16番5号、法人番号:6290005001942[10]、外部リンク:学校法人麻生学園下山門幼稚園. “学校法人麻生学園下山門幼稚園”. 2022年11月19日閲覧。

出典

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  1. ^ a b c 「角川日本地名大辞典」編集委員会 竹内理三『角川日本地名大辞典』 40 福岡県(初版)、角川書店、1988年3月8日、685, 1406, 1505頁。ISBN 4-04-001400-6 
  2. ^ 福岡市. “福岡市区の設置等に関する条例”. 2022年11月7日閲覧。→別表第1
  3. ^ 福岡市統計調査課. “平成27年(2015年)国勢調査の結果”. 福岡市. 2022年11月13日閲覧。
  4. ^ a b 福岡市統計調査課. “登録人口(公称町別)- 住民基本台帳(日本人)男女別人口及び世帯数”. 福岡市. 2022年11月12日閲覧。
  5. ^ 日本郵便株式会社. “郵便局”. 2022年11月14日閲覧。→「郵便番号を調べる」→キーワード検索等
  6. ^ 福岡市河川計画課. “福岡市の河川概要”. 福岡市. 2022年11月19日閲覧。より「河川図」参照
  7. ^ 福岡市都市計画課. “福岡市都市計画マスタープラン”. 福岡市. 2022年11月14日閲覧。都市計画法第18条の2に基づき市町村が定める都市計画に関する基本的な方針
  8. ^ 福岡市. “福岡市WEBまっぷ”. 福岡市. 2022年11月12日閲覧。→「都市計画情報」
  9. ^ 西日本鉄道株式会社. “西鉄バス 路線図”. 2022年10月22日閲覧。→西区・早良区版→路線マップ(PDF)
  10. ^ a b 国税庁長官官房企画課法人番号管理室. “国税庁法人番号公表サイト”. 2022年11月19日閲覧。→検索
  11. ^ a b c 公園等検索”. 公益財団法人福岡市緑のまりづくり協会. 2022年8月21日閲覧。
  12. ^ 福岡市教育委員会. “福岡市通学区域”. 福岡市. 2022年10月31日閲覧。
  13. ^ 福岡市. “福岡市立小学校設置条例”. 2022年11月9日閲覧。
  14. ^ 福岡市. “福岡市立中学校設置条例”. 2022年11月9日閲覧。

外部リンク

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