三沢陽一
日本の小説家・推理作家。長野県岡谷市生まれ[1]。宮城県仙台市在住(2013年現在)[1]。
(みさわ よういち、1980年9月29日 -)は、誕生 |
1980年9月29日(44歳) 日本・長野県岡谷市 |
---|---|
職業 | 小説家、推理作家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
教育 | 修士 |
最終学歴 | 東北大学大学院法学研究科修士課程修了 |
活動期間 | 2013年 - |
ジャンル | 推理小説 |
主な受賞歴 | アガサ・クリスティー賞(2013年) |
デビュー作 | 『致死量未満の殺人』(2013年) |
経歴・人物
編集長野県諏訪清陵高等学校、東北大学法学部・同大学院法学研究科修士課程修了[1]。大学1年のときに先輩とミステリ研を創設し、会誌に掲載するために小説を書き始める[2][3]。大学時代は1日に3〜4冊、年に500〜600冊本を読んでいた[3]。大学研究助手などの仕事をしながら、月に1〜2回新人賞に応募[3]。最終選考に残ったことが6回ある[4]。
2013年『致死量未満の殺人』(応募時のタイトルは『コンダクターを撃て』)で第3回アガサ・クリスティー賞を受賞しデビュー。選考委員の有栖川有栖は「毒殺トリックという地味なテーマに食い下がり、よく書き抜いている」と評した[5]。
探偵小説専門雑誌「幻影城」を愛読しており、好きな作家は連城三紀彦、泡坂妻夫、山田風太郎[2][3]。2015年に刊行された『華を殺す』は連城三紀彦に捧げた作品である。「新古典派」を標榜している[3]。
作品リスト
編集単著
編集- 致死量未満の殺人(2013年10月 早川書房 / 2015年9月 ハヤカワ文庫JA)
- アガサ・クリスティー賞殺人事件(2014年9月 早川書房)
- 収録作品:柔らかな密室 / 炎の誘惑 / 蛇と雪 / 首なし地蔵と首なし死体 / アガサ・クリスティー賞殺人事件
- 不機嫌なスピッツの公式(2015年7月 富士見L文庫)
- 華を殺す(2015年7月 KADOKAWA)
- 収録作品:花盗み / 形見水仙 / 椿の舟 / 華を殺す
- グッバイ・マイ・スイート・フレンド(2018年3月 光文社文庫)
単著未収録短編
編集- 欠け落ち(早川書房『ミステリマガジン』2013年12月号)
- 切断された手首の問題(早川書房『ミステリマガジン』2014年12月号)