三室戸駅
京都府宇治市にある京阪電気鉄道の駅
三室戸駅(みむろどえき)は、京都府宇治市菟道(とどう)田中にある、京阪電気鉄道宇治線の駅。駅番号はKH76。
三室戸駅 | |
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駅舎(2017年11月) | |
みむろど Mimurodo | |
◄KH75 黄檗 (1.8 km) (0.4 km) 宇治 KH77► | |
所在地 | 京都府宇治市菟道田中15番地 |
駅番号 | KH 76 |
所属事業者 | 京阪電気鉄道 |
所属路線 | ■宇治線 |
キロ程 | 7.2 km(中書島起点) |
電報略号 | 三室(駅名略称方式) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
(全日) 1,888人/日(降車客含まず) -2019年- |
乗車人員 -統計年次- |
(特定日) 2,263人/日(降車客含まず) -2019年- |
開業年月日 | 1917年(大正6年)2月1日 |
備考 | 無人駅(他駅サポートシステム導入駅) |
歴史
編集現在は島式ホーム1面だが1917年(大正6年)の開業当時は相対式ホームの駅だった[1]。翌1918年(大正7年)に営業休止、1922年(大正11年)までに営業再開するが1943年(昭和18年)に一旦廃止、戦後の1947年(昭和22年)に再開業している。1965年(昭和40年)頃撮影の写真では第4種踏切道を挟んで踏切手前に千鳥配置のホームだった[2]、現在の駅舎は1969年(昭和44年)に建設され竣工に合せて相対ホームだった駅は島式ホーム1面の現在の形となった[3]。
1965年(昭和40年)に宇治高等学校が開校、宇治高校が立命館宇治高等学校となり、2002年(平成14年)に同校が移転するまで通学する学生に利用された。閉校式に併せて10000系電車によるラッピングトレインも運行された。1999年(平成11年)6月の休日には、三室戸寺があじさいの名所であることから、宇治快速が停車した。
年表
編集- 1917年(大正6年)2月1日:宇治線の黄檗 - 宇治間に新設開業[4]。
- 1918年(大正7年)6月5日:営業休止[4](1921年までに営業再開)。
- 1943年(昭和18年)
- 1947年(昭和22年)4月1日:再び開業[6]。
- 1949年(昭和24年)12月1日:会社分離により京阪電気鉄道の駅となる。
- 1969年(昭和44年):現駅舎が完成、島ホーム1面の駅となる[3]。
- 1981年(昭和56年):プラットホームに視覚障害者用誘導ブロックを新設[7]。
- 1994年(平成6年)10月:自動改札機を設置[8]。
- 2000年(平成12年)6月26日:待合室冷房化。
- 2009年(平成21年)1月:オストメイト対応の多目的トイレ設置[9]。
- 2012年(平成24年)8月14日:豪雨で駅構内が浸水[10]。
- 2016年(平成28年)10月31日:駅構内に「旅客案内ディスプレー」を設置、運用開始[11]。
駅構造
編集島式1面2線のホームを持つ地上駅である。駅舎や出入り口はすべて上下線の間にあり、改札口はホーム宇治寄りに1ヵ所ある。ホームの中程に待合室があり、中書島寄りにトイレがある。早朝深夜を除き駅員が駐在している。
出入り口からは上り線、下り線のみにかかっている踏切で公道とつながっており、上下線のどちらか一方に列車が入る場合でも他方は通行可能になっている。
宇治駅までの所要時分は1分。当駅を出ると、すぐに宇治駅の駅舎とホームが見える。
のりば
編集番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 | ■宇治線 | 上り | 中書島方面[12] |
2 | 下り | 宇治方面[12] |
- ホーム有効長は5両。
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踏切で挟まれた駅舎(2017年11月)
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ホーム(2017年11月)
利用状況
編集- 2009年11月10日の乗降人員は4,514人であった[13]。
- なお、近年の11月第2火曜日の乗車人員は以下の通りである[14]。
- 2003年 - 2,378人
- 2004年 - 2,481人
- 2005年 - 2,460人
- 2006年 - 2,400人
- 2007年 - 2,375人
- 2008年 - 2,361人
- 2009年 - 2,282人
- 2010年 - 2,386人
- 2011年 - 2,279人
- 2012年 - 2,219人
- 2013年 - 2,312人
- 2014年 - 2,367人
- 2015年 - 2,370人
- 2016年 - 2,279人
- 2017年 - 2,241人
- 2018年 - 2,211人
- 2019年 - 2,263人
駅周辺
編集隣の駅
編集脚注
編集- ^ 開業100周年記念ミュージアムトレインの車内展示写真より
- ^ 出典・高橋修著『京阪電鉄、叡山電鉄、京福電鉄(嵐電) 1世紀の写真記録』アルファベータブックス
- ^ a b 出典・京都新聞2013年7月30日朝刊23面連載記事「降りたまちは」三室戸駅を特集。
- ^ a b 出典・京阪開業100年記念誌『京阪百年のあゆみ』資料編186頁
- ^ 出典・京阪開業100年記念誌『京阪百年のあゆみ』資料編202頁
- ^ 出典・京阪開業100年記念誌『京阪百年のあゆみ』資料編206頁
- ^ 出典・駅置き広報誌「くらしの中の京阪」1981年8月号
- ^ 出典・駅置き広報誌「くらしの中の京阪」1994年11月号
- ^ 出典・駅置きの沿線情報誌『K PRESS』2009年2月号の16面「くらしのなかの京阪」
- ^ ・ 出典 『京阪グループ 開業110周年記念誌』京阪ホールディングス株式会社2020年11月1日発行 67-68頁「未来への教訓 京阪電車における重大事故・自然災害の振り返り」の掲載写真より
- ^ 出典・駅置きの沿線情報誌『K PRESS』2016年10月号の16頁「くらしのなかの京阪」
- ^ a b “三室戸駅|駅構内図”. 京阪電気鉄道. 2022年9月19日閲覧。
- ^ 『京阪百年のあゆみ[資料編]』
- ^ 宇治市統計書、年間乗車人員を日数で除している。
- ^ 中村デザイン事務所. “宇治市イラストMAP-2”. 宇治市観光イラストMAP. 社団法人 宇治市観光協会. 2013年1月7日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 三室戸駅 - 京阪電気鉄道
- おけいはん.ねっと|駅情報局:三室戸駅