ワールドゲームズ2022ソフトボール競技
ワールドゲームズ2022ソフトボール競技(英: The World Games 2022 softball competition)は、2022年7月にアメリカ合衆国アラバマ州バーミングハムで開催されたワールドゲームズ2022(TWG2022)におけるソフトボール競技。本大会は世界野球ソフトボール連盟(WBSC)により女子ソフトボールの世界タイトルとして公認されている。
概要 | |
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開催国 | アメリカ合衆国 |
日程 | 2022年7月9日 - 7月13日 |
チーム数 | 8チーム (4連盟) |
結果 | |
優勝 | アメリカ (12[注 1]回目) |
準優勝 | 日本 |
3位 | チャイニーズタイペイ |
4位 | オーストラリア |
統計 | |
試合数 | 20試合 |
概要
編集当初は2021年7月に開催予定であったが、COVID-19パンデミックの影響で東京オリンピックが1年延期されたことを受け、ワールドゲームズは2022年7月に延期された[7]。これに伴い大会名も「ワールドゲームズ2021」から「ワールドゲームズ2022」に変更された。
ワールドゲームズ2022には、東京オリンピックの出場6ヵ国にプエルトリコとチャイニーズタイペイを加えた当時のWBSCランキング上位8ヵ国が出場。当初は中国が出場予定であったが、COVID-19パンデミックによる渡航規制で辞退したため、プエルトリコが代わって出場した。
世界野球ソフトボール連盟(WBSC)は、本大会について「優勝チームは女子ソフトボールの世界タイトルも獲得する」という内容の記事を発表している。WBSCの公式記録によると、第16回世界選手権が2018年、第17回ワールドカップ[注 2]が2023/24年[注 3]となっている一方で、2022年のワールドゲームズの出場国についてもワールドカップ大会の実績(出場回数・優勝回数など)にカウントされている[8]。
ソフトボール競技は、ワールドゲームズ2022における全34競技中、最高のチケット販売枚数および観客動員数を記録した[9]。
出場国
編集- 各チームの出場選手については「Softball at the 2022 World Games – Squads」を参照
大陸連盟 | チーム | 出場回数[注 1] | 備考 |
---|---|---|---|
アジア | チャイニーズタイペイ | 16大会連続16回目 | WBSCランキング6位 |
日本 | 12大会連続15回目 | WBSCランキング2位 | |
オセアニア | オーストラリア | 17大会連続17回目 | WBSCランキング8位 |
南北アメリカ | アメリカ | 17大会連続17回目 | WBSCランキング1位 |
カナダ | 16大会連続16回目 | WBSCランキング3位 | |
プエルトリコ | 5大会連続11回目 | WBSCランキング5位 | |
メキシコ | 3大会連続 7回目 | WBSCランキング4位 | |
ヨーロッパ | イタリア | 5大会連続13回目 | WBSCランキング7位 |
- 日本代表メンバー[10]
ポジション | 名前 | 年齢 | 所属 | 備考 |
---|---|---|---|---|
日本代表選手 | ||||
投手 | 三輪さくら | 223歳 | トヨタレッドテリアーズ | |
16藤田倭 | 31歳 | ビックカメラ高崎ビークイーン | ||
18勝股美咲 | 22歳 | ビックカメラ高崎ビークイーン | ||
27後藤希友 | 21歳 | トヨタレッドテリアーズ | ||
捕手 | 24切石結女 | 22歳 | トヨタレッドテリアーズ | |
25我妻悠香 | 27歳 | ビックカメラ高崎ビークイーン | ||
内野手 | 工藤環奈 | 323歳 | ビックカメラ高崎ビークイーン | |
市口侑果 | 430歳 | ビックカメラ高崎ビークイーン | ||
坂本結愛 | 726歳 | 日立サンディーバ | ||
10川畑瞳 | 26歳 | デンソーブライトペガサス | ||
14内藤実穂 | 28歳 | ビックカメラ高崎ビークイーン | ||
外野手 | 石川恭子 | 626歳 | トヨタレッドテリアーズ | |
原田のどか | 830歳 | 太陽誘電ソルフィーユ | ||
中川彩音 | 923歳 | 豊田自動織機シャイニングベガ | ||
23藤本麗 | 23歳 | ビックカメラ高崎ビークイーン | ||
スタッフ | ||||
監督 | 宇津木麗華 | 59歳 | ビックカメラ高崎ビークイーン | |
コーチ | ルーシー・カサレス | 62歳 | 豊田自動織機シャイニングベガ |
最終順位
編集順位 | チーム | 大陸連盟 | 試 | 勝 | 敗 |
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アメリカ | 南北アメリカ | 5 | 5 | 0 | |
日本 | アジア | 5 | 4 | 1 | |
チャイニーズタイペイ | アジア | 5 | 3 | 2 | |
4位 | オーストラリア | オセアニア | 5 | 2 | 3 |
5位 | プエルトリコ | 南北アメリカ | 5 | 3 | 2 |
6位 | カナダ | 南北アメリカ | 5 | 2 | 3 |
7位 | イタリア | ヨーロッパ | 5 | 1 | 4 |
8位 | メキシコ | 南北アメリカ | 5 | 0 | 5 |
脚注
編集注釈
編集- ^ a b 世界選手権/ワールドカップとして。
- ^ 大会名が「世界選手権」から「ワールドカップ」に変更された。
- ^ 2大会方式(Two-Stage format)により、2023年にグループステージ、2024年に決勝大会を実施。
出典
編集- ^ “ワールドゲームズ バーミングハム2022のソフトボールの日程発表”. WBSC (2021年9月13日). 2023年3月5日閲覧。
- ^ “アラバマ州バーミングハム開催のワールドゲームズ2022のソフトボール大会日程発表”. WBSC (2022年2月24日). 2023年3月5日閲覧。
- ^ “プエルトリコが中国に代わりアラバマ州バーミングハムでのワールドゲームズソフトボール競技に出場”. WBSC (2022年3月24日). 2023年3月5日閲覧。
- ^ “ワールドゲームズ WBSC女子ソフトボール世界選手権のトロフィー公開”. WBSC (2022年7月7日). 2023年3月5日閲覧。
- ^ “ワールドゲームズレビュー 世界ランク上位8チームが金メダルとソフトボール世界タイトルを目指しまもなく激突”. WBSC (2022年7月8日). 2023年3月5日閲覧。
- ^ “ワールドゲームズソフトボール競技 アメリカが優勝&女子ソフトボール世界王者三連覇”. WBSC (2022年7月14日). 2023年3月5日閲覧。
- ^ “ワールドゲームズ in バーミングハム(アラバマ州)は2022年7月実施”. WBSC (2020年4月22日). 2023年3月5日閲覧。
- ^ 女子ソフトボールワールドカップ - エディション WBSC
- ^ “2022年ワールドゲームズでのソフトボールが大成功 複合競技大会に大きく貢献”. WBSC (2023年2月23日). 2023年3月5日閲覧。
- ^ 第11回ワールドゲームズ 日本ソフトボール協会
- ^ The World Games 2022 - 最終順位 WBSC