レ・ネグレッセ・ヴェルテ
レ・ネグレス・ヴェルト(仏: Les Négresses vertes)はフランスのロック・バンド。グループ名の意味は「蒼ざめた黒人女」。日本盤表記は「レ・ネグレス・ヴェルト」。
レ・ネグレス・ヴェルト Les Négresses vertes | |
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別名 | レ・ネグレス・ヴェルト (日本盤表記) |
出身地 | フランス、サン=トゥアン |
ジャンル |
オルタナティブ・ロック ミクスチャー・ロック ワールド・ミュージック |
活動期間 | 1987年~2001年 |
レーベル | オフ・ザ・トラック、デラベル |
共同作業者 |
ジェーン・バーキン ハレド マッシヴ・アタック ノーマン・クック |
旧メンバー |
Helno Jo Roz Stéfane Mellino Jean-Marie Paulus Gaby Matthias Canavese Michel Ochowiak Abraham Sirinix Iza Mellino José Verbal |
来歴
編集レ・ベルリエ・ノワールというパンク・バンドのコーラス歌手だったエルノ、漁のための網を作っていたムリーノ、サーカスで働いていたマシューを中心として1987年9月、パリ郊外のサン=トゥアンで結成された。メンバーの半数はこのサン=トゥアン出身、半数は南フランス出身だった。エルノと管楽器の二人以外は、結成以前に音楽経験がほとんどなかった。
結成時、ロマのメンバーはいなかったが、マシューはサーカス時代にテントで演奏されていたロマ音楽を耳で覚えた。他のメンバーはスペイン人、イタリア人、アルジェリア人、ポーランド人などの混血ばかりだったため、ロマ音楽、ミュゼット、ポルカやケイジャンなどのアイリッシュ・トラッド、ライなどから影響を受けている。演奏場所に恵まれず、本格的なコンサート・デビューは第一作「MLAH」発売後2か月が経ってからだった。[1]
1993年1月22日、リード歌手のエルノがパリ19区のアパートで死亡した。死因は薬物の過剰摂取だったと言われているが、質の悪い薬物摂取によるものという説もある。グループは新しい歌手を加入させることなく、残ったメンバーたちが歌うことで活動を続けた。[2]
ジェーン・バーキンの1996年のアルバム「追憶のランデヴー (Versions Jane)では、セルジュ・ゲンズブールの曲「ぬかるみ (La gadoue)」で演奏している。[3]
グループのメンバー
編集- ボーカル: エルノ (エルノ・ロタ・デ・ルーカ- 本名: ノエル・ロタ)
- ピアノ: ラミ・ロー (ロ・ローズ)
- ギター: ステファーネ・メリノ
- ベース・ギター: ジャン・マリ・ポルーズ
- ドラム: ガビ
- アコーデオン: マティス・カナヴェー
- トランペット: ミシェル・オショウィアック
- トロンボーン: アブラハム・ブラハム (アブラハム・シリニックス)
- バック・ボーカル: イザ・メリノ
ディスコグラフィー
編集スタジオ・アルバム
編集- 1988 : Mlah
- 1991 : Famille nombreuse
- 1995 : Zig-zague
- 1999 : Trabendo
その他のアルバム
編集- 1993 : Dix Remixes
- 1995 : An aperitif
- 1996 : Green Bus (live)
- 2001 : Acoustic Clubbing
- 2002 : Le grand déballage (best of)
- 2006 : À l'affiche (best of)