レッドブル・RB3 (Red Bull RB3) は、レッドブル・レーシング2007年のF1世界選手権に投入したフォーミュラ1カー。デザイナーは2006年度よりチームに加入したエイドリアン・ニューウェイ

レッドブル・RB3
2007年マレーシアGPでセパンを走行するRB3 ドライバーはマーク・ウェバー
2007年マレーシアGPセパンを走行するRB3
ドライバーはマーク・ウェバー
カテゴリー F1
コンストラクター レッドブル
デザイナー エイドリアン・ニューウェイ
(Chief Technical Officer)
マーク・スミス
(Technical Director)
ロブ・マーシャル
(Chief Designer)
アンドリュー・グリーン
(Head of R&D)
ピーター・プロドロモウ
(Head of Aerodynamics)
先代 レッドブル・RB2
後継 レッドブル・RB4
主要諸元
シャシー カーボンファイバー ハニカム コンポジット モノコック
サスペンション(前) ツインキール ダブルウィッシュボーン, プッシュロッド トーションバー・スプリング.
サスペンション(後) ダブルウィッシュボーン, プッシュロッド トーションバー・スプリング.
エンジン ルノー RS27 2400cc V8, NA, ミッドエンジン, 縦置き
トランスミッション 7速 ハイドロリック・パワーシフト
燃料 エルフ
タイヤ ブリヂストン
主要成績
チーム レッドブル・レーシング
ドライバー 14. イギリスの旗 デビッド・クルサード
15. オーストラリアの旗 マーク・ウェバー
コンストラクターズタイトル 0
ドライバーズタイトル 0
初戦 2007年オーストラリアグランプリ
出走優勝ポールFラップ
17000
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開発

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2007年アメリカGPにてガレージ内に停車するRB3。タイヤが外された状態になっている。

2006年にマクラーレンより移籍したエイドリアン・ニューウェイによってデザインされたRB3はRB2と概観を大きく異にしており、随所にマクラーレン・MP4-20を髣髴とさせるものであった。しかし、信頼性の低かったMP4-20と同様、RB3もシェイクダウン時から信頼性に悩まされ続け、特にギアボックスの信頼性問題は深刻だった。

スペック

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シャーシ

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エンジン

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  • エンジン名 ルノー RS27
  • 気筒数・角度 V型8気筒・90度
  • 排気量 2,398cc
  • エンジン重量 95kg
  • 燃料 エルフ

記録

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シーズンが開幕した後も信頼性の問題は一向に回復せず、予選ではTOP10の常連となるなど、速さを見せるものの、前半の9戦の完走率は50%と深刻な状態であった。ところが第10戦ヨーロッパGPマーク・ウェバーが3位表彰台、チームメイトのデビッド・クルサードも5位入賞を果たすと信頼性の問題も一定の改善が見られるようになった。

日本GPではウェバーが2位走行中に後続車に追突されリタイアするなどの不運などもあり、結局24ポイント獲得、コンストラクターズチャンピオンシップ5位に留まるも、来期に期待を持たせた。

No. ドライバー 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 ポイント ランキング
AUS
 
MAL
 
BHR
 
ESP
 
MON
 
CAN
 
USA
 
FRA
 
GBR
 
EUR
 
HUN
 
TUR
 
ITA
 
BEL
 
JPN
 
CHN
 
BRA
 
2007 14  デビッド・クルサード Ret Ret Ret 5 14 Ret Ret 13 11 5 11 10 Ret Ret 4 8 9 24 5位
15  マーク・ウェバー 13 10 Ret Ret Ret 9 7 12 Ret 3 9 Ret 9 7 Ret 10 Ret
  • ドライバーズランキング
    • デビッド・クルサード 10位
    • マーク・ウェバー 12位