ルイス・アルベルト・ロペス
ルイス・アルベルト・ロペス・バルガス(Luis Alberto Lopez、1993年8月21日 - )はメキシコのプロボクサー。バハ・カリフォルニア州メヒカリ出身。元IBF世界フェザー級王者。
基本情報 | |
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本名 | ルイス・アルベルト・ロペス・バルガス |
通称 | El Venado |
階級 | フェザー級 |
身長 | 163cm |
リーチ | 169cm |
国籍 | メキシコ |
誕生日 | 1993年8月21日(31歳) |
出身地 | バハ・カリフォルニア州メヒカリ |
スタイル | オーソドックス |
プロボクシング戦績 | |
総試合数 | 33 |
勝ち | 30 |
KO勝ち | 17 |
敗け | 3 |
来歴
編集少年時代はサッカーをやりながら喧嘩に明け暮れていた。母親に背中を押されボクシングジムに通い始め、8カ月だけアマチュアボクシングで戦い、6勝4敗の戦績。22歳でプロデビュー。
2019年2月28日、ワシントン州ヤキマ郡トッペニッシュのレジェンズ・カジノでレイ・ヒメネスとWBOインターナショナルフェザー級王座決定戦を行い、偶然のバッティングにより8回終了時3-0(80-72、78-74、77-75)の負傷判定勝ちを収め王座獲得に成功した[1]。
2019年5月10日、カリフォルニア州コロナのオメガ・プロダクツ・インターナショナルでルーベン・ヴィラと対戦し、10回0-3(93-97、92-98、94-96)の判定負けを喫してWBOインターナショナル王座の初防衛に失敗した[2]。
2021年9月10日、アリゾナ州ピマ郡ツーソンのカジノ・デル・ソルでガブリエル・フローレス・ジュニアと対戦し、10回3-0(100-90、100-90、98-92)の判定勝ちを収めた[3]。
2021年12月3日、ロンドンのヨーク・ホールでIBF世界フェザー級8位のアイザック・ロウとIBF世界フェザー級挑戦者決定戦を行い、7回KO勝ちを収めキコ・マルチネスへの挑戦権を獲得した[4]。
2021年12月23日、ボブ・アラムのトップランクと契約した[5]。
2022年12月10日、リーズのファースト・ダイレクト・アリーナでIBF世界フェザー級王者のジョシュ・ワーリントンと対戦し、12回2-0(115-113、115-113、114-114)の判定勝ちを収め王座を獲得した[6][7]。
2023年5月27日、ベルファストのSSEアリーナで元WBA世界フェザー級暫定王者でIBF世界フェザー級5位のマイケル・コンランと対戦し、5回1分14秒TKO勝ちを収めIBF王座の初防衛に成功した[8][9]。
2023年9月15日、テキサス州コーパスクリスティのアメリカン・バンク・センターでIBF世界フェザー級11位のジョエト・ゴンサレスと対戦し、12回3-0(118-110、117-111、116-112)の判定勝ちを収めIBF王座の2度目の防衛に成功した[10][11]。
2024年3月2日、ニューヨーク州ヴェローナのターニング・ストーン・リゾート・アンド・カジノ内ターニング・ストーン・イベント・センターでIBF世界フェザー級1位の阿部麗也と対戦し、8回39秒TKO勝ちを収めIBF王座の3度目の防衛に成功した[12][13]。
2024年8月10日、ニューメキシコ州アルバカーキのティングリー・コロシアムで元WBO世界スーパーバンタム級王者でIBF世界フェザー級11位のアンジェロ・レオと対戦し、10回1分16秒KO負けを喫しIBF王座の4度目の防衛に失敗、王座から陥落した[14][15]。試合後に病院でMRI検査を受けたところ、軽度の脳出血が見つかり、医師から6ヵ月後に再検査を受けるよう告げられた[16][17]。
戦績
編集- アマチュアボクシング:10戦 6勝 4敗
- プロボクシング:33戦 30勝 (17KO) 3敗
戦 | 日付 | 勝敗 | 時間 | 内容 | 対戦相手 | 国籍 | 備考 |
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1 | 2015年11月6日 | ☆ | 4R | 判定2-1 | フランシスコ・ハビエル・グランデ・パチェコ | メキシコ | プロデビュー戦 |
2 | 2016年1月29日 | ☆ | 4R | 判定3-0 | エリック・トーレス・エスコベド | メキシコ | |
3 | 2016年3月18日 | ☆ | 4R | 判定3-0 | エリク・アドリアン・レイバ・ラモス | メキシコ | |
4 | 2016年4月29日 | ☆ | 4R | 判定3-0 | ホバンニ・サルダナ | メキシコ | |
5 | 2016年9月10日 | ☆ | 4R 0:48 | TKO | エクトール・カンスダレス | メキシコ | |
6 | 2016年10月22日 | ☆ | 5R 1:59 | KO | ファン・アントニオ・リベラ | メキシコ | |
7 | 2016年11月19日 | ☆ | 1R 2:02 | TKO | ホセ・ペク | メキシコ | |
8 | 2017年1月1日 | ☆ | 8R | 判定3-0 | セウス・バレンスエラ | メキシコ | |
9 | 2017年3月3日 | ☆ | 6R | TKO | アルフレド・メヒア・バルガス | メキシコ | |
10 | 2017年8月5日 | ☆ | 3R 1:24 | KO | マルセリーノ・エルナンデス | メキシコ | |
11 | 2017年10月28日 | ☆ | 10R | 判定3-0 | クリスティアン・ビエルマ | メキシコ | メキシコパシフィックコーストスーパーフェザー級王座決定戦 |
12 | 2018年1月13日 | ☆ | 8R | 判定 | アンドレス・タピア | メキシコ | |
13 | 2018年3月24日 | ★ | 10R | 判定1-2 | アブラアム・モントーヤ | メキシコ | メキシコパシフィックコースト陥落 |
14 | 2018年8月31日 | ☆ | 3R 1:02 | TKO | マルコ・アントニオ・ガルシア・トレド | メキシコ | |
15 | 2018年9月29日 | ☆ | 2R 2:37 | TKO | ルイス・クエト・エルナンデス | メキシコ | |
16 | 2018年11月9日 | ☆ | 6R | 判定3-0 | グレゴリオ・トーレス | メキシコ | |
17 | 2018年12月15日 | ☆ | 5R 2:23 | TKO | ヤイル・パティーノ | メキシコ | |
18 | 2019年2月28日 | ☆ | 8R | 判定3-0 | レイ・ヒメネス | アメリカ合衆国 | WBOインターナショナルフェザー級王座決定戦 |
19 | 2019年5月10日 | ★ | 10R | 判定0-3 | ルーベン・ヴィラ | アメリカ合衆国 | WBOインターナショナル陥落 |
20 | 2019年8月30日 | ☆ | 1R 2:30 | TKO | イスラエル・ロハス | メキシコ | |
21 | 2019年9月21日 | ☆ | 1R 1:19 | TKO | マルコ・アントニオ・モンテロス | メキシコ | |
22 | 2019年12月14日 | ☆ | 5R 1:28 | TKO | クリスチャン・バエス | ベネズエラ | |
23 | 2020年7月7日 | ☆ | 10R | 判定2-1 | アンディ・バンス | アメリカ合衆国 | |
24 | 2021年3月18日 | ☆ | 1R 0:58 | KO | マウロ・ロレト | メキシコ | |
25 | 2021年9月10日 | ☆ | 10R | 判定3-0 | ガブリエル・フローレス・ジュニア | アメリカ合衆国 | |
26 | 2021年12月3日 | ☆ | 7R 2:38 | KO | アイザック・ロウ | イギリス | |
27 | 2022年4月9日 | ☆ | 4R 1:08 | KO | ラウル・チリノ | アメリカ合衆国 | |
28 | 2022年8月20日 | ☆ | 2R 1:00 | KO | ジェイソン・バルガス | コロンビア | |
29 | 2022年12月10日 | ☆ | 12R | 判定2-0 | ジョシュ・ワーリントン | イギリス | IBF世界フェザー級タイトルマッチ |
30 | 2023年5月27日 | ☆ | 5R 1:14 | TKO | マイケル・コンラン | アイルランド | IBF防衛1 |
31 | 2023年9月15日 | ☆ | 12R | 判定3-0 | ジョエ・ゴンザレス | アメリカ合衆国 | IBF防衛2 |
32 | 2024年3月2日 | ☆ | 8R 0:39 | TKO | 阿部麗也(KG大和) | 日本 | IBF防衛3 |
33 | 2024年8月10日 | ★ | 10R 1:16 | KO | アンジェロ・レオ | アメリカ合衆国 | IBF陥落 |
テンプレート |
獲得タイトル
編集脚注
編集- ^ “Luis Alberto Lopez Stuns Ray Ximenez By Technical Decision” (英語). Boxing Scene.com (2019年3月4日). 2019年3月5日閲覧。
- ^ “ShoBox: The New Generation 5/10 Results: Ruben Villa Dominates Main Event” (英語). Fightful (2019年5月11日). 2019年5月12日閲覧。
- ^ “UPSET ALERT: Luis Lopez Vargas Shocks Gabriel Flores Jr” (英語). 3kingsboxing.com (2021年9月10日). 2021年9月11日閲覧。
- ^ “Luis Alberto Lopez Takes Out Isaac Lowe in Seventh of IBF Eliminator” (英語). Boxing Scene.com (2021年12月4日). 2021年12月5日閲覧。
- ^ “Luis Alberto Lopez Inks With Top Rank, Eager For Kiko Martinez Shot” (英語). Boxing Scene.com (2021年12月24日). 2021年12月25日閲覧。
- ^ “伏兵ロペスがIBFフェザー級新王者 ウォーリントンは地元でまさかの王座陥落”. Boxing News(ボクシングニュース) (2022年12月11日). 2022年12月11日閲覧。
- ^ “Luis Alberto Lopez Overcomes Josh Warrington's Late Rally, Captures IBF Title” (英語). Boxing Scene.com (2022年12月11日). 2022年12月12日閲覧。
- ^ “Luis Alberto Lopez Blasts Out Michael Conlan With Brutal One-Punch KO in Fifth” (英語). Boxing Scene.com (2023年5月27日). 2023年5月28日閲覧。
- ^ “ロペス一撃でコンランの夢断つ IBFフェザー級V2”. Boxing News(ボクシングニュース) (2023年5月28日). 2023年5月28日閲覧。
- ^ “Luis Alberto Lopez Fends Off Joet Gonzalez, Retains IBF Featherweight Title On Points” (英語). Boxing Scene.com (2023年9月16日). 2023年9月17日閲覧。
- ^ “IBFフェザー級王者ロペスV2 ゴンサレスに大差勝利も内容は拮抗”. Boxing News(ボクシングニュース) (2023年9月16日). 2023年9月20日閲覧。
- ^ “世界王座獲得ならずの阿部麗也「完敗です」 IBFフェザー級王者ロペスに8回TKO負け”. Boxing News(ボクシングニュース) (2024年3月3日). 2024年3月3日閲覧。
- ^ “Luis Alberto Lopez Stops Reiya Abe in Eight” (英語). Boxing Scene.com (2024年3月3日). 2024年3月4日閲覧。
- ^ “Angelo Leo stuns Luis Alberto Lopez in home-cooked KO of year contender” (英語). Boxing Scene.com (2024年8月11日). 2024年8月12日閲覧。
- ^ “ロペス、ワンパンチに沈む レオ殊勲の2階級制覇 IBFフェザー級戦”. Boxing News(ボクシングニュース) (2024年8月11日). 2024年8月14日閲覧。
- ^ “The unlikely success story of Luis Alberto Lopez” (英語). Boxing Scene.com (2024年8月18日). 2024年8月19日閲覧。
- ^ “痛烈KO負けの前王者ロペスが脳内出血 選手生命終焉の危機”. Boxing News(ボクシングニュース) (2024年8月21日). 2024年8月21日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- ルイス・アルベルト・ロペス (@Venadolopez1) - X(旧Twitter)
- ルイス・アルベルト・ロペス (@venado.lopezoficial) - Instagram
- ルイス・アルベルト・ロペスの戦績 - BoxRec
前王者 ジョシュ・ワーリントン |
IBF世界フェザー級王者 2022年12月10日 - 2024年8月10日 |
次王者 アンジェロ・レオ |