リーガ・インドネシア: Liga Indonesia)は、インドネシアプロサッカーリーグ全体を指す名称である。1994年発足。

リーガ・インドネシア
加盟国 インドネシアの旗 インドネシア
大陸連盟 AFC
創立 1994
ディビジョン インドネシア・スーパーリーグ
リーガ2
リーガ・ヌサンタラ
リーグレベル 第1–3部
国内大会 ピアラ・インドネシア
最新優勝クラブ プルシブ・バンドン (2014)
最多優勝クラブ プルシプラ・ジャヤプラ (4回)
テレビ局 RCTI
グローバルTV
MNCTV
コンパスTV
K-vision
BeritaSatu Sports
RTM (マレーシア)
公式サイト www.ligaindonesia.co.id

概要

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発足以来何度か変更が加えられ、2012年現在の1部リーグは「インドネシア・プレミアリーグ」と称する12チーム構成の全国リーグである。2部は「リーガ・インドネシア・プレミアディビジョン」と称し、東西各リーグ28チームで構成される。以下、「ファースト」、「セカンド」、「サード」という地域リーグの集合体で構成される。

1部優勝チームには、AFCチャンピオンズリーグ出場権が与えられる。また、コパ・インドネシア優勝チームには、AFCチャンピオンズリーグ予備戦出場権が与えられる。

外国人選手の出場登録は、各国のトップリーグに所属している選手でなければならない。ただし、Jリーグなどの一部の国のリーグの2部リーグのチームからの移籍が認められている。近年は日本人選手も多く在籍しており、待遇は、日本人選手の場合、J2の上位レベルであるとされる。これは、Jリーグ合同トライアウトの関係者の発言から明らかになっている。また、インドネシア人選手の待遇については不明。

2011年になって分裂騒動が勃発。従来の「インドネシアスーパーリーガ」と、新リーグ「リーガ・プレミア・インドネシア」に分裂することが報じられた。分裂の背景にはインドネシアサッカー界の選手、審判の八百長、暴力行為、公的資金に頼りきったクラブ運営、練習環境、長期的な視野での育成など、問題が山積みであり、新リーグの試みを支持する声も多い。しかし、協会会長はLPIは違法なのだから、選手は自由に出て行ってよいとしている。また、代表監督のリーデルもこのリーグの選手は呼ばないと明言。これにより、リーガ・プレミア・インドネシアは、FIFAならびにインドネシアサッカー協会未公認のリーグになる。

これにより、FIFAならびにAFCが罰則を行う可能性が報じられ、アレマFCのACL出場権も剥奪する可能性が出てきた。2011年8月26日、インドネシアサッカー協会は新たにインドネシア国内最上位のサッカーリーグとしてインドネシア・プレミアリーグを創設した。

リーグ構成の変遷

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1914年から1930年まで、インドネシアには「オランダ領東インドサッカー連盟 (Nederlandsch Indische Voetbal Bond, 略称:NIVB) というアマチュアリーグがあり、オランダ領東インド市対抗選手権英語版 (DEI選手権) が開催されていた。

1979年以前、インドネシアにはペルセリカタン英語版というアマチュアの国内サッカーリーグのシステムがあった。これは幾つかのレベルのリーグから構成されていた。これは1931年にDEI選手権の名称を改名してできたリーグで、インドネシアサッカー協会 (PSSI) がリーグを運営する初めてのリーグだった。

リーグレベル

リーグ名

1部

ペルセリカタン

1979-80シーズンに、ガラタマ英語版 (プレミアリーグ) と呼ばれるセミプロリーグが創設された。1983年と1990年に2部制であったのを除いて1部制のリーグだった。従って、1979年以降、アマチュアリーグの「ペルセリカタン」と、セミプロリーグの「ガラタマ」が共存する状態が続いた。

リーグレベル

リーグ名

1部

ペルセリカタン ガラタマ

2部

ペルセリカタン1部
(1978年発足)
ガラタマ1部
(1980、1983、1990年のみ)

3部

ペルセリカタン2部
(1987年発足)

1994年、インドネシアサッカー協会は「リーガ・インドネシア」という新しい国内リーグ編成へと変更した。ガラタマとペルセリカタンの1部リーグに所属していた全てのクラブはリーガ・インドネシア・プレミアディヴィジョン英語版へと編入され、新システムでトップリーグを戦うことになった。さらに、当時ガラタマには2部に相当するリーグがなかったため、リーガ・インドネシアの2部リーグにはペルセリカタンの全てのクラブにより占められることとなった。

リーグレベル

リーグ名

1部

プレミアディヴィジョン

2部

ファーストディヴィジョン

3部

セカンドディヴィジョン

4部

サードディヴィジョン
(2005年発足)

2008年、インドネシアサッカー協会は新たなリーグレベルとしてインドネシア・スーパーリーグ (ISL) を創設し、スーパーリーグを1部リーグとした、従って、以前の1部リーグであったプレミアディヴィジョンは2部リーグへと降格することとなった。この新リーグは完全プロ制のサッカーリーグとなった。

このリーグと並行して、ISLに参加する21歳以下のチームが戦うリーグとしてインドネシア・スーパーリーグU-21英語版が創設された。

リーグレベル

リーグ名

1部

インドネシア・スーパーリーグ

2部

プレミアディヴィジョン

3部

ファーストディヴィジョン

4部

セカンドディヴィジョン

5部

サードディヴィジョン

2011年、インドネシアサッカー協会はインドネシア・スーパーリーグに代わる国内最上位のサッカーリーグとしてインドネシア・プレミアリーグ (IPL) を創設した。

リーグレベル

リーグ名

1部

インドネシア・プレミアリーグ

2部

プレミアディヴィジョン

3部

ファーストディヴィジョン

4部

セカンドディヴィジョン

5部

サードディヴィジョン

2013年3月17日の臨時総会後、インドネシアサッカー協会はインドネシア・プレミアリーグインドネシア・スーパーリーグを2014年に合併してインドネシア・スーパーリーグを創設するとした。

リーグレベル

リーグ名

1部

インドネシア・スーパーリーグ インドネシア・プレミアリーグ

2部

ファーストディヴィジョン (LPIS) プレミアディヴィジョン (LI)

3部

ファーストディヴィジョン

4部

セカンドディヴィジョン

5部

サードディヴィジョン

2014年、インドネシアサッカー協会はスーパーリーグ、プレミアディヴィジョン、ファーストディヴィジョンとリーガ・ヌサンタラと呼ばれるアマチュアリーグ/州リーグの4部制のリーグとなった。

リーグレベル

リーグ名

1部

インドネシア・スーパーリーグ

2部

プレミアディヴィジョン

3部

ファーストディヴィジョン

4部

リーガ・ヌサンタラ

Started in 2015 league planned just divided into three level leagues competition include Super League, Premier Division and Liga Nusantara, after first division mergered with liga nusantara.

リーグレベル

リーグ名

1部

インドネシア・スーパーリーグ

2部

プレミアディヴィジョン

3部

リーガ・ヌサンタラ

In 20 January 2017, PSSI announced to replace three previous league (Super League, Premier Division and Liga Nusantara) with three new leagues, namely the Liga 1, Liga 2 and Liga 3.[1]

リーグレベル

リーグ名

1部

リーガ1

2部

リーガ2

3部

リーガ3

リーグ構成の計画案

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This is the concept of competition that was decided in the PSSI Ordinary Congress on 17 June 2013. This concept will be at the start in the 2014 season. Two amateur competitions are second division and third division will be merged become new amateur league Liga Nusantara and the league is divided into 33 provinces. Champions and some best clubs from each province to qualify for the national championship as well as the play-offs for promotion to the premier division. Since 2015 first division will be merged with Liga Nusantara.

2014シーズン

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リーグレベル

リーグ名

1

インドネシア・スーパーリーグ
22クラブ

2

プレミアディヴィジョン
63クラブ

3

ファーストディヴィジョン

3

リーガ・ヌサンタラ
(セカンドディヴィジョンサードディヴィジョンを合併)

2016シーズン

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リーグレベル

リーグ名

1

インドネシア・サッカーチャンピオンシップA
18クラブ

2

インドネシア・サッカーチャンピオンシップB
54クラブ

3

リーガ・ヌサンタラ
(33の州リーグを分割)
(各州の上位3チームが予選ラウンド進出)
(ベスト32に進出したクラブはピアラ・ヌサンタラ出場権獲得)

2017シーズン

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リーグレベル

リーグ名

1

リーガ1
18クラブ

2

リーガ2
60クラブ (2017シーズン)
(3つのゾーンに分割)

3

リーガ3
(34の州リーグを分割)

1部リーグ歴代優勝クラブ

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  • 1994-95 ペルシブ・バンドン
  • 1995-96 バンドン・ラヤ
  • 1996-97 ペルセバヤ・スラバヤ
  • 1997-98 中止
  • 1998-99 PSISスマラン
  • 1999-00 PSMマッカサル
  • 2001 ペルシヤ・ジャカルタ
  • 2002 ペトロキミア・プトラ
  • 2003 ペルシク・ケディリ
  • 2004 ペルセバヤ・スラバヤ
  • 2005 ペルシプラ・ジャヤプラ
  • 2006 ペルシク・ケディリ
  • 2007 スリウィジャヤFC
  • 2008-09 ペルシプラ・ジャヤプラ
  • 2009-10 アレマ・マラン
  • 2010-11 ペルシプラ・ジャヤプラ
  • 2011-12 セメン・パダン

1部リーグ歴代得点王

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シーズン 選手 所属 得点
1994-95   Peri Sandria バンドン・ラヤ 34
1995-96   Dejan Gluscevic バンドン・ラヤ 30
1996-97   Jacksen F. Tiago ペルセバヤ・スラバヤ 26
1997-98
中止
1998-99   Alain Mabenda PSDS Deli Serdang 11
1999-2000   Bambang Pamungkas ペルシヤ・ジャカルタ 24
2001   Baco Sadissou Barito Putra 22
2002   Ilham Jayakesuma Persita Tangerang 26
2003   Oscar Aravena PSMマッカサル 31
2004   Ilham Jayakesuma Persita Tangerang 22
2005   クリスティアン・ゲラルド・アルヴァロ・ゴンザレス ペルシク・ケディリ 25
2006   クリスティアン・ゲラルド・アルヴァロ・ゴンザレス ペルシク・ケディリ 29
2007   クリスティアン・ゲラルド・アルヴァロ・ゴンザレス ペルシク・ケディリ 32
2008-09   Boaz Solossa
  クリスティアン・ゲラルド・アルヴァロ・ゴンザレス
ペルシプラ・ジャヤプラ
ペルシク・ケディリ/ペルシブ・バンドン
28
2009-10   Francisco Aldo Barreto Miranda ボンタンFC 19
2010-11   Boaz Solossa ペルシプラ・ジャヤプラ 22
2011-12   Ferdinand Sinaga セメン・パダン 15

脚注

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  1. ^ PSSI Ubah ISL Jadi Liga 1”. Bola.net (20 January 2017). 20 January 2017閲覧。

外部リンク

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