リアリティー (映画)
『リアリティー』(Reality)は、マッテオ・ガローネ監督による2012年のイタリア・フランスのドラマ映画である。リアリティ番組に出演し、徐々に夢と現実の区別がつかなくなる男が描かれる[1]。第65回カンヌ国際映画祭で上映され[2][3]、グランプリを獲得した[4]。
リアリティー | |
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Reality | |
監督 | マッテオ・ガローネ |
脚本 |
マッテオ・ガローネ マッシモ・ガウディオソ ウーゴ・キーティ マルリツィオ・ブラウッチ |
原案 |
マッテオ・ガローネ マッシモ・ガウディオソ |
製作 |
ドメニコ・プロカッチ マッテオ・ガローネ |
出演者 |
アニエッロ・アレーナ ロレダーナ・シミオーリ ナンド・パオーネ クラウディア・ジェリーニ |
音楽 | アレクサンドル・デスプラ |
撮影 | マルコ・オノラート |
編集 | マルコ・スポレンティーニ |
公開 |
2012年5月18日(CIFF) 2012年10月21日(TIFF) |
上映時間 | 115分 |
製作国 |
イタリア フランス |
言語 | イタリア語 |
日本では2012年に第25回東京国際映画祭のWORLD CINEMA部門、2013年5月にイタリア映画祭で上映された後、一般上映はされずに2013年8月よりDVDレンタルが始まった[5]。
キャスト
編集- アニエッロ・アレーナ
- ロレダーナ・シミオーリ
- ナンド・パオーネ
- クラウディア・ジェリーニ
製作
編集ファンダンゴと監督の会社であるアルキメーデによって製作された。ライ・シネマとフランスのLe Pacteが共同製作し、またGarance Capitalからの資金援助を受けた[1]。撮影は2011年5月5日より11週間かけて行われた。撮影場所はナポリである[6]。製作時のタイトルは『Big House』だった[7]。
公開と受賞
編集第65回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門で上映された。ガローネ監督の映画が同映画祭で上映されるのは2002年の『剥製師』(監督週間)、2008年の『ゴモラ』(コンペティション部門)に続いて3度目である[1]。同映画祭でガローネはグランプリを受賞した。
参考文献
編集- ^ a b c De Marco, Camillo (2012年4月20日). “Garrone bewitched by reality”. cineuropa.org. Cineuropa. 2012年5月10日閲覧。
- ^ “2012 Official Selection”. Cannes. 2012年4月25日閲覧。
- ^ “Cannes Film Festival 2012 line-up announced”. timeout. 2012年4月25日閲覧。
- ^ “Awards 2012”. Cannes. 2012年5月27日閲覧。
- ^ “8/21より、第24回TIFF出品『サブマリン』・第25回TIFF出品『リアリティー』(共にWORLD CINEMA部門出品作品)のDVDレンタルスタート!”. 東京国際映画祭 (2013年8月21日). 2013年9月24日閲覧。
- ^ Scarpa, Vittoria (2011年5月5日). “Garrone starts shooting Big House”. cineuropa.org. Cineuropa. 2012年5月10日閲覧。
- ^ ANSA (2012年4月19日). “Garrone bids for more Cannes success”. Life in Italy. 2012年5月10日閲覧。