ランボルギーニ・レヴエルト
レヴエルト(Revuelto)は、イタリアの自動車メーカー、ランボルギーニが製造しているフラッグシップスーパーカーである。アヴェンタドールシリーズの次世代モデルとして、2023年に発表された。開発コードは「LB744」。
ランボルギーニ・レヴエルト | |
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Lamborghini Revuelto | |
概要 | |
製造国 | イタリア |
販売期間 | 2023年- |
ボディ | |
乗車定員 | 2人 |
ボディタイプ |
2ドアクーペ 2ドアオープン |
駆動方式 | 4WD |
パワートレイン | |
エンジン | ランボルギーニ L545 自然吸気 6,498cc V型12気筒DOHC 48バルブ |
モーター | 3基の電気モーター 3.8kWh |
最高出力 |
エンジン+モーター: 746kW(1,029PS/1,015hp) エンジン: 607kW(825PS/814hp)/9,250rpm モーター: 110kW(149PS/147hp) |
最大トルク | 725N·m (73.9kgf·m)/6,750rpm |
変速機 | 8速DCT |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,779mm |
全長 | 4,947mm |
全幅 | 2,266mm |
全高 | 1,160mm |
車両重量 | 1,772kg(乾燥重量) |
その他 | |
0−100加速 | 約2.5秒 |
最高速度 | 350km/h以上 |
系譜 | |
先代 | アヴェンタドール ウルティメ |
概要
編集ランボルギーニは4月4日、『FROM NOW ON(今からすぐに)』という名目で新型ハイブリッドスーパーカー『レヴエルト』(Revuelto)を、米国で開催したニューヨークモーターショー2023のプライベートイベントで米国初公開した[1]。
メカニズム
編集空力設計と最先端のシャーシ設計を特長とし、カーボンファイバーのフロント構造を備え、新しいデザイン言語を採用し、エアロスペースの要素を融合させている。モノコックは、従来の製造プロセスよりも遥かに持続可能な技術である鍛造複合材料の中央モノコックを備えた革新的なシャーシを実現し、環境の持続可能性に対するブランドイメージを向上させた。インテリアは、「Feel Like a Pilot」というコンセプトを採用し、ドライバーとマシンをシームレスにつなぐデザインを目指した[2]。
新開発のL545 6.5L V型12気筒エンジンをリアミッドシップに搭載し、3基の電気モーターと組み合わせたPHEVパワートレインとなっているが、ランボルギーニは「HPEV(ハイパフォーマンスEV)」と呼称している。モーターのひとつは新開発の8速ダブルクラッチ・トランスミッションと一体設計されており、エンジンの後方に横向きに搭載される。トランスミッショントンネルには、蓄電容量3.8kWhのリチウムイオンバッテリーをレイアウトした。これによりアヴェンタドールまで採用していたカウンタック以来のエンジン出力をセンタートンネルに置かれたトランスミッションを介して後輪に伝達する伝統である方式はPHEV化によって他のスポーツカーと同じレイアウトになった。
エンジン単体重量は218kgで、アヴェンタドールよりも約17kg軽い。スペックは最高出力825PS/9,250rpm、最大トルク73.9kgm/6,750rpmを発生する。エンジンと3基の電気モーターを組み合わせたPHEVシステム全体では1,015hpのパワーを引き出し、0-100km/h加速約2.5秒、最高速350km/h以上のパフォーマンスを発揮する[3]。
脚注
編集主な出典
編集- ^ “ランボルギーニの1,015馬力電動スーパーカー『レヴエルト』、米国上陸…ニューヨークモーターショー2023”. レスポンス(Response.jp). 2023年5月4日閲覧。
- ^ newsferrari. “上海モーターショーでランボルギーニの最新ハイブリッドスーパーカー「レヴエルト」がアジア初披露”. www.ferrarilamborghininews.com. 2023年5月4日閲覧。
- ^ “ランボルギーニの1015馬力電動スーパーカー『レヴエルト』、米国上陸…ニューヨークモーターショー2023”. レスポンス(Response.jp). 2023年5月4日閲覧。
外部リンク
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ランボルギーニ S.p.A. ロードカータイムライン 1963- | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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タイプ | 1960年代 | 1970年代 | 1980年代 | 1990年代 | 2000年代 | 2010年代 | 2020年代 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 0 | 1 | 2 | 3 | ||
MR(含ミッドシップ4駆) | V12 | ミウラ | カウンタック | ディアブロ | ムルシエラゴ | アヴェンタドール | レヴエルト | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
イオタ | レヴェントン | ヴェネーノ | チェンテナリオ | エッセンツァ | シアン | カウンタック | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
V8/V10 | シルエット | ジャルパ | ガヤルド | ウラカン | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2+2 | ウラッコ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
FR | GT | 350GT | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2+2 | 400GT | イスレロ | ハラマ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
エスパーダ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
クロスカントリー4WD SUV |
LM002 | ウルス | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
オーナー 親会社 |
フェルッチオ・ランボルギーニ | ロセッティ、 レイマー |
イタリア政府管理下 | ミムラン | クライスラー | メガテック | Vパワー | アウディ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
試作レーシングカー: ランボルギーニ・イオタ(1969)、ランボルギーニ・ハラマRS(1973)、ランボルギーニ・ウラッコ・ラリー(1973) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
コンセプトカー: ランボルギーニ・エストーケ(2008)、ランボルギーニ・エゴイスタ(2013)、ランボルギーニ・アステリオン(2014)、ランボルギーニ・テルツォ ミッレニオ(2017) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
人物: フェルッチオ・ランボルギーニ、ジャンパオロ・ダラーラ、マルチェロ・ガンディーニ、パオロ・スタンツァーニ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
公式WEBサイト: Automobili Lamborghini Holding Spa |