ランボルギーニ・シルエット
ランボルギーニ・シルエット(Lamborghini Silhouette )は、イタリアのランボルギーニが製造・販売していたスポーツカーである。正式名称はシルエットP300。
ランボルギーニ・シルエット P300 | |
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概要 | |
製造国 | イタリア |
販売期間 | 1976年 - 1979年 |
ボディ | |
乗車定員 | 2人 |
ボディタイプ | 2ドア タルガトップ |
駆動方式 | MR |
パワートレイン | |
エンジン | 水冷 V8 DOHC |
最高出力 | 260ps/7,800rpm |
最大トルク | 28.1kgm |
変速機 | 5MT |
前 |
前:独立 マクファーソンストラット コイル 後:独立 ストラット コイル |
後 |
前:独立 マクファーソンストラット コイル 後:独立 ストラット コイル |
車両寸法 | |
車両重量 | 1,240kg |
系譜 | |
後継 | ジャルパ |
概要
編集V8エンジンの「ウラッコ」をベースとする、当時最大のマーケットであったアメリカ市場における販売拡大を狙ったバージョンである[1]。1976年3月のジュネーブモーターショーにおいて披露された。
ロセッティが所有する経営管理体制において、新たにチーフ・エンジニアとなったフランコ・バラルディーニは、このニュー・モデルに新しいルックスを与えるためには50扁平タイヤ「ピレリP7」を採用するのが最善の策と考えた。ホイールのスタイリングについては、カロッツェリアの「ベルトーネ」による1974年のコンセプト・モデル「ブラボー」において示したものが採用された[2]。
エンジンについては「ウラッコ」と共用の3.0L水冷V8DOHCエンジンをMR横置きレイアウトで搭載しているが、出力が上げられ260馬力/7,800rpmとなっている。最高時速は260km/hで、0-100km/h加速は6.5秒。
ボディのスタイリングについては「ウラッコ」のボディに「ベルトーネ」によって手が加えられ、フロント・スポイラーとオーバーフェンダーを追加して「ウラッコ」とは違う印象を与えるスタイリングに成功した[3]。「ウラッコ」の+2座席は廃止され、ルーフはタルガトップとされた。
「ウラッコ」のアバンギャルドな配置であったメータ類は常識的なものに改められた。右ステアリング車両も存在する。
1979年まで生産が続けられ、総生産台数は53台[4]。次期改良モデル「ランボルギーニ・ジャルパ」に引き継がれた。
脚注
編集- ^ 「ランボルギーニ シルエット」『ランボルギーニのすべて』三栄書房〈モーターファン別冊 名車アーカイブ〉、2013年、68-69頁。
- ^ 「シルエットとカウンタックLP400S」『ランボルギーニ』ネコ・パブリッシング〈ワールド・カーガイド〉、1995年、110-114頁。
- ^ 小川フミオ (2018年10月22日). “1970年代のランボルギーニの独自性を象徴したシルエット”. 朝日新聞デジタル. 2018年10月25日閲覧。
- ^ Automobili Lamborghini S.p.A. (2017年). “Silhouette ランボルギーニ初めてのナンバープレート。”. 2018年11月1日閲覧。
関連項目
編集
ランボルギーニ S.p.A. ロードカータイムライン 1963- | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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タイプ | 1960年代 | 1970年代 | 1980年代 | 1990年代 | 2000年代 | 2010年代 | 2020年代 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 0 | 1 | 2 | 3 | ||
MR(含ミッドシップ4駆) | V12 | ミウラ | カウンタック | ディアブロ | ムルシエラゴ | アヴェンタドール | レヴエルト | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
イオタ | レヴェントン | ヴェネーノ | チェンテナリオ | エッセンツァ | シアン | カウンタック | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
V8/V10 | シルエット | ジャルパ | ガヤルド | ウラカン | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2+2 | ウラッコ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
FR | GT | 350GT | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2+2 | 400GT | イスレロ | ハラマ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
エスパーダ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
クロスカントリー4WD SUV |
LM002 | ウルス | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
オーナー 親会社 |
フェルッチオ・ランボルギーニ | ロセッティ、 レイマー |
イタリア政府管理下 | ミムラン | クライスラー | メガテック | Vパワー | アウディ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
試作レーシングカー: ランボルギーニ・イオタ(1969)、ランボルギーニ・ハラマRS(1973)、ランボルギーニ・ウラッコ・ラリー(1973) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
コンセプトカー: ランボルギーニ・エストーケ(2008)、ランボルギーニ・エゴイスタ(2013)、ランボルギーニ・アステリオン(2014)、ランボルギーニ・テルツォ ミッレニオ(2017) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
人物: フェルッチオ・ランボルギーニ、ジャンパオロ・ダラーラ、マルチェロ・ガンディーニ、パオロ・スタンツァーニ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
公式WEBサイト: Automobili Lamborghini Holding Spa |