ランス・スティーブンソン

アメリカのバスケットボール選手 (1990 - )

ランス・スティーブンソン・ジュニアLance Stephenson Jr. , 1990年9月5日 - )は、アメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨーク市出身のプロバスケットボール選手。ポジションはシューティングガード

ランス・スティーブンソン
Lance Stephenson
フリーエージェント
ポジション SG / SF
基本情報
愛称 Born Ready
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生年月日 (1990-09-05) 1990年9月5日(34歳)
出身地 ニューヨーク州の旗 ニューヨーク州ニューヨーク市
ブルックリン区
身長 196cm (6 ft 5 in)
体重 95kg (209 lb)
ウィングスパン 210cm  (6 ft 11 in)[1]
シューズ AND1英語版[2]
キャリア情報
高校 エイブラハム・リンカーン高等学校英語版
大学 シンシナティ大学
NBAドラフト 2010年 / 2巡目 / 全体44位[1]
プロ選手期間 2010年–現在
経歴
2010-2014インディアナ・ペイサーズ
2014-2015シャーロット・ホーネッツ
2015-2016ロサンゼルス・クリッパーズ
2016メンフィス・グリズリーズ
2016ニューオーリンズ・ペリカンズ
2017ミネソタ・ティンバーウルブズ
2017インディアナ・ペイサーズ
2018-2019ロサンゼルス・レイカーズ
2019-2020遼寧衡業フライングレパーズ
2021グランドラピッズ・ゴールド
2021アトランタ・ホークス
2022インディアナ・ペイサーズ
10日間契約での在籍
受賞歴
Stats ウィキデータを編集 Basketball-Reference.com
Stats ウィキデータを編集 NBA.com 選手情報 NBA.Rakuten

経歴

編集

インディアナ・ペイサーズ

編集

シンシナティ大学で2年プレーした後、NBAドラフト2010年に2巡目全体40位指名でインディアナ・ペイサーズに指名された[3]。3シーズン目の2012-13シーズンに、故障がちだったダニー・グレンジャーに代わりスターターとして定着し、2013-14シーズンは成績を伸ばしペイサーズのイースタンカンファレンス最多勝利に貢献した。しかし、プレーオフのカンファレンスファイナルでは、持ち前の闘争心が空回りし、チームの団結力を乱す要因にもなってしまい、ペイサーズは3年連続でマイアミ・ヒートに行く手を阻まれた。その年、FAになりペイサーズから5年4400万ドルの契約を提示されたが、契約期間に柔軟性がないことが特にネックになりこれを拒否。

シャーロット・ホーネッツ

編集

2014年7月18日、シャーロット・ホーネッツとの3年2700万ドルでの契約 (3年目の契約は、チーム側が優先権を保有) を発表した[4][5]

ロサンゼルス・クリッパーズ

編集

新天地に馴染めず、2015年6月16日にスペンサー・ホーズマット・バーンズとのトレードでロサンゼルス・クリッパーズに放出された[6]

メンフィス・グリズリーズ

編集

2016年2月18日にジェフ・グリーンとのトレードで、将来の1巡目指名権とともにメンフィス・グリズリーズに放出された[7]

ニューオーリンズ・ペリカンズ

編集

その後、2016年9月14日に1年122万ドル[注 1]ニューオーリンズ・ペリカンズと契約し、開幕ロースターに残ったが、股関節を負傷し、11月6日に解雇された[8]

ミネソタ・ティンバーウルブズ

編集

2017年に入り、スティーブンソンはクリーブランド・キャバリアーズのワークアウトにも参加したが、2月7日、ミネソタ・ティンバーウルブズザック・ラヴィーンが右膝を負傷しシーズン残り全試合の欠場が決定したのを受け、スティーブンソンと10日間契約を結んだ[9]。しかし、14日のクリーブランド・キャバリアーズ戦で左足首を負傷するなどコンディションが整わず、2度目の契約は見送られたが[10]、怪我から回復した3月8日にウルブズと2度目の10日間契約を結んだ[11]。3月18日、ウルブズはスティーブンソンとの今シーズン中の契約を結ばないことを決定した[12]

ペイサーズ復帰

編集

2017年3月29日、古巣インディアナ・ペイサーズと3年1200万ドルの契約を結び、ペイサーズに電撃復帰を果たした[13]

2018-19シーズンロサンゼルス・レイカーズと契約を結んだ[14]。ペイサーズ時代に騒動を起こした相手のレブロン・ジェームズとチームメイトとなったことが話題となったが、37勝45敗に終わり、同シーズン終了後に放出された。

遼寧衡業フライングレパーズ

編集

2019-20シーズン以降はCBA遼寧衡業フライングレパーズと契約を結んだ[15]

グランドラピッズ・ゴールド

編集

2021-22シーズン途中のGリーグドラフトにてグランドラピッズ・ゴールドから指名され入団。

アトランタ・ホークス

編集

2021年12月22日にアトランタ・ホークス10日間契約を結び、NBA復帰を果たした[16]

2度目のペイサーズ復帰

編集

ホークスから2度目の10日間契約を提示されず、2022年1月1日に古巣のペイサーズと10日間契約を結んだ[17]。1月11日にハードシップ特例で2度目の10日間契約でペイサーズと再契約した後[18]、ペイサーズがNBAのヘルス&セーフティ・プロトコルに記載されている選手がいなくなったため、1月14日に通常の10日間契約を締結した[19]。2月4日、ペイサーズとシーズン終了までの契約を結んだ[20]

個人成績

編集
略称説明
  GP 出場試合数   GS  先発出場試合数  MPG  平均出場時間
 FG%  フィールドゴール成功率  3P%  スリーポイント成功率  FT%  フリースロー成功率
 RPG  平均リバウンド  APG  平均アシスト  SPG  平均スティール
 BPG  平均ブロック   TO  平均ターンオーバー  PPG  平均得点
 太字  キャリアハイ  *  リーグリーダー  †  優勝シーズン

レギュラーシーズン

編集
シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2010–11 IND 12 0 9.6 .333 .000 .786 1.5 1.8 .3 .0 3.1
2011–12 42 1 10.5 .376 .133 .471 1.3 1.1 .5 .1 2.5
2012–13 78 72 29.2 .460 .330 .652 3.9 2.9 .8 1.0 8.8
2013–14 59 59 35.8 .496 .335 .703 7.5 5.1 .7 .0 14.1
2014–15 CHA 61 25 25.8 .376 .171 .627 4.5 3.9 .6 .1 8.2
2015–16 LAC 43 10 15.8 .494 .404 .700 2.5 1.4 .6 .1 4.7
2015–16 MEM 26 3 26.6 .474 .355 .815 4.4 2.8 .7 .2 14.2
2016–17 NOP 6 0 27.0 .473 .100 .625 3.3 4.8 .3 .2 9.7
MIN 6 0 11.2 .476 .000 .500 1.7 .8 .0 .0 3.5
IND 6 0 22.0 .409 .625 .667 4.0 4.2 .5 .3 7.2
2017–18 82* 7 22.6 .427 .289 .661 5.2 2.9 .6 .2 9.2
2018–19 LAL 68 3 16.5 .426 .371 .685 3.2 2.1 .6 .1 7.2
2021–22 ATL 6 0 11.7 .385 .000 .500 2.5 1.8 .0 .0 1.8
通算 514 199 23.2 .444 .314 .685 4.2 2.9 .6 .1 8.5

プレーオフ

編集
シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2013 IND 4 0 3.0 .222 .500 .500 0.0 0.3 .0 .0 1.5
2014 19 19 35.4 .408 .281 .622 7.6 3.3 1.2 .1 9.4
2015 19 19 37.1 .455 .358 .714 6.9 4.2 .8 .2 13.6
2016 MEM 4 0 23.8 .523 .400 .800 1.5 1.8 .3 .0 13.0
2017 IND 4 0 26.8 .509 .389 .750 5.3 2.8 .5 .0 16.0
2018 7 0 21.3 .462 .308 .556 2.7 2.9 .3 .1 10.4
通算 57 38 30.5 .448 .330 .670 5.6 3.2 .8 .1 11.1

脚注

編集

注釈

編集
  1. ^ 保証されているのは10万ドルのみ

出典

編集
  1. ^ Lance-Stephenson”. draftexpress.com (2010年). 2017年10月25日閲覧。
  2. ^ Lance Stephenson's New And1 Shoes Feature His Own Face” (英語). Bleacher Report. 2022年3月20日閲覧。
  3. ^ Pacers sign Stephenson NBA.com
  4. ^ Hornets Sign Lance Stephenson”. NBA.com (July 18, 2014). July 19, 2014閲覧。
  5. ^ Broussard, Chris (July 16, 2014). “Hornets sign Lance Stephenson”. ESPN.com. ESPN Internet Ventures. July 19, 2014閲覧。
  6. ^ Clippers Acquire Lance Stephenson from Hornets”. NBA.com (June 15, 2015). June 16, 2015閲覧。
  7. ^ Grizzlies acquire future 1st Round Draft Pick & Lance Stephenson from Clippers”. NBA.com (February 18, 2016). February 18, 2016閲覧。
  8. ^ Pelicans to waive Lance Stephenson to make room for Archie Goodwin
  9. ^ Timberwolves to sign Lance Stephenson to a 10-day deal
  10. ^ Lance Stephenson's grade 2 ankle sprain complicates his future with the Timberwolves
  11. ^ TIMBERWOLVES SIGN GUARD LANCE STEPHENSON TO SECOND 10-DAY CONTRACT”. NBA.com (March 8, 2017). March 9, 2017閲覧。
  12. ^ Lance Stephenson: Not re-signed by Minnesota”. CBSSports.com (March 18, 2017). March 24, 2017閲覧。
  13. ^ Lance Stephenson agree to 3-year deal with Indiana
  14. ^ Lakers Sign Lance Stephenson”. NBA.com (July 10, 2018). July 10, 2018閲覧。
  15. ^ Flying Leopards tab Lance Stephenson”. Asia-Basket.com (August 1, 2019). August 1, 2019閲覧。
  16. ^ Hawks Sign Lance Stephenson and Malcolm Hill to 10-Day Contracts” (英語). Atlanta Hawks (2021年12月22日). 2021年12月23日閲覧。
  17. ^ Pacers Sign Justin Anderson and Lance Stephenson to 10-Day Contracts” (英語). Indiana Pacers (2022年1月1日). 2022年1月2日閲覧。
  18. ^ Pacers Sign Lance Stephenson to Second 10-Day Contract”. Indiana Pacers. January 11, 2022閲覧。
  19. ^ Pacers Sign Lance Stephenson to 10-Day Contract”. NBA.com (January 14, 2022). January 16, 2022閲覧。
  20. ^ Pacers Sign Lance Stephenson”. NBA.com (February 4, 2022). February 5, 2022閲覧。

外部リンク

編集