ラキース・スタンフィールド

ラキース・リー・“キース”・スタンフィールド(LaKeith Lee "Keith" Stanfield, 1991年8月12日 - )は、アメリカ俳優ラッパー。2013年の映画『ショート・ターム』への出演で知られる。

ラキース・スタンフィールド
LaKeith Stanfield
LaKeith Stanfield
2017年
本名 LaKeith Lee Stanfield
生年月日 (1991-08-12) 1991年8月12日(33歳)
出生地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国カリフォルニア州サンバーナーディーノ
職業 俳優ラッパー
活動期間 2008年 -
主な作品
映画
ショート・ターム
パージ:アナーキー
グローリー/明日への行進
ストレイト・アウタ・コンプトン
ゲット・アウト
Death Note/デスノート
ホワイト・ボイス
蜘蛛の巣を払う女
アンカット・ダイヤモンド
ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密
ユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償
ザ・ハーダー・ゼイ・フォール: 報復の荒野
テレビドラマ
アトランタ
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生い立ち

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カリフォルニア州サンバーナーディーノで生まれ、同州リバーサイドヴィクターヴィルで育つ[1]。スタンフィールドは「引き裂かれた機能不全家族でとても貧しく育った」と発言している[2]。14歳で高校の演劇部に入部し、俳優を志す[2]。その後通ったロサンゼルスの演劇スクールでマネージャーと出会い、CMのオーディションを受けるようになった[1]

キャリア

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スタンフィールドは2009年の短編映画「Short Term 12」で映画に初出演した。「Short Term 12」はデスティン・ダニエル・クレットンサンディエゴ州立大学の卒業制作として監督した作品で、2009年のサンダンス映画祭で上映され審査員賞を受賞した[2]。その後はいくつかの短編映画に出演したのち数年間俳優業を離れ、クレットンから再び声がかかるまで造園業やAT&T、合法大麻工場など様々な職を転々とした[3]。スタンフィールドはクレットン初の長編映画『ショート・ターム』およびその元となった2009年の短編映画の両作に出演した唯一の俳優である[4]

『ショート・ターム』は2013年のサウス・バイ・サウスウエスト映画祭で審査員大賞を受賞し、スタンフィールドはインディペンデント・スピリット賞助演男優賞にノミネートされた[3]。クレットンとスタンフィールドによって書かれた劇中のラップ曲「So You Know What It's Like」は高い評価を集め、ノミネートには至らなかったもののアカデミー賞歌曲賞の有力候補と目された[4]

2014年、スタンフィールドは映画『パージ:アナーキー』および『グローリー/明日への行進』に出演し、後者では公民権運動家ジミー・リー・ジャクソン英語版を演じた。2015年にはサンダンス映画祭で高い評価を集めた『DOPE/ドープ!!』、『ストレイト・アウタ・コンプトン』、オリバー・ストーンが監督した『スノーデン』、またラン・ザ・ジュエルズ「Close Your Eyes (And Count to Fuck)」のミュージックビデオなどに出演[5]。『ストレイト・アウタ・コンプトン』ではスヌープ・ドッグを演じた。

私生活

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詩人、ラッパーでもあり、Moorsというバンドのメンバーである[3]

出演作品

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映画

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公開年 邦題
原題
役名 備考 吹き替え
2013 ショート・ターム
Short Term 12
マーカス シカゴ国際映画祭ベスト・アンサンブルキャスト
ブラック・リール賞 ブレイクスルー演技賞 ノミネート
ブラック・リール賞 助演男優賞 ノミネート
インディペンデント・スピリット賞 助演男優賞 ノミネート
サテライト賞 歌曲賞 ノミネート
(吹き替え版なし)
2014 パージ:アナーキー
The Purge: Anarchy
グールフェイス
グローリー/明日への行進
Selma
ジミー・リー・ジャクソン ジョージア映画批評家協会賞 ベスト・アンサンブル賞 ノミネート
サンディエゴ映画批評家協会賞 ベスト・アンサンブル賞 ノミネート
ワシントンD.C.映画批評家協会賞 ベスト・アンサンブル賞 ノミネート
2015 DOPE/ドープ!!
Dope
バグ 根本明宏
ストレイト・アウタ・コンプトン
Straight Outta Compton
スヌープ・ドッグ ハンプトン国際映画祭 ベスト・ブレイクスルー・パフォーマー 不明
MILES AHEAD/マイルス・デイヴィス 空白の5年間
Miles Ahead
ジュニア 海老名翔太[6]
2016 スノーデン
Snowden
パトリック・ヘインズ 不明
2017 ゲット・アウト
Get Out
アンドリュー・ローガン・キング 全米映画俳優組合賞キャスト賞 ノミネート 丸山智行
天下無敵のジェシカ・ジェームズ
The Incredible Jessica James
デーモン Netflixで配信 内田夕夜
ウォー・マシーン: 戦争は話術だ!
War Machine
ビリー・コール伍長 Netflixで配信 不明
Death Note/デスノート
Death Note
L Netflixオリジナル映画[7] 三木眞一郎
2018 ホワイト・ボイス
Sorry to Bother You
カシアス・グリーン 日本劇場未公開
英国アカデミー賞 ライジング・スター賞 ノミネート
第24回クリティクス・チョイス・アワード コメディ男優賞 ノミネート
第28回ゴッサム・インディペンデント映画賞 男優賞 ノミネート
林勇
神の日曜日
Come Sunday
レジー Netflixで配信 後藤光祐
蜘蛛の巣を払う女
The Girl in the Spider's Web
エドウィン・ニーダム 赤坂柾之
2019 サムワン・グレート 〜輝く人に〜
Someone Great
ネイト・デイヴィス Netflixで配信 大泊貴揮
アンカット・ダイヤモンド
Uncut Gems
デマニー 赤坂柾之
ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密
Knives Out
エリオット警部補 山本兼平[8]
2020 フォトグラフ
The Photograph
マイケル・ブロック 日本劇場未公開 山野井仁
2021 ユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償
Judas and the Black Messiah
ウィリアム・オニール アカデミー助演男優賞ノミネート 武内駿輔
ザ・ハーダー・ゼイ・フォール: 報復の荒野
The Harder They Fall
クロッキー・ビル 綱島郷太郎
2023 ホーンテッドマンション
Haunted Mansion
ベン・マサイアス 八代拓[9]
2024 ブック・オブ・クラレンス 嘘つき救世主のキセキ
The Book of Clarence
クラレンス / トマス 日本劇場未公開 杉村憲司
TBA Play Dirty Grofield 撮影中

テレビ

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放映年 邦題
原題
役名 備考 吹き替え
2016-2018 アトランタ
Atlanta
ダリアス 計15話出演
MTV Movie Award for Best On-Screen Duo ノミネート
全米映画俳優組合賞アンサンブル賞 (コメディシリーズ) ノミネート
2019 ボージャック・ホースマン
BoJack Horseman
ガイ 計7話声の出演
2020 エリック・アンドレ・ショー
The Eric Andre Show
本人 計2話出演
2021 Yasuke -ヤスケ-
Yasuke
弥助 計6話声の出演
兼製作総指揮
Netflixで配信
副島淳
2023 チェンジリング 〜ニューヨークの寓話〜
The Changeling
アポロ 計8話出演
兼製作総指揮
小松史法

出典

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  1. ^ a b Brown, Emma (2013年8月22日). “Discovery: Keith Stanfield”. Interview. http://www.interviewmagazine.com/film/discovery-keith-stanfield 2015年7月18日閲覧。 
  2. ^ a b c Hart, Hugh (2014年2月28日). “Behind The Breakout Role: How Spirit Award Nominee Keith Stanfield Dug Deep For His "Short Term 12" Performance”. Co.Create (Fast Company). http://www.fastcocreate.com/3026953/behind-the-breakout-role-how-spirit-award-nominee-keith-stanfield-dug-deep-for-his-big-short 2015年7月18日閲覧。 
  3. ^ a b c Feinberg, Scott (2014年1月7日). “Will Keith Stanfield Score an Oscar Nom for His Heartbreaking 'Short Term 12' Rap Song? (Q&A)”. The Hollywood Reporter (Prometheus Global Media). http://www.hollywoodreporter.com/race/will-keith-stanfield-score-an-668662 2015年7月18日閲覧。 
  4. ^ a b Sneider, Jeff (2013年12月23日). “‘Short Term 12’ Star Keith Stanfield on His Breakthrough Role and Song: ‘There’s Been a Snowball Effect’”. TheWrap. http://www.thewrap.com/short-term-12-keith-stanfield-best-original-song-oscars/ 2015年7月18日閲覧。 
  5. ^ Camp, Zoe (2015年3月26日). “Run the Jewels and Zack De La Rocha's "Close Your Eyes (And Count to Fuck)" Video Is a Battle Between Cop and Unarmed Black Man”. Pitchfork (ピッチフォーク・メディア). https://pitchfork.com/news/58851-run-the-jewels-and-zack-de-la-rochas-close-your-eyes-and-count-to-fuck-video-is-a-battle-between-cop-and-unarmed-black-man/ 2015年7月18日閲覧。 
  6. ^ MILES AHEAD/マイルス・デイヴィス 空白の5年間”. ソニー・ピクチャーズ公式. 2021年4月11日閲覧。
  7. ^ “Netflixオリジナル映画「デスノート」撮影開始、主要キャスト明らかに”. 映画ナタリー. (2016年7月1日). https://natalie.mu/eiga/news/192866 2016年7月1日閲覧。 
  8. ^ ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密”. ふきカエル大作戦!! (2020年6月23日). 2021年4月11日閲覧。
  9. ^ ホーンテッドマンション(2023) -日本語吹き替え版”. 吹替キングダム (2024年2月14日). 2024年2月17日閲覧。

外部リンク

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