ユーバスカードとは、かつてユーバス(ニッセ号・ゆや号)で利用できたIC乗車カード静岡県磐田郡豊田町(現:磐田市)が、1997年10月1日のユーバスの運行開始時より導入していた乗車カードで、ICカード乗車券としては日本初のものである[1]。機器の老朽化を理由に2006年7月17日をもって利用終了し、代替となる紙式回数乗車券ユーバス回数券」に引き継がれた[2]

概要

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  • 非接触型ICカードであるが、Suicaナイスパスなどで採用されたFeliCa(タイプC)とは通信方式が異なるタイプAを採用していた[1]
  • 発行は豊田町役場、協賛は日本エム・アイ・シークラリオン東芝アドバンストシステムの3社であった。
  • 現在主流の非接触近接型ICカードとは異なり、定期入れ等に入れている場合は出さないと利用できなかった(薄いビニール袋程度なら利用可能)。
  • 運賃箱はICカードに対応しておらず、運賃精算用のICカードリーダライタとして、ユーバスの音声合成設定器としても使われるクラリオン製RCA-224-400の改造仕様のものが設置されていた。
  • ユーバスカードの利用終了後、ユーバスでは遠州鉄道発行のICカードナイスパス」や磁気カード「ETカード」が利用可能となった。

沿革

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  • 1997年10月1日 - ユーバス運行開始と同時に、ユーバスカードのサービスを開始。
  • 2006年
    • 7月17日 - 同日をもって、ユーバスカードの利用、ならびにユーバス「ニッセ号」車内でのユーバス回数券との交換を終了[2]
    • 7月27日 - 同日をもって、ユーバス「ゆや号」車内でのユーバス回数券との交換を終了[2]
    • 12月28日 - 同日をもって、磐田市役所豊田支所でのユーバス回数券との交換を終了、ユーバスカードは無効となる[2]

脚注

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関連項目

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外部リンク

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