ユ・アイン
韓国の俳優 (1986-)
ユ・アイン(유아인、1986年10月6日[1] - )は、韓国の俳優。本名はオム・ホンシク(엄홍식、厳弘植)[3]。本貫は寧越厳氏[4]。
ユ・アイン 유 아인 | |||||
---|---|---|---|---|---|
本名 | 엄홍식(オム・ホンシク)[1] | ||||
生年月日 | 1986年10月6日(38歳) | ||||
出生地 | 韓国 大邱広域市 | ||||
身長 | 179 cm[2] | ||||
血液型 | A型[1] | ||||
職業 | 俳優 | ||||
ジャンル | 映画、テレビドラマ | ||||
活動期間 | 2003年 - 現在 | ||||
主な作品 | |||||
映画 『ワンドゥギ』 『ベテラン』 『王の運命 -歴史を変えた八日間-』 『バーニング 劇場版』 『国家が破産する日』 テレビドラマ 『密会』 『六龍が飛ぶ』 『シカゴ・タイプライター』 | |||||
|
ユ・アイン | |
---|---|
各種表記 | |
ハングル: | 유 아인 |
漢字: | 劉 亞仁 |
発音: | ユ・アイン |
RR式: | Yu A-in |
MR式: | Yu Ain |
英語表記: | Yu Ain |
各種表記(本名) | |
ハングル: | 엄 홍식 |
漢字: | 嚴 弘植 |
発音: | オム・ホンシク |
RR式: | Eom Hong-sik |
MR式: | Om Hongsik |
略歴
編集韓国ドラマ『成長ドラマ Sharp』でAraの恋人アインを演じ一躍注目を浴びる。2006年『俺たちに明日はない』で映画デビュー。2008年末に公開の映画『アンティーク』ではチュ・ジフンやキム・ジェウクとともに主役に抜擢され、元ボクシング選手でパティシエ見習いという役柄を演じた。
2010年ドラマ『トキメキ☆成均館スキャンダル』のムン・ジェシン役は当初原作のイメージと合わないと多く不安視されたが、放送後は”コロ病”現象と呼ばれるほどの人気を博した[5]。
その後も映画・ドラマに立て続けに出演し、この時代を生きる多彩な青春の姿を代弁し共感と好評を得ながら、少年から演技派へと成長。
2014年ドラマ『密会』で天使のように純粋な天才ピアニストを演じた[6]翌年、2015年の映画『ベテラン』ではデビュー以来初めて強烈な悪役に挑戦。また、俳優業の他にも多数のファッション誌でモデルを務める[7]など、活動の幅は多彩である。2015年の映画『王の運命 -歴史を変えた八日間-』で青龍映画賞の主演男優賞を受賞[8]。
2023年2月、全身麻酔や鎮静に用いられるプロポフォールの不正使用で強制捜査を受けた[9]。同時に、大麻の陽性反応が検出された[10]。同年10月19日、麻薬類管理に関する法律違反や証拠隠滅教唆、詐欺、医療法違反などの罪で在宅起訴された[11][12]。
人物
編集高校中退後、2007年に検定考試に合格して檀国大学校に入学した[13]。その後は再び建国大学校に通っていた[14]。2017年に骨肉腫が検出されたため、兵役は免除となった[14]。
出演
編集映画
編集- 俺たちに明日はない(2006年) - チョン・チョンテ 役
- よいではないか(2007年) - シム・ヨンテ 役
- Antique〜西洋骨董洋菓子店(2008年) - ヤン・ギボム 役
- 空と海(2009年) - チング 役
- ワンドゥギ(2011年) - ト・ワンドゥク 役
- カンチョリ オカンがくれた明日(2013年) - カン・チョル 役
- ウリビョル1号とまだら牛(2014年) - まだら牛/コ・ギョンチョン 役 ※声の出演
- 優しい嘘(2014年) - チュ・サンバク 役
- ベテラン(2015年) - チョ・テオ 役
- 王の運命 -歴史を変えた八日間-(2015年) - 思悼世子 役 [15]
- ハッピーログイン(2016年) - ノ・ジヌ 役
- バーニング 劇場版(2018年)- ジョンス 役
- 国家が破産する日(2018年) - ユン・ジョンハク 役
- #生きている(2020年) - ジュヌ 役[16]
- 声もなく(2020年) - テイン 役[17]
- ハイファイブ(2022年)[18]
- ソウル・バイブス(2022年)[19]
ドラマ
編集- シャープ(2003年、KBS2) - ユ・アイン 役
- 4月のキス(2004年、KBS) - カン・ジェソプ 役
- シウン&スハ(2005年、KBS) - イ・ミンソク 役
- 必殺! 最強チル(2008年、KBS) - フクサン/キム・ヒョク 役
- 結婚できない男(2009年、KBS) - パク・ヒョンギュ 役
- トキメキ☆成均館スキャンダル(2010年、KBS) - ムン・ジェシン 役
- ファッション王(2012年、SBS) - カン・ヨンゴル 役
- チャン・オクチョン-張禧嬪-(2013年、SBS) - 粛宗 役
- 密会(2014年、JTBC) - イ・ソンジェ 役
- 恋愛の発見(2014年、KBS) - ヨルムの工房の客 役 ※第16話のみカメオ出演
- 六龍が飛ぶ(2015年、SBS) - イ・バンウォン 役
- 太陽の末裔(2016年、KBS) - オム・ホンシク 役 ※第13話のみカメオ出演
- シカゴ・タイプライター〜時を超えてきみを想う〜(2017年、tvN) - ハン・セジュ/ソ・フィヨン 役
- ソウル大作戦(2021年、Netflix) - ドンウク役
- 地獄が呼んでいる(2021年、Netflix) - チョン・ジンス 役
バラエティ
編集ミュージックビデオ
編集- T.O「足跡」(2004年)
- BoA「Only One」(2012年)
- Peggy Gould「Heung-Bu」(2016年)
- SE SO NEON「Jayu」
受賞歴
編集- 2007年 第3回平沢ピアソン映画祭新人賞 (『俺たちの明日』)
- 2007年 第8回釜山映画評論家協会 新人男優賞 (『俺たちの明日』)
- 2008年 第11回ディレクターズ・カットアワード 新人演技者賞 (『アンティーク 〜西洋骨董洋菓子店〜』)
- 2010年 第5回Aアワード(A-Award) スタイル部門賞
- 2010年 KBS演技大賞 ベストカップル賞 (『成均館☆スキャンダル』)
- 2011年 第5回Mnet 20's Choice ホット20s Voice賞
- 2011年 第4回スタイルアイコン・アワード(SIA) 本賞
- 2012年 第3回今年の映画賞(韓国映画記者協会主催) 発見賞 (『ワンドゥギ』)
- 2015年 第3回marie claireアジアスターアワード アジアスター賞
- 2015年 第15回大韓民国青少年映画祭 人気映画俳優部門賞
- 2015年 第36回青龍映画賞 主演男優賞 (映画『王の運命 -歴史を変えた八日間-』)
- 2015年 ファッショニスタ・アワード 映画ファッション部門賞 (『ベテラン』)
- 2015年 第10回Aアワード(A-Award) スタイル部門賞
- 2015年 第5回美しい芸術人賞 美しい演劇芸術人賞 (『ベテラン』『王の運命 -歴史を変えた八日間-』)
- 2015年 第4回CFDKアワード 今年のファッションアイコン賞
- 2015年 韓国映画俳優協会 韓国トップスタ賞 (『ベテラン』『王の運命 -歴史を変えた八日間-』)
- 2015年 SBS演技大賞 長編ドラマ部門男女最優秀演技賞 (『六龍が飛ぶ』)、ベストカップル賞 (『六龍が飛ぶ』)、10大スター賞
- 2016年 第7回今年の映画賞 主演男優賞 (『王の運命 -歴史を変えた八日間-』)
- 2016年 第11回MAX MOVIE 最高の映画賞 最高の男俳優賞 (『ベテラン』)
- 2016年 第8回スタイルアイコンアジア(SIA) スタイルアイコン賞
- 2016年 第10回アジア・フィルム・アワード ネクストジェネレーション賞
- 2016年 第21回春史映画賞 主演男優賞 (『王の運命 -歴史を変えた八日間-』)
- 2016年 第36回黄金撮影賞 主演男優賞 (『ベテラン』)
- 2016年 第52回百想芸術大賞 テレビ部門最 男性優秀演技賞 (『六龍が飛ぶ』)
- 2016年 第7回大韓民国大衆文化芸術賞 国務総理表彰
- 2016年 第16回大韓民国青少年映画祭 人気映画俳優部門賞
- 2017年 第19回韓国ファッション写真作家協会 今年のフォトジェニック賞
- 2021年 第41回青龍映画賞 主演男優賞・人気スター賞(『音もなく』)
- 2021年 第6回アジア・アーティスト・アワード 今年の俳優賞・アジアセレブリティ賞(『音もなく』)
脚注
編集- ^ KBS2の番組『演芸街中継』でのインタビューで本人がプロフィールを訂正。2013年9月24日放送 “ユ・アイン、キー公開"実際179cm、素人理由ある" (朝鮮語)”. newsen. 2013年9月29日閲覧。
- ^ “유아인, 주민등록증 사진 공개…'17세 미소년 엄홍식'”. mydaily.co.kr (2011年11月4日). 2022年11月14日閲覧。
- ^ “스카이데일리, 엄정화·엄앵란 톱스타 배출한 당나라 예술가 후손”. www.skyedaily.com (2018年6月18日). 2022年11月14日閲覧。
- ^ “スターインタビュー 『トキメキ☆成均館スキャンダル』ユ・アイン、彼が語る「コロ」の魅力は?”. innolife.net. 2011年5月3日閲覧。
- ^ “ユ・アイン“「密会」は僕の人生において最も記憶に残る代表作になるだろう作品”. kstyle. 2014年10月10日閲覧。
- ^ “ユ・アイン、ファッション誌の表紙を再び飾る!”. 楽天WOMAN. 2015年11月24日閲覧。
- ^ “2015年最高の映画作品&男女俳優が決定!「青龍映画賞」栄光を手にしたのは?”. kstyle. 2015年11月27日閲覧。
- ^ 俳優ユ・アインさん、プロポフォール使用の疑いで取り調べ…食品医薬品安全処が捜査依頼中央日報、2023.02.09
- ^ “麻酔薬常習で聴取の韓流トップ俳優、大麻でも陽性”. KOREA wave. 2023年2月12日閲覧。
- ^ “韓流トップ俳優を常習麻薬の罪で在宅起訴”. 産経新聞. (2023年10月20日) 2023年10月25日閲覧。
- ^ “薬物使用の俳優ユ・アインを在宅起訴 韓国検察”. 聯合ニュース. (2023年10月19日) 2023年10月25日閲覧。
- ^ “유아인 자퇴이유, 독특한 세계관 들어보니...”. 민중의소리 (2011年9月6日). 2022年11月14日閲覧。
- ^ a b “유아인, "고교 중퇴했다" 이후 건국대 입학? 군대 면제사유 및 학력-나이까지 화제” (朝鮮語). 메디컬리포트뉴스 (2019年2月24日). 2022年11月14日閲覧。
- ^ “ソン・ガンホ×ユ・アイン「王の運命」6月公開、親子のすれ違いが招く歴史的悲劇”. 映画ナタリー (2016年2月26日). 2016年2月26日閲覧。
- ^ “유아인X박신혜, '#ALONE' 캐스팅 확정...본격 촬영 준비 돌입(공식)” (朝鮮語). The Korea Herald (July 11, 2019). July 11, 2019閲覧。
- ^ ““セリフなし”で最優秀男優賞を総なめ。『声もなく』主演、ユ・アインにインタビュー。”. Vogue Japan (2022年1月20日). 2022年9月29日閲覧。
- ^ “[단독 유아인, 강형철 감독 신작 '하이파이브' 초능력자 변신”] (朝鮮語). Starnews. (February 3, 2021)
- ^ “『ソウル・バイブス』感想(ネタバレ)”. シネマンドレイク (2022年8月30日). 2022年9月29日閲覧。