モンスターズ/地球外生命体
『モンスターズ/地球外生命体』(モンスターズちきゅうがいせいめいたい、Monsters)は、2010年のイギリスのSF映画[2]。監督、撮影、脚本はギャレス・エドワーズ[3]、主演はスクート・マクネイリーとホイットニー・エイブル[4]。
モンスターズ/地球外生命体 | |
---|---|
Monsters | |
監督 | ギャレス・エドワーズ |
脚本 | ギャレス・エドワーズ |
製作 |
アラン・ニブロ ジェームズ・リチャードソン |
製作総指揮 |
ナイジェル・ウィリアムズ ニック・ラヴ ルパート・プレストン |
出演者 |
スクート・マクネイリー ホイットニー・エイブル |
音楽 | ジョン・ホプキンス |
撮影 | ギャレス・エドワーズ |
編集 | コリン・グーディー |
配給 |
ヴァーティゴ・フィルムズ クロックワークス |
公開 |
2010年12月3日 2011年7月23日 |
上映時間 | 94分 |
製作国 | イギリス |
言語 |
英語 スペイン語 |
製作費 | $500,000[1] |
興行収入 | $5,060,438[1] |
次作 | モンスターズ/新種襲来 |
ストーリー
編集この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
地球外生命体のサンプルを採取したNASAの探査機が、大気圏突入時にメキシコ上空で大破する。その直後から謎の生物が増殖し、メキシコの半分が危険地帯として隔離される。それから6年後、メキシコでスクープを狙うカメラマンのアンドリュー・コールダーは、現地でケガをした社長令嬢サマンサ・ワインデンをアメリカとの国境まで送り届けろと、上司から命じられる。
キャスト
編集※括弧内は日本語吹替
- アンドリュー・コールダー: スクート・マクネイリー(平田広明)
- カメラマン。メキシコでスクープを狙う。莫大な報酬につられて、任務を請け負う。
- サマンサ・ワインデン: ホイットニー・エイブル(甲斐田裕子)
- 社長令嬢。コールダーの上司の娘でもある。愛称はサム。
製作
編集映画は、これまで視覚効果アーティストとして活動してきたギャレス・エドワーズが考案し、監督した[5]。製作には、ヴァーティゴ・フィルムズのアラン・ニブロとジェームズ・リチャードソンがプロデューサーとして参加した[6]。設備機材費は1万5千ドルで、製作費は50万ドルであった[7]。ロケ時には予め許可を取らず普段の状態そのままが撮られ、エキストラたちはその当時にたまたま居合わせた一般人である[8]。
企画段階では『クローバーフィールド/HAKAISHA』や『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』のようにPOV視点で撮影する予定だった[9]。
撮影は約3週間にわたり、テキサス州、メキシコ、グアテマラ、コスタリカで行われた[10]。
サウンドトラック
編集公開
編集2010年3月13日よりサウス・バイ・サウスウエスト映画祭で初上映された.[12]。3月17日、 マグネット・リリーシングが北アメリカでの配給権を獲得した[13]。5月、カンヌ映画マーケットで上映された[14]。イギリスでは2010年6月18日に、第64回エディンバラ国際映画祭で初上映された[15]。
評価
編集批評家の反応
編集批評家には概ね好意的な評価を受け、Rotten Tomatoesでの支持率は73%で、平均点は10点満点で6.61点、批評家の一致した見解は「興味をそそる基本設定から期待されるレベルには届いていないが、『モンスターズ/地球外生命体』はエイリアン襲来の比喩、政治的なテーマ、そして人間関係のドラマが驚くほどに調和している。」となっている[16]。ロジャー・イーバートは4つ星満点で3つ星半を与えた[17]。Moviefoneの2010年のSF映画トップテンでは3位となった[18]。
受賞とノミネート
編集映画祭・賞 | 部門 | 対象者 | 結果 |
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英国インディペンデント映画賞 | 作品賞 | ノミネート | |
監督賞 | ギャレス・エドワーズ | 受賞 | |
ダグラス・ヒコックス賞(新人監督賞) | ギャレス・エドワーズ | ノミネート | |
主演男優賞 | スクート・マクネイリー | ノミネート | |
プロダクション賞 | 受賞 | ||
技術貢献賞 | 視覚効果 – ギャレス・エドワーズ | 受賞 | |
英国アカデミー賞 | 新人賞 | ギャレス・エドワーズ(監督・脚本) | ノミネート |
オースティン映画批評家協会賞 | 第1回作品賞 | ギャレス・エドワーズ | 受賞 |
サターン賞 | インターナショナル映画賞 | 受賞 | |
スクリーム賞 | SF映画賞 | ノミネート | |
インディペンデント映画賞 | 受賞 |
続編
編集2014年に続編『モンスターズ/新種襲来』(原題: Monsters: Dark Continent)がイギリスで公開。日本では、2016年1月9日公開[19]。
監督はトム・グリーンに変更されている[20]。
出典
編集- ^ a b “Monsters”. Box Office Mojo. 2020年7月25日閲覧。
- ^ Deming, Mark. “Monsters:Overview”. 2010年7月18日閲覧。
- ^ Ullrich, Chris (2010年3月18日). “SXSW Interview: Director Gareth Edwards Talks ‘Monsters’”. Theflickcast.com. 2010年11月27日閲覧。
- ^ Paul (2010年6月25日). “SXSW 2010: MONSTERS Review”. Twitchfilm.net. 2010年11月27日閲覧。
- ^ Zimmerman, Samuel (2010年3月11日). “Filmmaker talks SXSW film “Monsters”; exclusive photo”. Fangoria.com. 2010年11月27日閲覧。
- ^ “Magnet Releasing Takes U.S. Rights to Monsters”. Comingsoon.net (2010年3月16日). 2010年11月27日閲覧。
- ^ “'Monsters' and Metaphors With Writer-Director Gareth Edwards - MSN Movies News”. Movies.msn.com. 2010年11月27日閲覧。
- ^ “Monsters Best Buy Featurette”. Traileraddict.com (2010年10月10日). 2010年11月27日閲覧。
- ^ “「モンスターズ…」G・エドワーズ監督に直撃!「ブレア・ウィッチ+宇宙戦争÷2!」「日本人に受け入れられなければ本物のゴジラではない」”. @nifty 映画 (2011年7月22日). 2013年8月14日閲覧。
- ^ Cath Clarke. “First sight: Gareth Edwards | Film”. The Guardian. 2010年11月27日閲覧。
- ^ McWeeny, Drew (2010年3月23日). “SXSW: 'Monsters' offers up a new view on classic giant monster movies”. Hitfix.com. 2010年11月27日閲覧。
- ^ “SX Fantastic Preview: Monsters”. Film School Rejects. 2010年10月24日閲覧。
- ^ Sauriol, Patrick (2010年3月17日). “Magnet has Monsters”. Coronacomingattractions.com. 2010年11月27日閲覧。
- ^ “Cannes: The Film Market, Monsters, The Housemaid”. Slashfilm.com (2010年5月13日). 2010年11月27日閲覧。
- ^ Logged in as click here to log out. “Film Weekly previews Edinburgh and meets the stars of Kicks”. Guardian. 2010年11月27日閲覧。
- ^ “Monsters Movie Reviews”. Rotten Tomatoes. 2020年7月25日閲覧。
- ^ “Monsters :: rogerebert.com :: Reviews”. Rogerebert.suntimes.com. 2010年11月27日閲覧。
- ^ “Top 10 Sci-Fi Movies of 2010”. Moviefone (2010年12月28日). 2010年12月31日閲覧。
- ^ “人気SF映画続編「モンスターズ 新種襲来」2016年1月公開決定!”. 映画.com (2015年9月30日). 2015年9月30日閲覧。
- ^ “低予算の話題作『モンスターズ/地球外生命体』続編、地球外生命体がメキシコだけでなく世界中に増殖!”. シネマトゥデイ (2012年6月28日). 2013年8月14日閲覧。