メラニー・ウダンMelanie Oudin, 1991年9月23日 - )は、アメリカジョージア州マリエッタ出身の女子プロテニス選手。2011年全米オープン混合ダブルスの優勝者。シングルスでも2009年全米オープンで第4シードのエレーナ・デメンチェワ、第29シードのマリア・シャラポワ、第13シードのナディア・ペトロワを倒しベスト8に進出した。こWTAツアーでシングルス1勝を挙げた(ダブルス優勝はない)。自己最高ランキングはシングルス31位、ダブルス125位。身長168cm、体重59kg。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。

メラニー・ウダン
Melanie Oudin
メラニー・ウダン
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 同・ジョージア州マリエッタ
生年月日 (1991-09-23) 1991年9月23日(33歳)
身長 168cm
体重 59kg
利き手
バックハンド 両手打ち
ツアー経歴
デビュー年 2008年
引退年 2017年
ツアー通算 1勝
シングルス 1勝
ダブルス 0勝
生涯通算成績 321勝296敗
シングルス 245勝202敗
ダブルス 76勝94敗
生涯獲得賞金 $1,535,204
4大大会最高成績・シングルス
全豪 1回戦(2009-11・13)
全仏 2回戦(2012・13)
全英 4回戦(2009)
全米 ベスト8(2009)
4大大会最高成績・ダブルス
全豪 1回戦(2010・11)
全仏 2回戦(2010)
全英 1回戦(2010・11・13)
全米 2回戦(2010・13)
4大大会最高成績・混合ダブルス
全米 優勝(2011)
優勝回数 1(米1)
キャリア自己最高ランキング
シングルス 31位(2010年4月19日)
ダブルス 125位(2011年5月23日)

来歴

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メラニーは通信制の学校に通っており、テニスに費やす時間が同世代の選手にくらべて多い。しかし姉や妹が学校に通っていることをうらやましく思っていると自身でも認めている。「背が大きくなくても勝てる」ということを証明したジュスティーヌ・エナンを敬っている。テニスは小さい頃に祖母からラケットをもらったのがきっかけで始めた。フランス系アメリカ人の父親を持つことから、新聞一般表記はフランス語読みの「メラニー・ウダン」が最も普及している。。

2008年2月にプロ選手登録をし4月にマイアミであった女子テニス協会主催のトーナメントにワイルドカードで出場。3セットの末タチアナ・ガルビンに敗戦。8月にはワイルドカードで全米オープンに出場し、グランドスラムトーナメントを初めて経験する。しかしこの際も1回戦でオーストラリアのジェシカ・ムーアに 6-7, 6-7 で敗れている。10月にケベックで行われたトーナメントで3シードのシビル・バンマーを 6–4, 3–6, 7–5 で倒し、2回戦もロシアのオルガ・プチコワを倒す。プロ登録後初めて準々決勝に進出し6シードのアメリカのベサニー・マテックに 6-7, 1-6 で敗れた。

2009年、全豪オープンにワイルドカードで出場し1回戦でアクグル・アマンムラドワに 1-6, 4-6 で敗れる。

2009年ウィンブルドン選手権では予選を勝ち上がり本戦1回戦でシビル・バンマーを倒し、グランドスラムで初勝利を飾る。3回戦では第6シードのエレナ・ヤンコビッチを 6-7(8), 7-5, 6-2 で破った。続く4回戦でアグニエシュカ・ラドワンスカに4-6、5-7で敗れた。

2009年全米オープンでは1回戦でアナスタシア・パブリュチェンコワを 6-2, 6-1 で、2回戦ではエレーナ・デメンチェワを 5-7, 6-4, 6-3 で、4回戦でマリア・シャラポワを 3-6, 6-4, 7-5 で、準々決勝ではナディア・ペトロワを 1-6, 7-6(2), 6-3で倒し1999年の同大会でセリーナ・ウィリアムズが記録して以来10年ぶりに大会最年少準々決勝進出を果たす。その後、デンマークキャロライン・ウォズニアッキに 2-6, 2-6 で敗れた。

2009年2月に女子国別対抗戦フェドカップに初出場。デビュー戦でヒセラ・ドゥルコに負けるが続く2試合目でベティナ・ヨサミを破り、フェドカップ初勝利を果たしている。

2011年全米オープン混合ダブルスでは同じアメリカのジャック・ソックと組み主催者推薦出場から決勝に進出する。決勝ではヒセラ・ドゥルコ&エドゥアルド・シュワンク組に 7–6(4), 4–6, [10–8] で競り勝ち、10代ペアのウダンとソックは2011年の全米オープン混合ダブルス優勝者となった。

シングルスでは長く低迷が続いていたが2012年6月のエイゴン・クラシックで予選から勝ち上がり初めての決勝に進出。エレナ・ヤンコビッチを 6-4, 6-2 で破りツアー初優勝を果たした。しかしその後は怪我や病気に悩まされるようになり、2017年8月に25歳で現役引退を発表した[1]

WTAツアー決勝進出結果

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シングルス: 1回 (1勝0敗)

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大会グレード
グランドスラム (0–0)
WTAファイナルズ (0–0)
プレミア・マンダトリー (0–0)
プレミア5 (0-0)
WTAエリート・トロフィー (0-0)
プレミア (0–0)
インターナショナル (1–0)
結果 No. 決勝日 大会 サーフェス 対戦相手 スコア
優勝 1. 2012年6月18日   バーミンガム   エレナ・ヤンコビッチ 6-4, 6-2

4大大会シングルス成績

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略語の説明
 W   F  SF QF #R RR Q# LQ  A  Z# PO  G   S   B  NMS  P  NH

W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.

大会 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 通算成績
全豪オープン A 1R 1R 1R LQ 1R A A A 0–4
全仏オープン A LQ 1R 1R 2R 2R LQ A LQ 2–4
ウィンブルドン A 4R 2R 1R 1R 1R LQ LQ A 4–5
全米オープン 1R QF 2R 1R 1R LQ LQ LQ LQ 5–5

脚注

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外部リンク

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受賞
先代
  キャロライン・ウォズニアッキ
WTA年間最優秀新人賞
2009
次代
  ペトラ・クビトバ