セチプチリン
抗うつ薬の一つ
(マレイン酸セチプチリンから転送)
セチプチリン(setiptiline)は、四環系抗うつ薬の一種。日本では、商品名テシプールで持田製薬より発売されている。うつ病・うつ状態の治療に使用される。
IUPAC命名法による物質名 | |
---|---|
| |
臨床データ | |
法的規制 |
|
データベースID | |
CAS番号 | 57262-94-9 85650-57-3(マレイン酸塩) |
ATCコード | none |
PubChem | CID: 5205 |
KEGG | D08511 |
化学的データ | |
化学式 | C19H19N |
分子量 | 261.36 g/mol |
|
禁忌・注意
編集効能・効果
編集うつ病・うつ状態
種類
編集- 錠剤:1mg(白色・素錠)
作用機序
編集ノルアドレナリン神経終末のアドレナリンα2受容体を遮断することでネガティブフィードバックを抑制して、ノルアドレナリンの神経終末からの遊離を亢進することで抗うつ作用を示すと考えられている。[1]また、ノルアドレナリンの再取り込みを阻害する作用も持つ。
脚注
編集- ^ 『新しい疾患薬理学』Katsunori Iwasaki, Shōgo Tokuyama, 岩崎克典., 徳山尚吾.、南江堂、Tōkyō、2018年、104頁。ISBN 978-4-524-40335-6。OCLC 1030482447 。
- ^ 『図解 薬理学』Toshitaka Nabeshima, Kazuhide Inōe, 鍋島俊隆., 井上和秀.、南山堂、Tōkyō、2015年、196頁。ISBN 978-4-525-72061-2。OCLC 922307421 。