マツムシソウ属(まつむしそうぞく、学名:Scabiosa、和名漢字表記:松虫草属)はマツムシソウ科の一つ。

マツムシソウ属
タカネマツムシソウ
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
亜綱 : キク亜綱 Asteridae
: マツムシソウ目 Dipsacales
: マツムシソウ科 Dipsacaceae
: マツムシソウ属 Scabiosa
学名
Scabiosa L.
  • 本文参照

特徴

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植物体に軟毛または白い腺毛があるか、ときに無毛の多年草または一年草は対生し、縁は全縁、鋸歯縁、または羽裂する。は小花が頭状に集まり、キク科に似る。総苞片は1-2列で葉状になる。小総苞がありを包み、萼裂片は針状で5-8個。花冠は青紫色ときに白色で、4-5裂する。雄蕊は2-4個あり、花柱の先端は頭状になる。果実痩果となる。

世界に約70種あり、地中海沿岸に多い。日本にはマツムシソウとその変種、品種が自生するほか、帰化種、栽培種がある。花が美しいので多くの園芸植物がある。

学名の Scabiosa疥癬を意味し、この属のある種に疥癬を治癒する薬効があったからという。

日本の種

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  • マツムシソウ Scabiosa japonica Miq.
    • シロバナマツムシソウ Scabiosa japonica Miq. f. albiflora (Honda) H.Hara
    • ソナレマツムシソウ Scabiosa japonica Miq. f. littoralis Nakai
    • エゾマツムシソウ Scabiosa japonica Miq. var. acutiloba H.Hara
    • タカネマツムシソウ Scabiosa japonica Miq. var. alpina Takeda
    • シロバナタカネマツムシソウ Scabiosa japonica Miq. var. alpina Takeda f. alba Sugim.

帰化、栽培種

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  • セイヨウマツムシソウ Scabiosa atropurpurea L.
  • コーカサスマツムシソウ Scabiosa caucasica M.Bieb.
  • セイヨウイトバマツムシソウ Scabiosa columbaria L.
  • ニイタカマツムシソウ Scabiosa lacerifolia Hayata
  • トウマツムシソウ Scabiosa tschiliensis Grunning

ギャラリー

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参考文献

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