マクトゥーム・ビン・ラーシド・アール・マクトゥーム
マクトゥーム・ビン・ラーシド・アール・マクトゥーム(アラビア語: مكتوم بن راشد آل مكتوم, ラテン文字転写: Maktūm bin Rāshid Āl Maktūm、英語: Maktoum bin Rashid Al Maktoum 1943年 - 2006年1月4日[1])は、アラブ首長国連邦の政治家。ドバイ首長国のアミール(首長)で、ドバイを含む7つの首長国からなるアラブ首長国連邦の副大統領、首相を務めた。
マクトゥーム・ビン・ラーシド・アール・マクトゥーム مكتوم بن راشد آل مكتوم | |
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ドバイ首長国アミール | |
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在位 | 1990年10月7日 - 2006年1月4日 |
別号 | アラブ首長国連邦副大統領・首相・副首相 |
出生 |
1943年8月15日 休戦海岸、ドバイ |
死去 |
2006年1月4日(62歳没) オーストラリア、クイーンズランド州ゴールドコースト |
配偶者 | アリヤー・ビント・ハリーファ・ビン・サイード・アール・マクトゥーム |
家名 | マクトゥーム家 |
父親 | ラーシド |
宗教 | イスラム教スンナ派 |
生涯
編集ドバイ首長ラーシドの長男。1971年にドバイなどイギリスの保護国である6首長国が結成したアラブ首長国連邦の首相に就任し、1979年に父に譲るまで務めた。1990年、父の死によってドバイ首長に即位、再び首相に就任した。
マクトゥーム首長は弟のムハンマド(シェイク・モハメッド)を太子に指名し、政務はもっぱらムハンマドが執った。マクトゥーム在位中のドバイではオイルマネーを基盤に据え、外資を導入した経済開発が強力に押し進められ、その結果、ドバイは湾岸随一の商業都市に成長した。
また競馬の世界でも1994年に弟のムハンマドと共にゴドルフィンを設立、オーナーとして多くの有力馬を所有したことでも知られる[1]。
参考文献
編集- ^ a b “Obituary: Sheikh Maktoum”. BBC NEWS. (2006年1月4日) 2013年8月31日閲覧。