ホッケー・ワールドカップ
ホッケー・ワールドカップ(Hockey World Cup)は、国際ホッケー連盟が主催するフィールドホッケーの国際大会である。
男子大会は1971年、女子大会は1974年にそれぞれ第1回が開催された。
1986年以降、男女同年開催及び4年に1度オリンピック中間年の開催となる。2014年のオランダ・デン・ハーグ大会は史上初の男女同時開催となった。
レギュレーション
編集2018年は男女とも16か国が参加。2022年大会からは24チームに拡張された[1]。共通のレギュレーションの元で行われた。
まず出場国を4チームずつ4プールに分け、ラウンドロビンで各プール1位のみ準々決勝進出。2位と3位の2チームが準々決勝進出決定戦に進出。決勝戦で勝利したチームが優勝となる。
優勝杯
編集男子の優勝杯は1971年の第1回大会から使用。高さは120.85mm、重さは11.56kgである[2]。
大会記録
編集男子
編集Year | Host | Final | Third place match | Number of teams | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Winner | Score | Runner-up | Third place | Score | Fourth place | ||||||
1971 | バルセロナ (スペイン) |
パキスタン | 1–0 | スペイン | インド | 2–1 (延長) |
ケニア | ||||
1973 | アムステルフェーン (オランダ) |
オランダ | 2–2 (4–2) PS |
インド | 西ドイツ | 1–0 | パキスタン | ||||
1975 | クアラルンプール (マレーシア) |
インド | 2–1 | パキスタン | 西ドイツ | 4–0 | マレーシア | ||||
1978 | ブエノスアイレス (アルゼンチン) |
パキスタン | 3–2 | オランダ | オーストラリア | 4–3 | 西ドイツ | ||||
1982 | ムンバイ (インド) |
パキスタン | 3–1 | 西ドイツ | オーストラリア | 4–2 | オランダ | ||||
1986 | ロンドン (イングランド) |
オーストラリア | 2–1 | イングランド | 西ドイツ | 3–2 (延長) |
ソビエト連邦 | ||||
1990 | ラホール (パキスタン) |
オランダ | 3–1 | パキスタン | オーストラリア | 2–1 (延長) |
ドイツ | ||||
1994 | シドニー (オーストラリア) |
パキスタン | 1–1 (4–3) PS |
オランダ | オーストラリア | 5–2 | ドイツ | ||||
1998 | ユトレヒト (オランダ) |
オランダ | 3–2 (延長) |
スペイン | オーストラリア | 1–0 | ドイツ | ||||
2002 | クアラルンプール (マレーシア) |
ドイツ | 2–1 | オーストラリア | オランダ | 2–1 (延長) |
韓国 | ||||
2006 | メンヒェングラットバッハ (ドイツ) |
ドイツ | 4–3 | オーストラリア | スペイン | 3–2 (延長) |
韓国 | ||||
2010 | ニューデリー (インド) |
オーストラリア | 2–1 | ドイツ | オランダ | 4–3 | イングランド | ||||
2014 詳細 |
デン・ハーグ (オランダ) |
オーストラリア | 6–1 | オランダ | アルゼンチン | 2–0 | イングランド | ||||
2018 詳細 |
ブバネーシュワル
(インド) |
ベルギー | 0–0 (3–2) PS |
オランダ | オーストラリア | 8–1 | イングランド | ||||
2023 詳細 |
Bhubaneswar & Rourkela, India | ドイツ | 3–3 (5–4) penalty shootout |
ベルギー | オランダ | 3–1 | オーストラリア | 16 | |||
2026 Details |
Wavre, Belgium & Amstelveen, Netherlands | 16 |
女子
編集Year | Host | Final | Third place match | Number of teams | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Winner | Score | Runner-up | Third place | Score | Fourth place | ||||||
1974 | マンドリュー (フランス) |
オランダ | アルゼンチン | 西ドイツ | インド | ||||||
1976 | ベルリン (西ドイツ) |
西ドイツ | アルゼンチン | オランダ | ベルギー | ||||||
1978 | マドリード (スペイン) |
オランダ | 西ドイツ | ベルギー | アルゼンチン | ||||||
1981 | ブエノスアイレス (アルゼンチン) |
西ドイツ | オランダ | ソビエト連邦 | オーストラリア | ||||||
1983 | クアラルンプール (マレーシア) |
オランダ | カナダ | オーストラリア | 西ドイツ | ||||||
1986 | アムステルフェーン (オランダ) |
オランダ | 西ドイツ | カナダ | ニュージーランド | ||||||
1990 | シドニー (オーストラリア) |
オランダ | オーストラリア | 韓国 | イングランド | ||||||
1994 | ダブリン (アイルランド) |
オーストラリア | アルゼンチン | アメリカ合衆国 | ドイツ | ||||||
1998 | ユトレヒト (オランダ) |
オーストラリア | 3–2 | オランダ | ドイツ | 3–2 | アルゼンチン | ||||
2002 | パース (オーストラリア) |
アルゼンチン | 1–1 (4–3) PS |
オランダ | 中国 | 2–0 | オーストラリア | ||||
2006 | マドリード (スペイン) |
オランダ | 3–1 | オーストラリア | アルゼンチン | 5–0 | スペイン | ||||
2010 詳細 |
ロサリオ (アルゼンチン) |
アルゼンチン | 3–1 | オランダ | イングランド | 2–0 | ドイツ | ||||
2014 詳細 |
デン・ハーグ (オランダ) |
オランダ | 2–0 | オーストラリア | アルゼンチン | 2–1 | アメリカ合衆国 | ||||
2018 詳細 |
ロンドン
(イングランド) |
オランダ | 6–0 | アイルランド | スペイン | 3–1 | オーストラリア | ||||
2022 詳細 |
スペイン・オランダ | オランダ | 3–1 | アルゼンチン | オーストラリア | 2–1 | ドイツ | ||||
2026 Details |
Wavre, Belgium & Amstelveen, Netherlands | 16 |
脚注
編集- ^ “World Cup field to expand to 16 teams in 2018”. FIH. (2012年11月1日) 2012年11月3日閲覧。
- ^ “The World Cup — A Masterpiece”. 2007年9月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2006年8月15日閲覧。