ホタルクス
日本の東京都港区にある照明器具製造販売企業
株式会社ホタルクス(英: HotaluX, Ltd.)は、照明器具の製造・販売を手掛ける日本の電機メーカー。ウイルテックの100%子会社。2019年3月まではNECライティング株式会社の名称でNECグループに所属していた。
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 非上場 |
本社所在地 |
日本 〒105-0014 東京都港区芝1丁目11-11 住友不動産芝ビル 14階 |
設立 | 2019年1月29日 |
業種 | 電気機器 |
法人番号 | 8010001198197 |
事業内容 | 各種光源、照明器具、制御システムの開発、製造および販売 |
代表者 | 山村修史(代表取締役/社長) |
資本金 | 4億円 |
純利益 |
2億3200万円 (2023年3月期)[1] |
総資産 |
74億8700万円 (2023年3月期)[1] |
従業員数 | 269人(2021年4月現在) |
主要株主 | 株式会社ウイルテック 100% |
外部リンク | http://www.hotalux.com/ |
概要
編集NECグループで家庭用電気機械器具の製造を手掛けていたNECホームエレクトロニクスが、1990年代後半の経営不振で、1999年9月28日に発表されたNECグループの大規模構造改革により、事業分割・移管のうえ、解散することが決定したことに伴い、2000年1月18日に同社から照明事業を分社独立してNECライティングが設立された[2]。
2005年6月、液晶テレビ用の蛍光管を製造する工場を長野県伊那市に設立したが、2010年11月に閉鎖した[3]。
2018年11月29日、NECは2019年4月1日付でNECライティングを日本みらいキャピタルが助言する投資ファンド(以下NMCファンド)が全額を出資する新会社に吸収分割により承継(譲渡)することを発表[4][5]。新会社となる「株式会社ホタルクス」は2019年1月29日に設立され、承継は予定通り実施。NECは譲渡対価として、NMCファンドからホタルクスの5%分の株式を受領した。NECブランドは継続使用していたが、2022年1月以後順次HotaluXブランドへの切り替えを進め、2023年10月にはHotaluXブランドに統一された[6]。
2023年12月25日付で、ウイルテックが全株式を取得し、ホタルクスはウイルテックの完全子会社となった[7][8]。
「ホタルクス」の社名は、「ホタルック」「蛍」と「ルクス」のかばん語。
なお、旧NECライティングの法人格は2020年3月3日に消滅した。
工場
編集主な製品
編集- 一般用ランプ
- 蛍光灯の「ホタルック」は蓄光塗料が塗ってあり、消灯後しばらく青白く光るのが特徴。また、ホタルックの飛散防止型蛍光灯を発売した。これら製品は1995年1月17日に発生した阪神淡路大震災の教訓を活かし開発された[9]。その他にLED電球(LED照明)の「LIFELED'S」も展開している(LED電球は自社生産していないため、LED電球器具に付属のお試し用ランプはパナソニック・東芝ライテックなどの他社より供給)[注 1]。同業の東芝ライテック・三菱電機照明・日立グローバルライフソリューションズが蛍光ランプの生産・販売を相次いで終了したため、ホタルクス製蛍光ランプは東芝ストアー・日立チェーンストール・三菱電機ストアーへも供給されている。
過去の製品
編集脚注
編集注釈
編集- ^ 当社の蛍光ランプはパナソニックライティングデバイスと一部の品種で相互に生産委託の関係にある。
出典
編集- ^ a b 株式会社ホタルクス 第5期決算公告
- ^ 映像ヒューマンインターフェイス新会社「NECビューテクノロジー株式会社」ライティング新会社「NECライティング株式会社」を設立
- ^ 「工場誘致で払った補助金返せ」地元自治体、撤退企業にブチ切れるJ-castニュース(2012年6月24日)同日閲覧
- ^ 「2020中期経営計画」における収益構造改革の実施状況について - NEC、2018年11月29日
- ^ 2019年4月1日付、会社分割法による事業承継について - NECライティング
- ^ 製品ブランドロゴ変更に関するお知らせ、ホタルクス、2021年12月28日。
- ^ 株式会社ホタルクスの株式取得(子会社化)に関するお知らせウイルテック 2023年11月9日
- ^ 株式会社ホタルクスの株式取得(子会社化)完了に関するお知らせウイルテック 2023年12月25日
- ^ トピックス 9月1日は「防災の日」 NECライティング