ベビイ・ドール』(Baby Doll)は、1956年製作のアメリカ映画である。日本での題名は『ベビイドール』。第29回アカデミー賞では主演女優賞助演女優賞など4部門にノミネートされた。第14回ゴールデングローブ賞では監督賞にノミネートされ同賞を受賞した。

ベビイ・ドール
Baby Doll
ポスター(1956)
監督 エリア・カザン
脚本 テネシー・ウィリアムズ
原作 テネシー・ウィリアムズ
製作 エリア・カザン
テネシー・ウィリアムズ
音楽 ケニヨン・ホプキンス
撮影 ボリス・カウフマン
編集 ジーン・ミルフォード
配給 ワーナー・ブラザース
公開 アメリカ合衆国の旗 1956年12月18日
日本の旗 1957年4月27日
上映時間 115分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
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キャロル・ベイカー

概要

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エリア・カザン監督が『欲望という名の電車』に続いて再びテネシー・ウィリアムズの作品『27 Wagons Full of Cotton』を映画化、ウィリアムズも脚本に参加した。ミシシッピ州を舞台に、当時タブーに近かった「幼妻ベビイドール」をめぐる愛欲を描いた問題作。

主演のキャロル・ベイカーは当時既に25歳であったが、童顔だったこともあり、10代の妻を見事に演じきっている。また、イーライ・ウォラックの映画デビュー作でもある。

日本では2006年5月12日にテネシー・ウィリアムズ フィルム・コレクション DVD-BOX内の1つとしてDVDが発売予定と告知されていたが、実際は本作の収録はなかった。以降長らくソフト化された事はなかったが、2017年12月11日に株式会社ディスク・ロードの復刻シネマライブラリーからDVDが発売された[1]

内容

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南部の片田舎のあるボロ屋に40がらみのアーチイと妻のベビイドールが住んでいた。彼女は数日後に満20歳の誕生日を迎え、この日を境に今までの名ばかりの夫婦から、アーチイの本当の妻になる約束だった。シルバ・バケロらが始めた新しい紡績機械のため、彼の顧客が荒らされてしまった。アーチイは花嫁を置き去りに悩みを紛らせようとカフェに行くが、カフェは空っぽ。常連はバケロの工場のパーティの大盤振舞に出かけて行ったのである。そのうちバケロの倉庫から火が出、焼け落ちてしまった。やがて倉庫の火事は放火だとの噂がひろがった。ベビイドールは夫が怪しいと思った。一方バケロは、種抜機の倉庫が焼けたので棉の仕上げをアーチイに法外な値段で頼みにきた。アーチイは操業にかかろうとしたが、彼の留守中、色男のバケロはベビイドールを誘惑して陥落させ、ベビイドールは火事騒ぎの最中、夫が自宅にいなかったことを白状した。帰宅したアーチイは様子が変なので怒り出したが、バケロに証拠を握ったと言われてしまう。アーチイは猟銃を持ち出した。ベビイドールとバケロは隠れたが片っ端から銃弾を浴びせた。しかし保安官が駆けつけ、彼は放火容疑者として連行されて行った。

スタッフ

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キャスト

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脚注

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  1. ^ ベビイドール [DVD]”. Amazon.com. 2018年4月7日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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