幼妻(おさなづま)とは、が若くて子供っぽさを残しているをいう。多くは十代の妻に指して呼ぶ場合が多い。

現実の幼妻

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世界史においては、歴史上の幼女を妻とすることは珍しくなかった。イスラーム教の開祖であるムハンマド・イブン=アブドゥッラーフは9歳のアーイシャを妻としている[1]イサクは3歳のリベカと結婚した[2]

日本国内では、明治時代の民法で婚姻可能年齢は女性は満15歳以上、成年は満20歳と規定され、婚姻には戸主の同意が必要であり、25歳未満の女性になるまでは父母の同意も必要であった。1947年の民法改正で女性は満16歳以上(男性は満18歳以上)と規定され、未成年の初婚には片親の同意が必要であった。

2022年4月1日の民法改正により、女性の婚姻可能年齢が、それまでの16歳以上から(男性と同じ)18歳以上に引き上げられ[3]、また成人年齢も18歳以上に引き下げられた。2022年3月31日に16歳以上だった女性については経過措置として旧規定が適用される例外を除いてそれまで可能だった「未成年者の結婚」は成立しなくなり、2024年4月1日以降は経過措置としての旧規定が例外適用される18歳未満の女性はいなくなった。

架空の幼妻

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かつては、20歳に満たない程度のものをこう読んでおり、必ずしもロリコン的なものではなかった。日活ロマンポルノでは、

他に大映から

などがある。テレビドラマでは以下のような例がある。

現在ではロリコン関連のそれが広く認められる。中には婚姻適齢に満たない子(小学生中学生など)を妻としている同人誌がある。しかし、昨今の同人誌を取り巻く問題から、妻側が婚姻適齢に満たない年齢であることを明言するものは少なくなっている。

商業漫画アニメでも、妻側が婚姻適齢に満たないことを回避する動きが見られる。『りぜるまいん』のりぜるは相手の岩城友紀(中学3年生)よりも幼く見えるが、人間ではなく、年齢も実は婚姻適齢を満たす設定となっている。『すもももももも』の九頭竜もも子は17歳であり、婚姻適齢を満たす(が、相手となる犬塚孝士も17歳であり、こちらは婚姻適齢を満たさない)。どちらも押しかけ幼妻をテーマとする作品(前者は国家権力の名の下に結婚が成立している)である。

なお、BLの場合は、片方の男性が妻になる。

幼妻に関連する作品

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出典

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  1. ^ 牧野信也 訳『ハディース 5 イスラーム伝承集成』中央公論新社、37-38頁。 
  2. ^ カーラ・パワー『コーランには本当は何が書かれていたか?』文藝春秋、219頁。 
  3. ^ “4月1日からの民法改正「18歳成人」で、本人と親が失うもの:小寺信良のIT大作戦”. ITmedia NEWS. https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2203/31/news086.html 

関連項目

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