ヘルムズ財団カレッジバスケットボール最優秀選手賞

ヘルムズ財団カレッジバスケットボール最優秀選手賞英語: Helms Foundation College Basketball Player of the Year)は、1905年から1983年に廃止されるまで、アメリカ合衆国カレッジ・バスケットボール選手に贈られる年間最優秀選手賞 (MVP) であった。この賞は1936年にビル・シュローダーとロサンゼルスのヘルムズ・ベーカリーのオーナー、ポール・ヘルムズ英語版が設立したヘルムズ・アスレチック財団英語版によって授与されていた[1]

ヘルムズ財団カレッジバスケットボール最優秀選手賞
英語名 Helms Foundation College Basketball Player of the Year
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
歴史
初回 1944年 (1905年から1943年までの遡及分を含む)
最終受賞 1983年
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凡例

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共同受賞者
* バスケットボール殿堂入りを果たしている選手
選手 (X) 括弧内は受賞回数を示す

注: 1943-44シーズン以前の受賞者は、1944年に遡及して選出された。

受賞者

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1944年にクリスチャン・スタインメッツが1905年の受賞者に遡及して選出された。
 
指導者としての知名度が高いジョン・ウッデンパデュー大学)は、1944年に1931-32シーズンの受賞者に遡及して選出された。
 
1944年と1945年にデポール大学ジョージ・マイカンが受賞している。
 
サンフランシスコ大学唯一の受賞者であるビル・ラッセル
 
ルー・アルシンダー (現カリーム・アブドゥル=ジャバー) は最多の3回受賞。
 
UCLAビル・ウォルトンは1972年と1973年に受賞。
 
ノースカロライナ州立大学デイヴィッド・トンプソンは、1974年と1975年に受賞。
 
ラリー・バードは1979年に受賞。
シーズン 選手 大学 Pos. 学年 参照
1904–05 クリスチャン・スタインメッツ英語版* ウィスコンシン大学 F シニア [2][3]
1905–06 ジョージ・グレベンシュタイン英語版 ダートマス大学 F ジュニア
1906–07 ギルモア・キニー英語版 イエール大学 F シニア
1907–08 チャールズ・ケイナス英語版 ペンシルベニア大学 F ジュニア
1908–09 ジョン・ショマー英語版* シカゴ大学 C シニア
1909–10 ハーラン・ペイジ英語版 シカゴ大学 G シニア
1910–11 テッド・キーンドル英語版 コロンビア大学 F シニア
1911–12 オットー・スタンゲル英語版 ウィスコンシン大学 F シニア
1912–13 エディ・カルダー英語版 セント・ローレンス大学 F シニア
1913–14 ギル・ハルステッド英語版 コーネル大学 C シニア
1914–15 アーネスト・ホートン英語版 ユニオンカレッジ G シニア
1915–16 ジョージ・リーバイス英語版 ウィスコンシン大学 F シニア
1916–17 レイ・ウッズ英語版 イリノイ大学 G シニア
1917–18 ビル・チャンドラー英語版 ウィスコンシン大学 C シニア
1918–19 アーリン・プラトー英語版 ミネソタ大学 G ジュニア
1919–20 ハワード・キャン英語版* NYU F シニア
1920–21 ジョージ・ウィリアムズ英語版 ミズリー大学 C シニア
1921–22 チャック・カーニー英語版 イリノイ大学 C シニア
1922–23 ポール・エンダコット英語版* カンザス大学 G シニア
1923–24 チャーリー・T・ブラック英語版 カンザス大学 G シニア
1924–25 アール・ミューラー英語版 コロラドカレッジ C シニア
1925–26 ジャック・コブ英語版 ノースカロライナ大学 F シニア
1926–27 ヴィック・ハンソン英語版* シラキュース大学 F シニア
1927–28 ヴィクター・ホルト英語版 オクラホマ大学 C シニア
1928–29 キャット・トンプソン英語版* モンタナ州立大学 F ジュニア
1929–30 チャック・ハイアット英語版* ピッツバーグ大学 G シニア
1930–31 バート・カールトン英語版 エイダ・ティーチャーズ大学 G シニア
1931–32 ジョン・ウッデン* パデュー大学 G ジュニア
1932–33 フォレストセール英語版 ケンタッキー大学 F / C シニア
1933–34 ウェスレイ・ベネット英語版 ウェストミンスター大学 C シニア
1934–35 リロイ・エドワーズ英語版 ケンタッキー大学 C ソフォモア
1935–36 ジョン・モイア英語版 ノートルダム大学 F ソフォモア
1936–37 ハンク・ルイセッティ英語版 スタンフォード大学 F ソフォモア
1937–38 ハンク・ルイセッティ英語版* (2) スタンフォード大学 F ジュニア
1938–39 チェット・ジャウォースキー英語版 ロードアイランド大学 F シニア
1939–40 ジョージ・グラマック英語版 ノースカロライナ大学 C ジュニア
1940–41 ジョージ・グラマック英語版 (2) ノースカロライナ大学 C シニア
1941–42 スタンリー・スタッツ英語版 ロードアイランド大学 G / F シニア
1942–43 ジョージ・セネスキー セント・ジョセフ大学 G シニア
1943–44 ジョージ・マイカン* デポール大学 C ジュニア
1944–45 ジョージ・マイカン* (2) デポール大学 C シニア
1945–46 ボブ・カーランド* オクラホマA&M大学 C シニア
1946–47 ジェラルド・タッカー英語版 オクラホマ大学 C シニア
1947–48 エド・マコーレー* セントルイス大学 C ジュニア
1948–49 トニー・ラヴェッリ英語版 イエール大学 F シニア
1949–50 ポール・アリジン* ビラノバ大学 F シニア
1950–51 ディック・グロート デューク大学 G ジュニア
1951–52 クライド・ラブレット* カンザス大学 F / C シニア
1952–53 ボブ・ホーブレッグス* ワシントン大学 C シニア
1953–54 トム・ゴーラ* ラ・サール大学 G / F シニア
1954–55 ビル・ラッセル* サンフランシスコ大学 C ジュニア
1955–56 ビル・ラッセル* (2) サンフランシスコ大学 C シニア
1956–57 レニー・ローゼンブルース英語版 ノースカロライナ大学 F シニア
1957–58 エルジン・ベイラー* シアトル大学 F / C ジュニア
1958–59 オスカー・ロバートソン* シンシナティ大学 G ジュニア
1959–60 オスカー・ロバートソン* (2) シンシナティ大学 G シニア
1960–61 ジェリー・ルーカス* オハイオ州立大学 F / C ジュニア
1961–62 ポール・ホギュ英語版 シンシナティ大学 C シニア
1962–63 アート・ヘイマン デューク大学 G シニア
1963–64 ウォルト・ハザード UCLA G シニア
1964–65 ビル・ブラッドリー* プリンストン大学 G / F シニア
ゲイル・グッドリッチ* UCLA G シニア
1965–66 カジー・ラッセル ミシガン大学 G / F シニア
1966–67 ルー・アルシンダー* UCLA C ソフォモア
1967–68 ルー・アルシンダー* (2) UCLA C ジュニア
1968–69 ルー・アルシンダー* (3) UCLA C シニア
1969–70 ピート・マラビッチ* LSU G シニア
シドニー・ウィックス UCLA F / C ジュニア
1970–71 オースティン・カー ノートルダム大学 G シニア
シドニー・ウィックス (2) UCLA F / C シニア
1971–72 ビル・ウォルトン* UCLA C ジュニア
1972–73 ビル・ウォルトン* (2) UCLA C シニア
1973–74 デイヴィッド・トンプソン* ノースカロライナ州立大学 G / F ジュニア
1974–75 デイヴィッド・トンプソン* (2) ノースカロライナ州立大学 G / F シニア
1975–76 ケント・ベンソン インディアナ大学 C ジュニア
スコット・メイ インディアナ大学 F シニア
1976–77 マーカス・ジョンソン UCLA G シニア [4]
1977–78 ジャック・ギブンス英語版 ケンタッキー大学 G / F シニア [5]
1978–79 ラリー・バード* インディアナ州立大学 F シニア [6]
1979–80 ダレル・グリフィス ルイビル大学 G シニア [7]
1980–81 マーク・アグワイア デポール大学 F ソフォモア [8]
1981–82  ラルフ・サンプソン* バージニア大学 C ジュニア [9]
ジェームズ・ウォージー* ノースカロライナ大学 F ジュニア
1982–83 アキーム・オラジュワン* ヒューストン大学 C ソフォモア [10][11]

脚注

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  1. ^ Scott, Jon (Nov 9, 2010). “The truth behind the Helms Committee”. 4 May 2021閲覧。
  2. ^ Helms Foundation Player of the Year Winners”. sports-reference.com. Sports Reference LLC (2010年). June 19, 2014時点のオリジナルよりアーカイブDecember 7, 2010閲覧。
  3. ^ Bjarkman, Peter (1996). Hoopla: A Century of College Basketball. Masters Press. ISBN 1-57028-039-8 
  4. ^ “Honors Wilkins as All-American”. The Daily Pantagraph: p. B-3. (April 6, 1977). https://www.newspapers.com/clip/64644001/ December 5, 2020閲覧。 
  5. ^ “Givens selected as top cager”. The Lexington Leader: p. B-2. (April 5, 1978). https://www.newspapers.com/clip/64643894/ December 5, 2020閲覧。 
  6. ^ “AHL Game Is Postponed by Nuclear Plant Accident”. Los Angeles Times: Part III, p. 4. (April 1, 1979). https://www.newspapers.com/clip/64643801/ December 5, 2020閲覧。 
  7. ^ “Griffth adds two more awards”. The Kansas City Times: p. D-4. (April 1, 1980). https://www.newspapers.com/clip/64577446/ December 4, 2020閲覧. "グリフィスは、1905年から続くロサンゼルスの市民貯蓄アスレチック財団の年間最優秀カレッジバスケットボール選手にも選ばれている。" 
  8. ^ Anderson, Claude (April 7, 1981). “Getting set for run at the roses”. The Sun: pp. D-1, D-5. https://www.newspapers.com/clip/49919131/1981-helms-foundation-player-of-the-year/ May 2, 2020閲覧. "デポール大学のマーク・アグワイアは年間最優秀選手、カリフォルニア大学アーバイン校のケビン・マギー (サウスランド出身者で唯一の選出) はフォワード部門で選出された。" 
  9. ^ "RALPH SAMPSON, JAMES WORTHY TOP 1982 COLLEGE BASKETBALL ALL-AMERICA TEAM SELECTIONS" (Press release). First Interstate Bank Athletic Foundation. 3 April 1982. 2020年5月2日閲覧バージニア大学の224cmのセンターである、ラルフ・サンプソンとノースカロライナ大学の206cmのフォワード、ジェームズ・ウォージーが、ファースト・インターステイト・バンク・アスレチック財団による1982年度のカレッジバスケットボール共同年間最優秀選手に選出された。
  10. ^ “Sitton Chosen to A-A Squad”. Corvallis Gazzete Times: p. 14. (April 12, 1983). https://www.newspapers.com/clip/64642852/ December 5, 2020閲覧。 
  11. ^ Bender, Jack (June 29, 1983). “It's summer—and basketball is back”. Waterloo Courier: p. B-1. https://www.newspapers.com/clip/64643382/ December 5, 2020閲覧. "ファースト・インターステイト銀行が出資するアスレチック財団 (旧ヘルムズ賞) だけが、NCAA準優勝したヒューストン大学のアキーム・アドゥブル・オラジュワンを年間最優秀選手として選出したのである。" 

関連項目

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外部リンク

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