フレスト
フレスト (FREST) は、京阪グループの株式会社京阪ザ・ストアが運営する食品スーパーを核としてテナントの専門店があるSSM(スーパー・スーパーマーケット)業態を主とする商業施設である。
概要
編集店名の由来は「FRESH(新鮮)」と「REST(安心)」の組み合わせである。店名の末尾にある「EST(最上級)」を目指し、『アップグレードで高感度な商空間を地域のお客様に提供する』ことを理念としている。契約農家による野菜・果物、産地直送の精肉や鮮魚、できたての惣菜など、京阪グループの京阪百貨店との連携により食品スーパーながら百貨店の食料品売り場と同等の食材も販売しており、周辺の競合店との差別化をしている。
当初は、SSM(スーパースーパーマーケット)業態のみの展開であったが、2007年には食品スーパーのみの店舗、2014年3月にはミニスーパーマーケット業態の「フレストプチ」をオープンしている。食品スーパーのみの店舗は2013年には一旦消滅したが、2017年の長尾店のオープンで復活している。かつては、ロゴの「FREST」の文字は、SSM店舗では緑色、食品スーパーのみの店舗では赤色と区別されていた。
2008年11月からは、中京・北陸エリアを中心にスーパーマーケットなどを展開しているバローが開発しているプライベートブランド(PB)「V select」の商品を自店舗のPB商品として導入し、低価格商品のニーズへの対応を進めた。なお、2012年7月に京阪ザ・ストアが オール日本スーパーマーケット協会(AJS)に新規入会したことに伴い、取り扱われるPB商品は「生活良好」に変更された。
歴史
編集- 1999年5月28日 松井山手店(1号店)がオープン
- 2000年4月3日 株式会社京阪ザ・ストアが設立(京阪電気鉄道株式会社から流通部門が分社、松井山手店の運営を移管)
- 2000年11月22日 香里園店(2号店)がオープン
- 2003年3月26日 寝屋川店(3号店)がオープン
- 2006年11月24日 松井山手店が増床リニューアルオープン
- 2007年9月26日 大和田店(4号店)がオープン
- 2007年12月6日 駒川店(5号店)がオープン
- 2010年10月22日 大和田店(4号店)が閉店
- 2013年6月30日 駒川店(5号店)が閉店[1]
- 2014年3月12日 フレストプチくずは店がオープン
- 2015年10月28日 天満橋店がオープン(DELISTAから転換)[2]
- 2017年3月24日 長尾店がオープン[3]
- 2021年12月31日 香里園店を一時閉店[4]
- 2022年2月1日 香里園店を移転・再オープン[5]
- 2022年10月28日 フレストプチくずは店を閉店(「もより市 樟葉駅」に業態転換のため)[6]
- 2023年6月30日 香里園店を再び一時閉店[7]
- 2023年12月4日 香里園店を再び移転・再オープン[8]
店舗
編集- 松井山手店
- 香里園店
- 京阪沿線へ初めてオープンした店舗である。香里園駅前にあり「おいしさミュージアム」をテーマにデパ地下食料品の専門店を充実させていた。京阪本線連続立体交差化事業に伴う香里園駅仮駅舎建設のため、2022年2月に、生鮮商品を中心としたミニスーパーマーケット業態に縮小し、香里園駅の駅舎内に移転した。その後、2023年12月に香里園駅の仮駅舎内に再移転した。
- 寝屋川店
- 所在地:大阪府寝屋川市早子町16-10〔京阪本線寝屋川市駅高架下〕
- 業態:SSM(スーパースーパーマーケット)
- 天満橋店
- 長尾店
- 所在地:大阪府枚方市長尾元町2-22-5〔JR学研都市線長尾駅付近〕
- 業態:食品スーパー