フランソワ・クリュゼ
フランソワ・クリュゼ(François Cluzet 1955年9月21日-)はフランス・パリ出身の俳優。セザール賞の主演男優賞を『唇を閉ざせ』(2006年)の演技で受賞している。セザール賞には他に9回ノミネートされている。
フランソワ・クリュゼ François Cluzet | |||||||||||||
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フランソワ・クリュゼ | |||||||||||||
生年月日 | 1955年9月21日(69歳) | ||||||||||||
出生地 | フランス、パリ | ||||||||||||
国籍 | フランス | ||||||||||||
職業 | 俳優 | ||||||||||||
ジャンル | 映画、舞台 | ||||||||||||
活動期間 | 1976年 - | ||||||||||||
主な作品 | |||||||||||||
『美しすぎて』 『唇を閉ざせ』 『最強のふたり』 | |||||||||||||
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人物・来歴
編集17歳の時、私立の演劇学校 Cours Simon に入学する。1976年に舞台に初出演し、1979年にはディアーヌ・キュリス監督の映画 Cocktail Molotov に出演している。1980年と1982年にはクロード・シャブロル監督の映画に出演。
1984年の第9回セザール賞では、ジャン・ベッケル監督の映画『殺意の夏』で助演男優賞に、他の映画でも有望若手男優賞にノミネートされた。以後、ベルトラン・タヴェルニエ(『ラウンド・ミッドナイト』)、トニー・ガトリフ (Rue du Départ ) 、クレール・ドニ(『ショコラ』)、ベルトラン・ブリエ(『美しすぎて』)ら大物監督の映画で主要な役を演じるようになった。
1990年代にはフランスを舞台にした外国映画にも挑戦し、ロバート・アルトマン監督のアメリカ映画『プレタポルテ』やローレンス・カスダン監督のアメリカ映画『フレンチ・キス』に出演した。
子供は全部で4人おり、最初の子供は1982年生まれの娘である。他に、女優マリー・トランティニャンとの間に1992年に息子をもうけている。また、女優 Valérie Bonneton との間にも2001年に息子を、2006年に娘をもうけている。
主な出演作
編集- 女ともだち Coup de foudre (1983)
- 殺意の夏 L'Été meurtrier (1983)
- ラウンド・ミッドナイト 'Round Midnight (1986)
- ショコラ Chocolat (1988)
- 主婦マリーがしたこと Une affaire de femmes (1988)
- ふたり Deux (1989)
- 美しすぎて Trop belle pour toi (1989)
- オリヴィエ オリヴィエ Olivier, Olivier (1992)
- 愛の地獄 L'Enfer (1994)
- プレタポルテ Prêt-à-Porter (1994)
- フレンチ・キス French Kiss (1995)
- プロヴァンスの恋 Le Hussard sur le toit (1995)
- 最後の賭け Rien ne va plus (1997)
- 日本では2011年に劇場公開。横浜フランス月間2010での上映題は『賭けはここまで』
- 8月の終わり、9月の初め Fin août, début septembre (1998)
- 見えない嘘 L'Adversaire (2002)
- 日本では劇場未公開。第10回フランス映画祭横浜2002にて上映。
- 職人、クロード・シャブロル Claude Chabrol l'artisan (2002)
- ドキュメンタリー映画。日本では劇場未公開。フランス映画祭2011関連企画にて上映。
- ラ・ピエトラ 愛を踊る女 Quand je vois le soleil (2003)
- 歌え! ジャニス★ジョプリンのように Janis et John (2003)
- 唇を閉ざせ Ne le dis à personne (2006)
- 日本では劇場未公開。「三大映画祭週間2011」にて上映。
- PARIS Paris (2008)
- 君のいないサマーデイズ Les Petits Mouchoirs (2010)
- 最強のふたり Intouchables (2011)
- 第24回東京国際映画祭コンペティション部門にて上映。
- 11.6~最強の現金強奪犯 11.6 (2013)
- ターニング・タイド 希望の海 En solitaire(2014)
主な受賞・ノミネート
編集セザール賞
編集年 | 作品名 | 部門 | 結果 |
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1984年(第9回) | Vive la sociale! | 有望若手男優賞 | ノミネート |
殺意の夏 | 助演男優賞 | ノミネート | |
1990年(第15回) | Force majeure | 助演男優賞 | ノミネート |
1996年(第21回) | Les Apprentis | 主演男優賞 | ノミネート |
2003年(第28回) | 見えない嘘 | 助演男優賞 | ノミネート |
2007年(第32回) | 唇を閉ざせ | 主演男優賞 | 受賞 |
Quatre étoiles | 助演男優賞 | ノミネート | |
2010年(第35回) | Le Dernier pour la route | 主演男優賞 | ノミネート |
À l'origine | 主演男優賞 | ノミネート | |
2012年(第37回) | 最強のふたり | 主演男優賞 | ノミネート |
その他
編集年 | 賞・映画祭 | 部門 | 作品名 | 結果 |
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1984年 | ジャン・ギャバン賞 | 受賞 | ||
1996年 | パリ映画祭 | 最優秀男優賞 | Le silence de Rak | 受賞 |
2007年 | グローブ・ドゥ・クリスタル | 最優秀男優賞 | 唇を閉ざせ | 受賞 |
2007年 | エトワール・ドール | 主演男優賞 | 唇を閉ざせ | 受賞 |
2010年 | エトワール・ドール | 主演男優賞 | À l'origine | 受賞 |
2011年 | 第24回東京国際映画祭 | 最優秀男優賞 | 最強のふたり | 共演者オマール・シーと共に受賞 |