フタホシキツネベラ
フタホシキツネベラ (B. bimaculatus) は、ベラ科の海水魚。日本では太平洋側の暖かな沿岸で見られる。名前の通り、2つの暗色斑が体側にある。
フタホシキツネベラ | ||||||||||||||||||||||||
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フタホシキツネベラ
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保全状況評価[1] | ||||||||||||||||||||||||
LEAST CONCERN (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) | ||||||||||||||||||||||||
分類 | ||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||
Bodianus bimaculatus (G. R. Allen, 1973) | ||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||
フタホシキツネベラ |
分布
編集形態
編集全長は8センチメートル[4]。雌雄の色彩の違いはほとんどない[2]。成魚は、黄色の地色に赤色の縦條が入る。尾鰭付け根には暗色斑があり[2][4][3]、成長に伴いオスでは消失する[3]。鰓にも暗色斑があり[3][2][4]、大きさが3センチメートル以下の小さい幼魚では鰓の暗色斑が不明瞭[2][3]。幼魚はコガネキュウセンに似るが、生息水域が異なるほか[2]、フタホシキツネベラの幼魚は眼の後方から細い暗色ラインが伸びる[2][3]。
生態
編集水深40メートル以深の岩礁斜面やサンゴ礁外縁礁斜面およびドロップオフ下で見られる[2]。水深30メートル前後の岩礁域に生息するとする説もある。クリーニング行動をする掃除魚[3]。例として八丈島では、オスとメス複数匹の小さなハレムを形成し、他のベラたちと混泳していることが多い[2]。
脚注
編集- ^ Russell, B.; Myers, R. (2010). “Bodianus bimaculatus”. IUCN Red List of Threatened Species 2010: e.T187638A8586982. doi:10.2305/IUCN.UK.2010-4.RLTS.T187638A8586982.en 9 July 2023閲覧。.
- ^ a b c d e f g h i j 加藤昌一『ネイチャーウオッチングガイドブック ベラ&ブダイ 日本で見られる192種+幼魚、成魚、雌雄、婚姻色のバリエーション』誠文堂新光社、2016年、21頁 ISBN 978-4-416-51647-8
- ^ a b c d e f g 中坊徹次『小学館の図鑑Z 日本魚類館 ~精緻な写真と詳しい解説~』小学館、2018年、332頁 ISBN 978-4-09-208311-0
- ^ a b c 小林安雅『日本の海水魚と海岸動物図鑑 1719種』小学館、2014年、114頁 ISBN 978-4-416-61432-7