ピースオブエイト
日本の競走馬
この記事は現役競走馬を扱っています。 |
ピースオブエイト(欧字名:Piece of Eight、2019年1月7日 - )は、日本の競走馬[1]。2022年の毎日杯の勝ち馬である。
ピースオブエイト | |||||||||
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第89回東京優駿パドック(2022年5月29日) | |||||||||
欧字表記 | Piece of Eight[1] | ||||||||
品種 | サラブレッド[1] | ||||||||
性別 | 牡→セン[1] | ||||||||
毛色 | 黒鹿毛[1] | ||||||||
生誕 | 2019年1月7日(5歳)[1] | ||||||||
父 | スクリーンヒーロー[1] | ||||||||
母 | トレジャーステイト[1] | ||||||||
母の父 | Oasis Dream[1] | ||||||||
生国 | 日本(北海道安平町)[1] | ||||||||
生産者 | ノーザンファーム[1] | ||||||||
馬主 | (有)シルクレーシング[1] | ||||||||
調教師 | 奥村豊(栗東)[1] | ||||||||
競走成績 | |||||||||
生涯成績 | 10戦4勝[1] | ||||||||
獲得賞金 |
1億104万円[1] (2024年10月27日現在) | ||||||||
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戦績
編集2歳(2021年)
編集2021年7月11日小倉の2歳新馬(芝1800m)でデビュー。好位追走から直線で鮮やかに抜け出して快勝した[2]。
3歳(2022年)
編集8か月休養のあと、3月6日のアルメリア賞で復帰。道中5番手追走から直線で鋭く脚を伸ばすと先に抜け出したジュンブロッサムをかわし、デビュー2連勝とした [3]。 3月26日の毎日杯は好スタートからハナを奪うと、直線でも脚色は衰えることなくそのまま逃げ切り重賞初制覇を挙げた[4]。出走馬中、唯一の無敗馬として挑んだ第89回東京優駿は最下位18着惨敗に終わった。8月14日の小倉記念と10月22日の富士ステークスでは掲示板入りしたものの、毎日杯に次ぐ勝利を挙げることはできなかった。
4歳(2023年)
編集シーズン2戦目、4月30日の谷川岳ステークスで毎日杯以来となるオープン戦2勝目を挙げる。次走は7月23日の中京記念を予定していたが、6月21日に左前繋部浅屈腱炎発症が判明し、長期休養に入った[5]。
競走成績
編集以下の内容は、JBISサーチ[6]およびnetkeiba.com[7]に基づく。
競走日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離(馬場) | 頭 数 |
枠 番 |
馬 番 |
オッズ (人気) |
着順 | タイム (上がり3F) |
着差 | 騎手 | 斤量 [kg] |
1着馬(2着馬) | 馬体重 [kg] |
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2021. 7.11 | 小倉 | 2歳新馬 | 芝1800m(良) | 8 | 6 | 6 | 7.0 (3人) | 1着 | 1:49.7(34.4) | -0.2 | 福永祐一 | 54 | (グランディア) | 462 | |
2022. 3. 6 | 阪神 | アルメリア賞 | 1勝 | 芝1800m(良) | 7 | 2 | 2 | 3.5 (2人) | 1着 | 1:46.3(34.2) | -0.1 | 岩田望来 | 56 | (ジュンブロッサム) | 468 |
3.26 | 阪神 | 毎日杯 | GIII | 芝1800m(稍) | 10 | 4 | 4 | 6.5 (4人) | 1着 | 1:47.5(35.6) | -0.1 | 藤岡佑介 | 56 | (ベジャール) | 466 |
5.29 | 東京 | 東京優駿 | GI | 芝2400m(良) | 18 | 3 | 5 | 59.4(12人) | 18着 | 2:29.1(41.7) | 7.2 | 藤岡佑介 | 57 | ドウデュース | 460 |
8.14 | 小倉 | 小倉記念 | GIII | 芝2000m(良) | 15 | 4 | 7 | 8.5 (4人) | 5着 | 1:58.7(35.6) | 1.3 | 松本大輝 | 53 | マリアエレーナ | 458 |
10.22 | 東京 | 富士S | GII | 芝1600m(良) | 15 | 8 | 15 | 41.5 (8人) | 4着 | 1:32.4(33.5) | 0.4 | 三浦皇成 | 54 | セリフォス | 466 |
11.20 | 阪神 | マイルCS | GI | 芝1600m(良) | 17 | 5 | 9 | 57.1(12人) | 9着 | 1:33.0(34.3) | 0.5 | C.デムーロ | 56 | セリフォス | 470 |
2023. 2.11 | 阪神 | 洛陽S | L | 芝1600m(良) | 11 | 6 | 6 | 4.5 (3人) | 5着 | 1:33.4(34.5) | 0.3 | B.ムルザバエフ | 57.5 | ジャスティンスカイ | 478 |
4.30 | 新潟 | 谷川岳S | L | 芝1600m(重) | 14 | 4 | 6 | 3.5 (1人) | 1着 | 1:35.4(35.7) | -0.4 | 吉田隼人 | 58 | (ヴィジュネル) | 466 |
2024.10.27 | 京都 | カシオペアS | L | 芝1800m(良) | 18 | 4 | 7 | 39.0(10人) | 10着 | 1:46.3(36.6) | 1.5 | 酒井学 | 59 | アルジーヌ | 458 |
- 競走成績は2024年10月27日現在
血統表
編集ピースオブエイトの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | ロベルト系 |
[§ 2] | ||
父 スクリーンヒーロー 栗毛 2004 北海道千歳市 |
父の父 *グラスワンダー栗毛 1995 |
Silver Hawk | Roberto | |
Gris Vitesse | ||||
Ameriflora | Danzig | |||
Graceful Touch | ||||
父の母 ランニングヒロイン鹿毛 1993 |
*サンデーサイレンス | Halo | ||
Wishing Well | ||||
ダイナアクトレス | *ノーザンテースト | |||
モデルスポート | ||||
母 トレジャーステイト 鹿毛 2012 北海道安平町 |
Oasis Dream 鹿毛 2000 |
Green Desert | Danzig | |
Foreign Courier | ||||
Hope | *ダンシングブレーヴ | |||
Bahamian | ||||
母の母 *ワイオラ鹿毛 2001 |
Sadler's Wells | Northern Dancer | ||
Fairy Bridge | ||||
Rubies From Burma | *フォーティナイナー | |||
Perfect Example | ||||
母系(F-No.) | (FN:8-f) | [§ 3] | ||
5代内の近親交配 | Danzig 4×4, Northern Dancer 5・5×5・4, Hail to Reason 5・5(父内) | [§ 4] | ||
出典 |
- 3代母Rubies From Burmaの半姉に1992年仏1000ギニーなどGI3勝のCulture Vultureがいる。
脚注・出典
編集注釈
編集- ^ 昔の銀貨は実際に銀を含んでいたので、分割しても価値があり、8レアル銀を8つに割って、1レアルとして使う習慣があった。このため8レアル銀貨は英語で"Pieces of eight"とも呼ばれた。
出典
編集- ^ a b c d e f g h i j k l m n o “ピースオブエイト”. JBISサーチ. 公益財団法人日本軽種馬協会. 2023年4月30日閲覧。
- ^ “ピースオブエイト押し切る 福永騎手「言うことなし」/新馬戦”. 日刊スポーツ. (2021年7月11日) 2022年3月26日閲覧。
- ^ “【アルメリア賞結果】ピースオブエイトが8か月ぶりの休み明けを快勝”. netkeiba.com. (2022年3月6日) 2022年3月26日閲覧。
- ^ “【毎日杯】藤岡佑介騎手のピースオブエイトが逃げ切りで重賞初V 2着は藤岡康太騎手のベジャール”. スポーツ報知. (2022年3月26日) 2022年3月26日閲覧。
- ^ “谷川岳Sを制したピースオブエイト、左前繋部浅屈腱炎が判明”. netkeiba.com (2023年6月21日). 2024年3月19日閲覧。
- ^ “ピースオブエイト 競走成績”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2023年4月30日閲覧。
- ^ “ピースオブエイトの競走成績”. netkeiba.com. Net Dreamers Co., Ltd.. 2023年4月30日閲覧。
- ^ a b c “血統情報:5代血統表|ピースオブエイト”. JBISサーチ. 日本軽種馬協会. 2022年3月26日閲覧。
- ^ a b c d “ピースオブエイトの血統表”. netkeiba.com. 2022年3月26日閲覧。