ビランテロール
ビランテロール(Vilanterol)は、長時間作用型交感神経β2受容体作動薬(英語: ultra-long-acting β2 adrenoreceptor agonist (ultra-LABA)) の1つである。2015年現在、ビランテロールはトリフェニル酢酸との塩の形、すなわち、ビランテロールトリフェニル酢酸塩として利用されている。単剤では製剤化されておらず、配合剤として上市されており、全て、グラクソ・スミスクライン(GSK)の商品である。合成コルチコステロイド・フランカルボン酸フルチカゾンとの合剤のうち、レルベア100エリプタが気管支喘息および慢性閉塞性肺疾患(COPD)の長期管理に、レルベア200エリプタが喘息の長期管理[1]に用いられ、長時間作用型抗コリン剤・ウメクリジニウムとの合剤(アノーロ)がCOPDの長期管理[2]に用いられる。また、フランカルボン酸フルチカゾンおよびウメクリジニウムとの3成分配合剤の内、テリルジー100エリプタが喘息およびCOPDの長期管理に、テリルジー200エリプタが喘息の長期管理に用いられる。LABAの中では、比較的、速効性に優れているが、急性増悪時の使用は推奨されていない。
IUPAC命名法による物質名 | |
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臨床データ | |
法的規制 | |
データベースID | |
ATCコード |
R03AK10 (WHO) (+fluticasone) R03AL03 (WHO) (+umeclidinium) |
PubChem | CID: 10184665 |
ChemSpider | 8360167 |
KEGG | D09696 |
ChEBI | CHEBI:75037 |
化学的データ | |
化学式 | C24H33Cl2NO5 |
分子量 | 486.43 g/mol |
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出典
編集- ^ “レルベア100エリプタ14吸入用/30吸入用/レルベア200エリプタ14吸入用/30吸入用 添付文書” (2015年11月). 2016年7月2日閲覧。
- ^ “アノーロエリプタ7吸入用/30吸入用 添付文書” (2016年5月). 2016年7月2日閲覧。