パラダイス銀河

光GENJIの楽曲

パラダイス銀河」(パラダイスぎんが)は、日本男性アイドルグループである光GENJIの楽曲。同グループの3枚目のシングルとして、1988年3月9日ポニーキャニオンからリリースされた。

「パラダイス銀河」
光GENJIシングル
初出アルバム『Hi!
B面 LONG RUN
リリース
規格
ジャンル アイドル歌謡曲
時間
レーベル ポニーキャニオン
作詞・作曲 飛鳥涼
プロデュース 渡辺有三
ゴールドディスク
チャート最高順位
光GENJI シングル 年表
ガラスの十代
1987年
パラダイス銀河
(1988年)
Diamondハリケーン
(1988年)
Hi! 収録曲
Dream -風に打たれて-
(6)
パラダイス銀河
(7)
銀の風
(8)
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背景

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前作「ガラスの十代」から4か月ぶりとなるシングルで、デビュー曲「STAR LIGHT[注釈 1]、2ndシングル「ガラスの十代」に続き、飛鳥涼(現・ASKA)が作詞と作曲を担当した。

同年に放送された『第39回NHK紅白歌合戦』では「光GENJI'88メドレー」[注釈 2]のうちの1曲として歌唱した[2]

翌1989年には、第61回選抜高等学校野球大会選抜高等学校野球大会入場行進曲に採用された。また、シングル発売から35年以上経過した現在も、高校野球応援歌として定番楽曲である[3]

オリックス・バファローズ若月健矢捕手の登場曲として[4]2020年まで使用された[注釈 3]

版権について

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当時、チャゲ&飛鳥(現・CHAGE and ASKA)による光GENJIへの楽曲提供は本作を以て一時中断するが、これはジャニーズ事務所ヤマハ音楽振興会(以下、ヤマハ。当時のチャゲ&飛鳥の所属事務所)の間で版権の帰属[注釈 4]を巡り対立が生じた事が一因とされる[注釈 5]

現在は、本作を含むチャゲ&飛鳥提供楽曲の版権はヤマハとロックダムアーティスツ(現在のCHAGE and ASKAの所属事務所)が共同で保有している。

制作

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歌詞に出てくる「しゃかりきコロンブス」は、「しゃかりきになって探したって、コロンブスさえも発見することができない夢の島(子供の場所)」を表現したものである[7]

記録

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光GENJIのシングルとしては最大のヒット曲[8]で、シングルの売上(出荷)枚数は公称100万枚[8]

オリコンチャート

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オリコンシングルチャートでは、デビューシングル「STAR LIGHT[9]と2枚目のシングル「ガラスの十代[10]の3作連続で1位を獲得した[11]

発売週の初動売上は、オリコンチャート集計でおよそ34万枚、当時歴代1位の記録となった。同年のオリコン年間シングルチャートでは1位を記録、更に2位・3位も光GENJIの曲[注釈 6]となった。1978年のピンク・レディー以来2組目となる、オリコン年間シングルチャートTOP3の独占だった。また7位にも「剣の舞」がチャートインした。

『ザ・ベストテン』『歌のトップテン』

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TBS音楽番組ザ・ベストテン』及び日本テレビ音楽番組歌のトップテン』の年間チャートでは、2位となった[注釈 7]

日本レコード大賞

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1988年12月31日には『第30回日本レコード大賞』を受賞した[12][注釈 8]

収録曲

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全作詞: 飛鳥涼、全編曲: 佐藤準
#タイトル作詞作曲時間
1.パラダイス銀河飛鳥涼飛鳥涼
2.LONG RUN飛鳥涼CHAGE
合計時間:
CT
全作詞: 飛鳥涼、全編曲: 佐藤準。
#タイトル作詞作曲時間
1.パラダイス銀河(歌入り)飛鳥涼飛鳥涼
2.「パラダイス銀河」(オリジナル・カラオケ)飛鳥涼 
3.LONG RUN(歌入り)飛鳥涼CHAGE
4.「LONG RUN」(オリジナル・カラオケ)飛鳥涼 
合計時間:

リリース履歴

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規格 発売日 レーベル 品番
7インチレコード 1988年3月9日 (1988-03-09) ポニーキャニオン 7A 0825
CT 10P 13205
8cmCD S10A 0009

ホワイト☆ストームによるカヴァー

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「パラダイス銀河」
ホワイト☆ストームシングル
B面
  • MY BLUE SKY
  • 二段跳び
リリース
規格 マキシシングル
ジャンル J-POP
時間
レーベル シルバーレコード[注釈 9]
作詞・作曲 飛鳥涼
プロデュース
ホワイト☆ストーム シングル 年表
セーラー服を脱がさないで
2002年
パラダイス銀河
(2003年)
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2000年代前半頃に北海道で活動していた女性ローカルアイドルグループのホワイト☆ストームが「パラダイス銀河」をカヴァーし、同グループの2枚目のシングルとして、2003年1月1日にシルバーレコード[注釈 9]からリリースされた[13]

グループとしては『セーラー服を脱がさないで』(おニャン子クラブのカヴァー)に続くシングルであったが、これを最後に活動を停止している。

収録曲

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CD[14]
#タイトル作詞・作曲編曲時間
1.パラダイス銀河飛鳥涼見良津健雄
2.MY BLUE SKY成岡靖之草野よしひろ
3.二段跳び歌麻呂見良津健雄
4.「パラダイス銀河」(Instrumental)  
5.「MY BLUE SKY」(Instrumental)  
6.「二段跳び」(Instrumental)  
合計時間:

脚注

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注釈

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  1. ^ 作曲は、チャゲ&飛鳥の2人が担当。
  2. ^ ガラスの十代」〜「パラダイス銀河」〜「Diamondハリケーン」〜「剣の舞
  3. ^ 2021年からは、チャンスで打席がまわってきた時に使われている。
  4. ^ 当初、ジャニーズとヤマハが版権を共有する形の契約だったが、ジャニーズがヤマハに対し、ヤマハ保有分の出版権譲渡を要求。しかしヤマハ側が自社のアーティストが提供した楽曲である以上、応じる訳にはいかないと拒否したという。
  5. ^ 「PRIDE II 〜10年の複雑〜」(八曜社)でのヤマハ音楽振興会(当時)渡辺徹二の証言より。しかし一方で、ASKA本人は2019年にこの一件がアサ芸プラスで報じられた際[5]、自身のブログにて全くの事実無根であると否定すると共に、記事を掲載したアサ芸プラスに対し、抗議の意を表明している[6]
  6. ^ それぞれ「ガラスの十代」と「Diamondハリケーン
  7. ^ それぞれの年間チャート1位は、同じジャニーズ事務所の先輩である田原俊彦の「抱きしめてTONIGHT」。
  8. ^ この受賞を最後にジャニーズ事務所は楽曲に関する賞レースを辞退しているため、同事務所所属者のレコード大賞受賞歴はない。またポニーキャニオン所属アーティストのレコード大賞受賞は、2023年時点で光GENJIのみとなっている。
  9. ^ a b 販売:コロムビアミュージックエンタテインメント

出典

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  1. ^ a b 第3回日本ゴールドディスク大賞 / Gold Disc Hall of Fame 3rd”. 日本ゴールドディスク大賞公式サイト. 2024年11月11日閲覧。
  2. ^ 第39回NHK紅白歌合戦”. NHK紅白歌合戦ヒストリー. NHK. 2023年7月23日閲覧。
  3. ^ コラム【高校野球】甲子園応援歌を紹介!定番曲から魔曲まで!”. スポジョバ. スポーツフィールド. 2023年8月12日閲覧。
  4. ^ “オリックス・若月健矢捕手「チャンスで楽しく踊れるように」/登場曲”. 週刊ベースボールONLINE (株式会社ベースボール・マガジン社). (2019年5月11日). https://column.sp.baseball.findfriends.jp/?pid=column_detail&id=046-20190520-06 2023年7月23日閲覧。 
  5. ^ “31年目に明かされた真実!ASKAが「“しゃかりきコロンブス”の謎」を激白”. アサ芸プラス (株式会社徳間書店). (2019年10月6日). https://www.asagei.com/excerpt/134590 2023年7月23日閲覧。 
  6. ^ Asagei plus様”. BLOG|ASKA Official Web Site 「Fellows」. 株式会社Fanplus (2019年10月7日). 2023年7月23日閲覧。
  7. ^ 「しゃかりきコロンブス」 ASKA Official Blog 2019年10月3日更新 2019年10月4日閲覧
  8. ^ a b 産経新聞』1995年9月4日付東京夕刊。
  9. ^ STAR LIGHT | 光GENJI”. ORICON STYLE. 株式会社oricon ME. 2023年7月23日閲覧。
  10. ^ ガラスの十代 | 光GENJI”. ORICON STYLE. 株式会社oricon ME. 2023年7月23日閲覧。
  11. ^ 引用エラー: 無効な <ref> タグです。「oricon」という名前の注釈に対するテキストが指定されていません
  12. ^ 引用エラー: 無効な <ref> タグです。「jacompa」という名前の注釈に対するテキストが指定されていません
  13. ^ ホワイト☆ストーム. “パラダイス銀河”. oricon ME. 2019年12月31日閲覧。
  14. ^ ホワイト☆ストーム/パラダイス銀河”. 紀伊國屋書店ウェブストア. 紀伊國屋書店. 2023年7月23日閲覧。

外部リンク

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