バルーンさが駅

佐賀県佐賀市嘉瀬町にある九州旅客鉄道の臨時駅

バルーンさが駅(バルーンさがえき)は、佐賀県佐賀市嘉瀬町大字荻野にある、九州旅客鉄道(JR九州)長崎本線臨時駅)。

バルーンさが駅
改札口(2024年)
バルーンさが
Balloon Saga
鍋島 (1.8 km)
(1.6 km) 久保田
地図
所在地 佐賀県佐賀市嘉瀬町大字萩野
北緯33度15分28秒 東経130度14分56秒 / 北緯33.2578度 東経130.249度 / 33.2578; 130.249座標: 北緯33度15分28秒 東経130度14分56秒 / 北緯33.2578度 東経130.249度 / 33.2578; 130.249
所属事業者 九州旅客鉄道(JR九州)
所属路線 長崎本線
唐津線直通含む)
キロ程 29.8 km(鳥栖起点)
電報略号 ルン
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線[1]
乗車人員
-統計年度-
10,823人/日(降車客含まず)
-2010年-
開業年月日 1989年平成元年)11月18日[2]
備考 臨時駅
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概要

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嘉瀬川河川敷を主会場として毎年行われる佐賀インターナショナルバルーンフェスタ観覧客のために設けられる臨時駅で、10月下旬から11月上旬のうち1週間程度の開催期間のみ営業を行う。バルーンフェスタ期間中は、朝から19時頃(夜間係留開催日は21時頃)までの普通列車とバルーンフェスタ期間中に運転される、臨時列車「バルーンフェスタ号」と一部の特急列車が停車する。2016年度は5日間の営業で99,592人の乗車利用があり[3]、営業日1日あたり平均乗車人数19,918人は、佐賀県内で最も乗車人数の多い佐賀駅の1日当たり平均乗車人数(12,341人)の約1.6倍に相当する。

歴史

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  • 1989年平成元年)11月18日:開設[2]
  • 2020年令和2年):新型コロナウイルス感染拡大に伴う佐賀インターナショナルバルーンフェスタの開催自粛に伴い、本年の営業を中止。
  • 2021年(令和3年):佐賀インターナショナルバルーンフェスタは無観客開催とされたため、本駅営業は2年連続で中止[4]
  • 2022年(令和4年):佐賀インターナショナルバルーンフェスタが3年ぶりの有観客開催。本駅も3年ぶりに営業される(11月2日 - 6日[5]
  • 2024年(令和6年)10月3日ICカードSUGOCA」の利用可能エリアとなる[6][7]
  • 2024年(令和6年):大雨予報に伴い、会場が冠水する恐れがあることから、佐賀インターナショナルバルーンフェスタが全日程中止となったため、本駅も11月1日〜4日の期間で閉鎖されることとなった。(フェスタ初日の10月31日のみの営業となった)[8]

駅構造

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通路を挟んで上り下り単式ホーム1面1線ずつを有する地上駅[1]。特急列車にも対応するため、最大8両編成が停車出来るようになっている(長さ165m×幅3m×2面)[9]。ホームの有効長の関係から「かもめ」と「みどり」「ハウステンボス」が併結されて運行していた2011年3月のダイヤ改正以前は、9両編成以上となる「かもめ・みどり」「かもめ・みどり・ハウステンボス」の併結列車は停車しなかった[注 1]。「ハウステンボス」の前身列車である「オランダ村特急」は停車したことがない。

この区間は上り線と下り線の高さが異なっており、島式ホームでは無く、両線間にそれぞれのホームと駅舎がある[注 2]。このため、ホームはいずれも列車進行方向を向いて右側になる(上空から見るとホーム部分とそれを繋ぐ連結通路が大文字のAあるいは先細りのHのような形をなしている)。ホームは嘉瀬川東岸を上る築堤上にあり、駅舎は駅西側の河川敷に設けられる。

営業期間外には駅舎・ホーム共に撤去されていたが、2002年(平成14年)、設置作業を行っていた作業員が列車にはねられて死亡する事故が発生したこともあり[10]2003年(平成15年)からはホームのみ恒久的な施設として設置されている[11]

駅周辺

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駅周辺は田畑が広がっているのみで、民家は殆ど無い。バルーンフェスタ期間中は駅前の河川敷が会場となり、多くの観客で賑わう。

  • 国道34号佐賀バイパス - 駅の北側約700メートルを長崎本線に並行して通る。
  • 嘉瀬川防災ステーション・佐賀市水防センター - 駅北側にある防災施設。

隣の駅

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九州旅客鉄道(JR九州)
長崎本線・唐津線(唐津線は佐賀駅 - 久保田駅間長崎本線に乗り入れ)
鍋島駅 - バルーンさが駅 - 久保田駅

脚注

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注釈

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  1. ^ 783系電車充当の「かもめ」が4両編成だった時期は、「かもめ」「みどり」の併結列車が停車していたこともある。
  2. ^ 同様の構造に飯田線下地駅常磐線Jヴィレッジ駅などがある。

出典

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  1. ^ a b 『週刊 JR全駅・全車両基地』 27号 長崎駅・佐世保駅・大村駅ほか75駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年2月17日、20頁。 
  2. ^ a b 「長崎本線に臨時駅」『交通新聞』交通新聞社、1989年9月22日、1面。
  3. ^ 佐賀県統計年鑑 令和元年版(2019年版)”. 2021年9月25日閲覧。
  4. ^ 【無観客開催】2021佐賀インターナショナルバルーンフェスタの開催内容の変更について”. 佐賀インターナショナルバルーンフェスタ. 2022年3月22日閲覧。
  5. ^ 3年ぶり有観客開催!2022佐賀インターナショナルバルーンフェスタへはJRで!』(PDF)(プレスリリース)九州旅客鉄道、2022年9月26日http://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2022/09/26/20220926_balloon_saga.pdf2022年12月11日閲覧 
  6. ^ 西九州エリアへのICカード乗車券SUGOCAの導入日が決定しました!』(PDF)(プレスリリース)九州旅客鉄道/佐賀県/長崎県、2024年9月4日。オリジナルの2024年9月4日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20240904070647/https://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2024/09/04/20240904_westkyushu_ic_tikect_sugoca_determining_the_implementation_date.pdf2024年9月4日閲覧 
  7. ^ 西九州エリアにICカード乗車券SUGOCAを導入します!』(PDF)(プレスリリース)九州旅客鉄道/佐賀県/長崎県、2022年8月22日https://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2022/08/22/220822_sugoca_area.pdf2022年8月22日閲覧 
  8. ^ 大雨予報にともなう11月1日以降のバルーン競技・イベントについて」(佐賀インターナショナルバルーンフェスタ・公式サイト)
  9. ^ バルーン佐賀駅設置に関するプレスリリース』(プレスリリース)九州旅客鉄道、2007年9月28日。オリジナルの2007年12月24日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20071224105839/http://www13.jrkyushu.co.jp/newsreleaseweb.nsf/9dd28b8cb8f46cee49256a7d0030d2e6/2a76c9785cba9d304925736b0057f40a?OpenDocument2023年2月11日閲覧 
  10. ^ 「列車に接触し作業員死亡」『佐賀新聞』2002年10月17日。
  11. ^ 「バルーンさが駅ホーム、恒久化工事始まる」『佐賀新聞』2003年8月19日。

関連項目

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外部リンク

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