バイエラー財団
スイスの美術館
バイエラー財団( - ざいだん)は、バーゼル近郊のリーエンにあるスイスの私立の文化団体[1]である。この財団は、美術商エルンスト・バイエラーと彼の妻のヒルディ・バイエラーによって収集されたモダン・アートとコンテンポラリー・アートのコレクションを保護している。
バイエラー財団 Fondation Beyeler | |
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施設情報 | |
開館 | 1997年 |
所在地 | スイス リーエン |
位置 | 北緯47度35分17秒 東経7度39分04秒 / 北緯47.5881度 東経7.65106度 |
プロジェクト:GLAM |
はじまり
編集エルンスト・バイエラー(1921-2010)と彼の妻のヒルディ・バイエラー(1922-2008)は、数十年間にわたり20世紀の芸術作品(主に絵画と彫刻)を収集してきた。そして、子どもがいなかったことから、1982年にこれらのコレクションを財団に委ねることを決定した。 コレクションの初公開は1989年にマドリードのソフィア王妃芸術センターで行われた。財団美術館の開館は1997年である。
美術館
編集美術館の建物はポンピドゥーセンターの2人の建築家のうちの1人であるレンゾ・ピアノによって建設された。美術館を囲む庭園内にカルダーのモビール「L'arbre(木)」がある。 美術館の3つの部屋の窓際にはスイレンの広がる池がある。
コレクション
編集美術館内に200点ほどの絵画・彫刻が展示されている。 コレクションとして、モネ、 セザンヌ、 ルソー、 ピカソ, ミロなどの20世紀始めの印象派、ポスト印象派およびキュビスムの作品と、エルズワース・ケリー、バーネット・ニューマン、 マーク・ロスコなどの1950年代アメリカ絵画を収集している。 財団はエドヴァルド・ムンク、ピカソ、アンリ・ルソーなどの大規模な企画展を定期的に開催している。
おもな絵画
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フィンセント・ファン・ゴッホ 「Wheatfield With Cornflowers」 1890年
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エドガー・ドガ 「Three Dancers (Blue Tutus, Red Bodices)」 1903年
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クロード・モネ 「The Japanese Bridge」 1918-24年
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ポール・セザンヌ 「Forest Scene (Path from Mas Jolie to Château noir)」 1900-02年
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パウル・クレー 「After The Flood」 1936年
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パウル・クレー 「Signs In Yellow」 1937年
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ポール・セザンヌ 「Seven Bathers」 1900年
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クロード・モネ 「La Cathédrale de Rouen. Le Portail (effet du matin)」 1894年
立体作品
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アレクサンダー・カルダー 「L'arbre」
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エルズワース・ケリー 「White Curves」 2002年
出典
編集- ^ « Le jardin secret d'Ernst Beyeler enfin dévoilé » dans Le Figaro du 14 juin 2011.
関連項目
編集外部リンク
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