ハロウィンナイトメア

日本の映画

ハロウィンナイトメア』(HALLOWEEN NIGHTMARE)は、日本ホラー映画2015年平成27年)9月11日公開。原作は同名のフリーアドベンチャーゲーム10月31日ハロウィンに現れるといわれる謎の殺人鬼ジャック・オー・ランタンの恐怖を描く物語である。本記事では2015年10月24日に公開された続編『ハロウィンナイトメア2』についても記述し、それぞれを第1作、第2作と略す。

ハロウィンナイトメア
HALLOWEEN NIGHTMARE
監督 寺内康太郎
脚本 佐上佳嗣、寺内康太郎
原作 IVORY DICE
製作 張江肇、鈴木ワタル
出演者 朝倉あき五十嵐令子Erina、他
撮影 鳥居康剛
配給 NSW
公開 日本の旗 2015年9月11日
上映時間 75分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
次作 ハロウィンナイトメア2
テンプレートを表示
ハロウィンナイトメア2
HALLOWEEN NIGHTMARE 2
監督 山下洋助
脚本 小此木聡、山下洋助
原作 IVORY DICE
製作 伊東俊平
出演者 武田玲奈増田みずき大庭裕介、他
音楽 今村左悶
撮影 平野礼、森田亮
配給 NSW
公開 日本の旗 2015年10月24日
上映時間 62分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
前作 ハロウィンナイトメア
テンプレートを表示

ストーリー

編集

第1作

編集

オカルト雑誌編集者の紗季は、未解決殺人事件を追う最中、10月31日のハロウィンにジャック・オー・ランタンが人々を殺害するという都市伝説を知る。紗季が追う事件も発生日は10月31日である。同様の事件は10年間続いており、被害者が生前に撮った写真には、死亡時刻が予告のごとく浮かびあがっていた。紗季は友人の薫と共に、第一の被害者の旧友・進藤楓に接触するが、その後、紗季と薫を撮った写真にも死亡時刻が浮かび上がる。そして10月31日、薫がその時刻に殺害される。紗季は楓から真相を聞き出す。楓は最初の被害者を怨んでおり、黒魔術でジャックを呼び出し、彼を殺害させた。その代償として毎年、ほかの人々の命をジャックに差し出すことを強いられていた。ジャックから逃れる手段は唯一、ハロウィンが終わるまで逃げ切ること。そして紗季のもとにもジャックが現れる。紗季は必死の逃避行の末、殺害寸前まで追いつめられるが、深夜0時が過ぎ、ハロウィンが終わったことで生還を果たした。

第2作

編集

女子高生の七海は、親友の朱美、晴香、梓とともに、ハロウィンパーティの日を心待ちにしていた。その最中、晴香と梓が失踪する。七海たちの前に謎の男・吉岡が現れ、ずっと殺人鬼ジャック・オー・ランタンを追い続けていると語る。雑誌編集長である父の取材資料から前作の事件を知った七海は、吉岡にそれを見せる。吉岡はそれをもとに溝口カエデに接触し、ジャックの秘密を探り続ける。そしてハロウィンの日。パーティ会場の七海と晴香の前に、晴香と梓が現れる。再会を喜ぶ七海だが、パーティの最中に晴香と梓は死体と化す。そこへ吉岡が現れて惨劇を抑えようとするも、彼も死亡する。ついにジャックが現れ、朱美を殺害、七海をも殺そうとする。だが死んだままの友人たちがジャックを取押え、晴香は生還を果たす。惨劇は終わったかに見えたが、以来毎年ハロウィンの日のその時刻になると、七海の前にはジャック・オー・ランタンが現れ続けるようになっていた。

キャスト

編集
  • 第1作
    • 森中 紗季: 朝倉あき - 主人公。オカルト雑誌「ノロイック」の編集者。
    • 進藤 楓: 五十嵐令子 - 作中のキーパーソン。第2作では「溝口カエデ」名義で登場。
    • 山本 秀也: 布施紀行 - 「ノロイック」の編集者で、紗季の後輩。
    • 花村 薫: Erina - 紗季の友人。
    • 楓の母: 北河多香子 - 第2作にも登場。
    • 橋本勇: 中西哲也 - 「ノロイック」編集長。第2作にも登場。

製作

編集

2013年にリリースされたアドベンチャーゲーム『ハロウィンナイトメア』の実写映画化作品。同じくゲームの実写映画化である『青鬼』『デスフォレスト』『パラノイアック』に続く第4弾として位置づけられる[1]。第1作主演の朝倉あきにとっては、女優業休業から復帰後の初の主演映画となった[2]

第2作公開時にはニコニコ動画でも2作同時に公開されており、この記念としてニコニコ動画では2015年10月1日から24日にかけ、ホラー映画特集として6作品が放送された[3]。なお第1作と第2作の世界観の繋がりについては、監督の山下洋助が「『1』の続きを描くか『1』と違う時間の世界を描くかいろいろ考えたんですけど、撮ってみて“どっちでもいいんだな”っていう感じでしたね。観ていただけたらという感じです[4]」と語った[5]武田玲奈は本作品が映画初主演となった[6]

同様にゲームを原作とするホラー映画として、これらの後に『バレンタインナイトメア』『イースターナイトメア〜死のイースターバニー〜』が制作されており、これらが「ナイトメアシリーズ」とも呼ばれている[7]

脚注

編集

外部リンク

編集