ネナ・チェリー
ネナ・チェリー(Neneh Cherry、1964年3月10日 - )は、スウェーデン・ストックホルム出身の歌手。継父にフリー・ジャズのトランペッター、ドン・チェリーを持つ。イーグル・アイ・チェリーは、異父弟にあたる。前夫は、元ポップ・グループのブルース・スミス。1984年にモーガン&マクヴィのキャメロン・マクヴィと再婚している。娘にシンガーのメイベルがいる[1]。
ネナ・チェリー Neneh Cherry | |
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ネナ・チェリー(2014年、ポーランドにて) | |
基本情報 | |
出生名 | Neneh Marianne Karlsson |
別名 | Black Madonna |
生誕 | 1964年3月10日(60歳) |
出身地 | スウェーデン |
ジャンル |
ニュー・ウェイヴ アシッド・ハウス トリップ・ホップ ヒップホップ レゲエ エレクトロニカ |
職業 | シンガーソングライター、ラッパー、DJ |
レーベル | ヴァージン・レコード |
共同作業者 |
エイドリアン・シャーウッド スリッツ ニュー・エイジ・ステッパーズ リップ・リグ&パニック フロート・アップ・CP ワイルド・バンチ マッシヴ・アタック ボム・ザ・ベース ギャング・スター ユッスー・ンドゥール イーグル・アイ・チェリー トリッキー ゴリラズ フォー・テット |
公式サイト | http://www.nenehcherry.co.uk/ |
略歴
編集1964年、シエラレオネ共和国出身のパーカッショニストで父のアーマドゥ・ジャーとテキスタイル・コラージュの作家として知られる、母モキ・チェリーの間に生まれる。
ニュー・ウェイヴ/ポストパンクのグループ、スリッツ、ニュー・エイジ・ステッパーズ、リップ・リグ&パニック、フロート・アップ・CPに参加する。
1986年、菊池武夫のファッションショーの出演に伴い、モデル、スタイリスト、フォトグラファーから構成された集団「BUFFALO」のメンバーとして、ワイルド・バンチと共に日本ツアーが行われた[2]。
1988年、シングル「Buffalo Stance」が、全米チャート(Billboard Hot 100)第3位、全英シングルチャート(ミュージック・ウィーク)第3位のヒットを記録した。
1989年、ファースト・アルバム『ロウ・ライク・スシ』をリリース。シングル「Manchild」は、全英チャート第5位を、シングル「Kisses on The Wind」は、全米チャート第8位を記録した。「Manchild」は、マッシヴ・アタックのロバート・デル・ナジャ(3D)が作曲している。
1990年、ブリット・アワードの「Best Single」と「Best Female Vocalist」を受賞。コール・ポーターのトリビュート・アルバム『Red, Hot & Blue』からシングルカットされた「I've Got You Under My Skin」[3] は、ジャングル・ブラザーズをプロデューサーに迎えて制作され、全英チャート第25位を記録した[4]。
1991年、マッシヴ・アタックのデビュー・アルバム『ブルー・ラインズ』に参加[5]。
1992年、R.E.M.のマイケル・スタイプ、ギャング・スターが参加したセカンド・アルバム『ホームブルー』をリリースした[6]。
1994年、ユッスー・ンドゥールと共演したシングル「7 Seconds」は、全仏チャート(SNEP)、スイス・チャート第1位[7]、全英チャート第3位を記録した[8]。同曲は、MTV・ヨーロッパ・ミュージック・アワードにおいて「Best Song(最優秀楽曲賞)」を受賞している[9]。
1995年には、プリテンダーズのクリッシー・ハインド、シェール、エリック・クラプトンらと共演したシングル「Love Can Build a Bridge」が、全英チャート第1位を記録した。また、マーヴィン・ゲイのトリビュート・アルバム『マーヴィン・ゲイ・トリビュート (Inner City Blues The Music Of Marvin Gaye)』に収録された「Trouble Man」がシングル・カットされた[10]。
1996年、サード・アルバム『マン』からシングルカットされた「Woman」は、全英チャート第9位を記録[11]。
2005年、ゴリラズのアルバム『ディーモン・デイズ』に参加[12]。夫のキャメロン・マクヴィとサーカス (CirKus)を結成した。
2012年、フリージャズのグループ、ザ・シング (The Thing)と共にアルバム『ザ・チェリー・シング』をリリースした[13]。
2014年、フォー・テットをプロデューサーに迎えた4thアルバム『ブランク・プロジェクト』をリリースした[14]。
2018年、フォー・テットとロバート・デル・ナジャ(3D)をプロデューサーに迎えた5thアルバム『ブロークン・ポリティクス』をリリースした[15]。
ディスコグラフィ
編集スタジオ・アルバム
編集- 『ロウ・ライク・スシ』 - Raw Like Sushi (1989年)
- 『ホームブルー』 - Homebrew (1992年)
- 『マン』 - Man (1996年)
- 『ブランク・プロジェクト』 - Blank Project (2014年)
- 『ブロークン・ポリティクス』 - Broken Politics (2018年)
リミックス・アルバム
編集- Remixes (1997年)
- 『ブランク・プロジェクト・リミキシーズ』 - Blank Project Remixes (2014年)
コラボレーション・アルバム
編集サーカス (CirKus)
- Laylow (2006年)
- Laylower (2007年) ※リミックス・アルバム
- Medicine (2009年)
ネナ・チェリー&ザ・シング
- 『ザ・チェリー・シング』 - The Cherry Thing (2012年)
- 『ザ・チェリー・シング・リミキシーズ』 - The Cherry Thing Remixes (2012年) ※リミックス・アルバム
リップ・リグ&パニック
編集- 『ゴッド』 - God (1981年)
- 『アイ・アム・コールド』 - I Am Cold (1982年)
- 『アティテュード』 - Attitude (1983年)
出典
編集- ^ STORIES「Don’t Call Me Up」が大ヒット中、ネナ・チェリーとマッシブ・アタックのプロデューサーの娘、メイベル(Mabel)とは? Udiscovermusic 2019/8/8
- ^ relax 81 2003年11月号 特集ワイルドバンチ マガジンハウス
- ^ Discogs Red, Hot & Blue
- ^ MUSIC WEEK Single Chart Highest Position:25 1990/9
- ^ Discogs Massive Attack – Blue Lines
- ^ Discogs Neneh Cherry – Homebrew
- ^ lescharts.com Single Chart Highest Position:1 YOUSSOU N'DOUR & NENEH CHERRY - 7 SECONDS 1994/6
- ^ MUSIC WEEK Single Chart Highest Position:3 YOUSSOU N'DOUR & NENEH CHERRY - 7 SECONDS 1994/6
- ^ Pride, Dominic (November 5, 1994), “Brandenburg Gate Setting For First MTV Euro Awards”, Billboard 106 (45): p. 10.
- ^ Discogs Inner City Blues The Music Of Marvin Gaye
- ^ MUSIC WEEK Single Chart Highest Position:3 Neneh Cherry - Woman 1996/8
- ^ Discogs Gorillaz - Demon Days
- ^ Discogs Neneh Cherry & The Thing – The Cherry Thing
- ^ Discogs Neneh Cherry – Blank Project
- ^ Discogs Neneh Cherry – Broken Politics
参考文献
編集- アルバム『ロウ・ライク・スシ』東芝EMI・日本盤ライナーノーツ
外部リンク
編集- @misscherrylala (@misscherrylala) - X(旧Twitter)
- ネナ・チェリー - Discogs