ナンベイヘビクビガメ属
ナンベイヘビクビガメ属(ナンベイヘビクビガメぞく、Hydromedusa)は、カメ目ヘビクビガメ科に属する属。模式種はブラジルヘビクビガメ。
ナンベイヘビクビガメ属 | |||||||||||||||||||||||||||
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ギザミネヘビクビガメ Hydromedusa tectifera
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分類 | |||||||||||||||||||||||||||
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種 | |||||||||||||||||||||||||||
分布
編集形態
編集最大種はギザミネヘビクビガメで最大甲長30cm。最小種はブラジルヘビクビガメで最大甲長21cm。背甲は扁平で、上から見ると楕円形。甲板には筋状の盛り上がり(キール)があるが、成長に伴い消失することもある。項甲板は大型で幅広い。第1縁甲板および第2縁甲板、第1椎甲板に囲まれ、また左右の第1縁甲板が接するため項甲板は外縁に接しない。左右の喉甲板の間にある甲板(間喉甲板)は大型で、腹甲の外縁に接する。左右の喉甲板は接しない。
頸部は長く、頸部背面には棘状の突起が並ぶ。後肢の爪のある趾は4本。
分類
編集- Hydromedusa maximiliani ブラジルヘビクビガメ Brazilian snake-necked turtle
- Hydromedusa tectifera ギザミネヘビクビガメ
生態
編集食性は動物食で昆虫類、甲殻類、貝類、ミミズ、魚類、カエルの幼生などを食べる。水中で採食を行い、獲物が目の前を通りかかると頸部を伸ばして捕食する。
繁殖形態は卵生。
人間との関係
編集ペットとして飼育されることもあり、日本にも輸入されている。主に流通するのはギザミネヘビクビガメで、以前から日本にも輸入されている。ブラジルヘビクビガメの流通は世界的に見ても少ないが、野生個体、繁殖個体共に日本にも輸入された例もある。
関連項目
編集参考文献
編集- 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『レッド・データ・アニマルズ2 アマゾン』、講談社、2001年、168-169頁。
- 千石正一監修 長坂拓也編 『爬虫類・両生類800種図鑑 第3版』、ピーシーズ、2002年、162頁。
- 安川雄一郎 「曲頸類総覧 (前編)」『クリーパー』第20号、クリーパー社、2003年、22-23、48頁。
- 海老沼剛 『水棲ガメ1 アメリカ大陸のミズガメ』、誠文堂新光社、2005年、76-77頁。
- 安川雄一郎 「曲頸類総覧 (後編)」『クリーパー』第26号、クリーパー社、2005年、19頁。
- 安川雄一郎 「水棲ガメの世界」『ハ・ペト・ロジー』Vol.3、誠文堂新光社、2005年、45-46頁。