ナゴヤドーム前矢田駅
ナゴヤドーム前矢田駅(ナゴヤドームまえやだえき)は、愛知県名古屋市東区にある、名古屋市営地下鉄の駅および名古屋ガイドウェイバスの停留場である。
ナゴヤドーム前矢田駅 | |
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地下鉄のりばとゆとりーとラインのりばを示す看板(2019年5月) | |
ナゴヤドームまえやだ Nagoya Dome-mae Yada (名城大学前) | |
所在地 | 名古屋市東区 |
所属事業者 |
名古屋市交通局(駅詳細) 名古屋ガイドウェイバス(駅詳細) |
名古屋市営地下鉄名城線とガイドウェイバス志段味線(ゆとりーとライン)が乗り入れている。プロ野球・中日ドラゴンズの本拠地である「ナゴヤドーム」(施設命名権名称「バンテリンドーム ナゴヤ」)の最寄駅である[1]。
歴史
編集当初予定されていた駅名は、地下鉄が「矢田」、名古屋ガイドウェイバスが「大幸」[2]と統一されていなかったが、最終的に双方とも「ナゴヤドーム前矢田」とした。
年表
編集名古屋市営地下鉄
編集駅構造
編集地下鉄 ナゴヤドーム前 矢田駅 | |
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きっぷうりば(2019年5月) | |
ナゴヤドームまえ やだ Nagoya Dome-mae Yada | |
◄M12 大曽根 (0.8 km) (0.9 km) 砂田橋 M14► | |
所在地 | 名古屋市東区矢田東1 |
駅番号 | M13 |
所属事業者 |
名古屋市交通局 (名古屋市営地下鉄) |
所属路線 | 名城線 |
キロ程 | 0.8 km(大曽根起点) |
駅構造 | 地下駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
6,370[11]人/日(降車客含まず) -2021年- |
乗降人員 -統計年度- |
12,740[12]人/日 -2021年- |
開業年月日 | 2000年(平成12年)1月19日 |
島式ホーム1面2線を持つ地下駅。大幸車庫への出入庫線があり、環状運転の列車は当駅を始発・終着となる場合が多い。名城線運行上の拠点駅となっており、時間帯によって運転間隔調整のため、1 - 3分程度停車する列車がある。引き上げ線はないが、この出入庫線の一部を使用して折り返し列車を設定することが可能であり、後述の臨時列車などに使用されている。車庫への引き込み線と左回り本線とが交差する地点には名古屋市交通局で唯一のシングルスリップスイッチが設置されている。駅番号はM13。アクセントカラーは赤色。
ナゴヤドームでのイベント開催時に備え他の同規模の駅と比べて自動券売機を多めに設置しており[注 1]、券売機の前には乗客整理用の柵も設置されている[13]。改札口から1番出口へ延びる通路には、イオン・中日ドラゴンズとの協賛で同チームの選手紹介や優勝の軌跡を展示した「ドラゴンズロード」を2006年(平成18年)より設置している[注 2]。
1番出入口にて名古屋ガイドウェイバス駅と接続しており、両者を連絡するエレベーターも設置されている。
当駅は、名城線運転区が管轄している。
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1番出入口(2005年2月)
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2番出入口(2019年5月)
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3番出入口(2019年5月)
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可動式ホーム柵設置前の名城線ホーム(2010年)
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可動式ホーム柵設置後の名城線ホーム(2022年)
のりば
編集ホーム | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
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1 | 名城線・ 名港線 | 左回り | 栄・金山・名古屋港方面 | 名港線直通は朝と夕方の一部・ナゴヤドームでのイベント開催時を除き、原則金山駅にて乗換 |
2 | 名城線 | 右回り | 本山・八事方面 | 名港線直通ならびに左回りの一部は当駅終着 2番ホーム発の大曽根行きは八事、栄経由 |
ナゴヤドーム催事終了後の扱い
編集名城線の環状運転開始後も、東南方にあるナゴヤドーム(バンテリンドーム ナゴヤ)でのプロ野球などのイベントが開催される場合は催事終了後の混雑緩和のため、当駅を始発とする臨時列車が運転される[注 3]。
2010年(平成22年)11月6日にナゴヤドームで開催された日本シリーズ『中日ドラゴンズ 対 千葉ロッテマリーンズ 第6戦』では試合時間が長引き、左回り(栄方面)の終電発車時刻[注 4]6分前の23時54分に終了したことから、試合終了まで観覧した客の多くが終電に乗車できなかったほか、通常であれば運行される試合終了に合わせた臨時列車の運行も終電以降は行われなかった[14]。
名古屋ガイドウェイバス
編集名古屋ガイドウェイバス ナゴヤドーム前矢田駅 | |
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ナゴヤドームまえやだ Nagoya Dome-mae Yada | |
◄Y01 大曽根 (1.0 km) (0.6 km) 砂田橋 Y03► | |
所在地 | 名古屋市東区大幸一丁目1 |
駅番号 | Y02 |
所属事業者 | 名古屋ガイドウェイバス |
所属路線 |
ガイドウェイバス志段味線 (ゆとりーとライン) |
キロ程 | 1.0 km(大曽根起点) |
駅構造 | 高架駅(停留場) |
ホーム | 2面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
753[11]人/日(降車客含まず) -2021年- |
開業年月日 | 2001年(平成13年)3月23日[6] |
備考 | 駅員無配置駅 |
停留場構造
編集相対式ホーム2面2線を有する高架駅。駅員は配置されておらず、運賃は車内精算であるため自動券売機などもない。エレベーターが設置されており、ナゴヤドーム方面へのデッキ通路フロア、地上フロアおよび地下鉄駅1番出入口に接続している。駅番号はY02。
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全景(2016年5月)
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1番出入口(2019年5月)
のりば
編集のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 | ■志段味線 | 下り | 小幡緑地・志段味交通広場・高蔵寺方面 |
2 | 上り | 大曽根ゆき |
利用状況
編集年度 | 地下鉄乗車人員(人/日) | 名古屋ガイドウェイバス乗車人員(人/日) |
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2000年(平成12年) | 5,353 | |
2001年(平成13年) | 5,133 | 370 |
2002年(平成14年) | 5,069 | 432 |
2003年(平成15年) | 5,193 | 474 |
2004年(平成16年) | 5,583 | 513 |
2005年(平成17年) | 6,317 | 572 |
2006年(平成18年) | 8,964 | 934 |
2007年(平成19年) | 8,312 | 877 |
2008年(平成20年) | 8,461 | 902 |
2009年(平成21年) | 8,590 | 862 |
2010年(平成22年) | 8,278 | 853 |
2011年(平成23年) | 9,611 | 892 |
2012年(平成24年) | 9,462 | 901 |
2013年(平成25年) | 10,073 | 927 |
2014年(平成26年) | 10,166 | 939 |
2015年(平成27年) | 10,445 | 976 |
2016年(平成28年) | 10,820 | 1,003 |
2017年(平成29年) | 11,029 | 1,037 |
2018年(平成30年) | 12,003 | 1,069 |
2019年(令和元年) | 12,668 | 1,089 |
2020年(令和2年) | 5,326 | 657 |
2021年(令和3年) | 6,370 | 753 |
※ 乗車人員(人 / 日)は、年度別乗車人員を、その年度の暦日で除したもの(小数点以下四捨五入)。
ゆとりーとラインは隣の大曽根駅が起終点であるため、野球開催日でも利用客は少ない。
駅周辺
編集- ナゴヤドーム
- 名古屋晴明神社(駅より徒歩で約12分[15])
- カルポート東
- 名城大学ナゴヤドーム前キャンパス
- 国土交通省中部地方整備局中部技術事務所
- 名古屋大学大幸キャンパス(医学部保健学科)
- 名古屋大学医学部附属病院大幸医療センター(2011年閉院)
- 名古屋市立矢田小学校
- 矢田本通商店街
- イオンモールナゴヤドーム前
- イオンナゴヤドーム前店
- ニトリ 大曽根店
- メッツ大曽根
- 名古屋矢田郵便局
- 名鉄瀬戸線 矢田駅
- 環状線(名古屋市道名古屋環状線)
- 瀬戸街道(愛知県道61号名古屋瀬戸線)
- 名古屋市道大幸線
バス路線
編集最寄りのバス停留所は矢田と大幸(カルポート東)で、名古屋市営バスにより運行される以下の路線が発着する。
- 矢田バス停
- 名駅15:名古屋駅行き/茶屋ケ坂行き
- 千種13:千種駅前行き/緑ケ丘住宅行き
- 曽根11:大曽根行き/名鉄印場行き・緑ケ丘住宅行き
- 吹上11:大曽根行き/吹上(振興会館)行き・御器所通行き
- 森・新:新守山駅行き(大曽根経由)
- 東巡回
- 大幸(カルポート東)バス停
- 名駅15:名古屋駅行き/茶屋ケ坂行き
- 森・新:新守山駅行き(大曽根経由)
- 東巡回
隣の駅
編集- 名古屋ガイドウェイバス
- ■ガイドウェイバス志段味線
- 大曽根駅 (Y01) - ナゴヤドーム前矢田駅 (Y02) - 砂田橋駅 (Y03)
脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ “アクセスガイド | バンテリンドーム ナゴヤ”. 株式会社ナゴヤドーム. 2023年5月7日閲覧。
- ^ 佐藤信之「名古屋市におけるガイドウェイバスについて」『鉄道ピクトリアル』No.630、鉄道図書刊行会、1996年12月、50頁。
- ^ a b 『中日新聞夕刊』中日新聞社、2000年1月18日、1面。
- ^ 『中日新聞朝刊市民版』中日新聞社、2000年1月20日、16面。
- ^ 「ナゴヤドーム前矢田駅 雨にぬれずドームに直結 歩行者デッキが完成」『中日新聞朝刊市民総合版』中日新聞社、2001年3月2日、25面。
- ^ a b 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄』 30号 モノレール・新交通システム・鋼索鉄道、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2011年10月16日、26頁。
- ^ “総合リハビリセンター駅2番線及び瑞穂運動場東駅2番線の可動式ホーム柵稼働のお知らせ”. 名古屋市交通局 (2021年1月25日). 2021年1月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年1月26日閲覧。
- ^ “【中日】「燃えよドラゴンズ! 希望の果てに」をナゴヤドーム前矢田駅で流すと発表 6日から試合開始前後1時間ほど”. 中日スポーツ・東京中日スポーツ (chunichi.co.jp). 中日新聞社 (2022年9月5日). 2022年11月24日閲覧。
- ^ 『中日ドラゴンズ応援歌「燃えよドラゴンズ!希望の果てに」の 駅構内での放送について』(PDF)(プレスリリース)名古屋市、2022年9月5日 。2022年11月24日閲覧。
- ^ “名古屋市営地下鉄名城線「ナゴヤドーム前矢田駅」で応援歌送出”. 中日ドラゴンズ オフィシャルウェブサイト (dragons.jp). 中日ドラゴンズ (2022年9月5日). 2022年11月24日閲覧。
- ^ a b c 「11章 運輸・通信」『名古屋市統計年鑑』(レポート)名古屋市 。
- ^ “交通広告メディアガイド2023” (PDF). 名古屋市交通局. p. 15 (2023年3月). 2023年5月7日閲覧。
- ^ a b 「ナゴヤドーム前矢田駅 券売機に柵、並びやすく 大勢のドーム客見込み随所に工夫 通路出口の幅広く保つ」『中日新聞朝刊市民版』中日新聞社、2000年1月18日、16面。
- ^ “日本シリーズ:終電なく疲労倍増 第6戦終了23時54分”. 毎日新聞 (毎日新聞社). (2010年11月7日). オリジナルの2010年11月8日時点におけるアーカイブ。 2013年5月22日閲覧。
- ^ “晴明神社 | 【公式】名古屋市観光情報「名古屋コンシェルジュ」”. 名古屋観光情報 名古屋コンシェルジュ. 名古屋観光コンベンションビューロー. 2023年5月7日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- ナゴヤドーム前矢田駅 - 名古屋市交通局
- ゆとりーとライン ナゴヤドーム前矢田 - 名古屋ガイドウェイバス