ドバイゴールドカップ

ドバイにあるメイダン競馬場の芝3200mで行われる競馬の競走

ドバイゴールドカップ(Dubai Gold Cup、アラビア語: كأس دبي الذهبي‎)とはアラブ首長国連邦ドバイにあるメイダン競馬場の芝3200mで行われる競馬の競走である。

ドバイゴールドカップ
Dubai Gold Cup
競馬場 アラブ首長国連邦の旗メイダン競馬場
2021年の情報
距離 芝3200m[1]
格付け G2[1]
賞金 1着賞金43.5万米ドル[1]
賞金総額75万米ドル[1]
出走条件 サラブレッド北半球産4歳以上
サラブレッド南半球産3歳以上
負担重量 南半球産3歳53kg
北半球産4歳57kg
南半球産4歳59kg
5歳以上59.5kg、牝馬2kg減[注釈 1]
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概要

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2009年に創設された競走で、当初の競走名は「DRCゴールドカップ」だった。2011年にG3に格付けされ、2014年にはG2に格上げされた。2012年からは現在の競走名となり、ドバイワールドカップミーティング内で開催されている。

第1回のみナド・アルシバ競馬場で開催され、第2回以降はメイダン競馬場で開催されている。

また、英国長距離シリーズ「ステイヤーズミリオン」が2019年に廃止されるまでは、同シリーズの予選として指定されていた。[注釈 2]

歴史

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  • 2009年 - 「DRCゴールドカップ」として創設。ナド・アルシバ競馬場芝3200mで施行。
  • 2010年 - 施行場をメイダン競馬場に変更。
  • 2011年
  • 2012年
    • 競走名を「ドバイゴールドカップ」に改称。
    • 当年からドバイミーティング内で開催。
    • フォックスハントが競走中止となったが、転倒した馬がコースを塞ぎ、移動する時間が十分にないため、レースは中断、競走不成立となる[2][3][4]
    • 当日の全競走終了後に再レースを施行。再レースでも2頭が競走中止となった[2][3][4]
    • 騎手L.デットーリが連覇。
  • 2014年 - G2に昇格[5]
  • 2020年 - covid-19の世界的な感染の拡がりに伴い、参加者の健康を守るため中止[6]
  • 2022年 - ステイフーリッシュが日本調教馬初の優勝[7]

歴代優勝馬

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回数 施行日 優勝馬 性齢 タイム 優勝騎手 管理調教師
第1回 2009年2月26日  Veracity 牡5 3:26.76 L.デットーリ S.ビン・スルール
第2回 2010年2月25日  Sabotage 騸4 3:29.42 M.バルザローナ S.ビン・スルール
第3回 2011年3月10日  Whispering Gallery 騸5 3:29.44 L.デットーリ S.ビン・スルール
第4回 2012年3月31日  Opinion Poll 牡6 3:23.73 L.デットーリ M.アル・ザルーニ
第5回 2013年3月30日  Cavalryman 牡7 3:25.31 S.ヂ・ソウザ S.ビン・スルール
第6回 2014年3月29日  Certerach 騸6 3:23.14 J.スペンサー M.ハルフォード
第7回 2015年3月28日[8]  Brown Panther 牡7 3:18.84 R.キングスコート T.Dascombe
第8回 2016年3月26日[9]  Vazirabad 騸4 3:19.56 C.スミヨン A.ド・ロワイエ=デュプレ
第9回 2017年3月25日[10]  Vazirabad 騸5 3:22.52 C.スミヨン A.ド・ロワイエ=デュプレ
第10回 2018年3月31日[11]  Vazirabad 騸6 3:17.92 C.スミヨン A.ド・ロワイエ=デュプレ
第11回[12] 2019年3月30日  Cross Counter 騸4 3:19.00 W.ビュイック C.アップルビー
第12回[13] 2021年3月27日  Subjectivist 牡4 3:17.77 J.Fanning M.Johnston
第13回 2022年3月26日  Stay Foolish 牡7 3:19.64 C.ルメール 矢作芳人
第14回[14] 2023年3月25日  Broome 牡7 3:16.83 R.ムーア A.オブライエン
第15回[15] 2024年3月30日  Tower Of London 牡4 3:17.29 R.ムーア A.オブライエン

日本調教馬の成績

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注釈

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  1. ^ 南半球産3歳馬の出馬投票がない時は、北半球産4歳54.5kg、南半球産4歳56.5kg、5歳以上57kgに調整される。
  2. ^ 2019年のみ。

脚注

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  1. ^ a b c d 2021 ドバイ・ワールドカップ・デイ施行競走 登録要綱(簡易版) - ジャパン・スタッドブック・インターナショナル、2021年2月26日閲覧
  2. ^ a b 『日本の競馬 総合ハンドブック2013』、中央競馬振興会、2013年4月、276頁。 
  3. ^ a b マカニビスティー再レースでもハナを切るも大敗/ドバイゴールドC”. netkeiba.com (2012年4月1日). 2013年11月28日閲覧。
  4. ^ a b 2012年ドバイゴールドカップは13頭中3頭が死亡”. カジノドライヴUSAの海外競馬. 2013年11月28日閲覧。
  5. ^ 2014 Dubai World Cup Nomination Brochure
  6. ^ ドバイWCデーの中止が決定、アーモンドアイらはすでに現地入り | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2024年8月11日閲覧。
  7. ^ 【ドバイゴールドC】ステイフーリッシュが覚醒! 無敗のマノーボに土つけ重賞連勝 | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2024年8月11日閲覧。
  8. ^ 2015年レース結果 - レーシングポスト 2015年3月29日閲覧
  9. ^ 2016年レース結果 - エミレーツ・レーシング・オーソリティー 2016年3月31日閲覧
  10. ^ 2017年レース結果 - レーシングポスト 2017年3月25日閲覧
  11. ^ 2018年レース結果 - レーシングポスト 2018年3月31日閲覧
  12. ^ 2019年レース結果”. レーシングポスト (2019年3月30日). 2019年3月30日閲覧。
  13. ^ 2021年レース結果”. レーシングポスト (2021年3月27日). 2021年3月28日閲覧。
  14. ^ 2023年レース結果”. レーシングポスト (2023年3月25日). 2023年3月25日閲覧。
  15. ^ 2024年レース結果”. レーシングポスト (2024年3月30日). 2024年3月30日閲覧。

外部リンク

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