デビッド・ニカ
デビッド・ニカ(David Nyika、1995年8月7日 - )は、ニュージーランドのプロボクサー。ハミルトン出身。東京オリンピックヘビー級銅メダリスト。現WBOアジアパシフィッククルーザー級王者。
基本情報 | |
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本名 |
デビッド・キーラン・ニカ (David Kieran Nyika) |
通称 | The Nice Guy (ナイスガイ) |
階級 | クルーザー級 |
身長 | 198cm |
リーチ | 201cm |
国籍 | ニュージーランド |
誕生日 | 1995年8月7日(29歳) |
出身地 | ハミルトン |
スタイル | オーソドックス |
プロボクシング戦績 | |
総試合数 | 11 |
勝ち | 10 |
KO勝ち | 9 |
敗け | 1 |
引き分け | 0 |
獲得メダル | ||
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ニュージーランド | ||
男子 アマチュアボクシング | ||
オリンピック | ||
銅 | 2020 東京 | ヘビー級 |
コモンウェルスゲームズ | ||
金 | 2014 グラスゴー | ライトヘビー級 |
金 | 2018 ゴールドコースト | ヘビー級 |
来歴
編集アマチュア時代
編集2021年、東京オリンピックにヘビー級で出場し、準決勝でロシアのムスリム・ガジマゴメドフに1-4の判定で敗れ、銅メダルを獲得した。なお、1回戦でモロッコのユネス・バーラと対戦した際に、3回にバーラがニカの耳を噛みつこうとする騒動が起こった[1]。
プロ時代
編集2021年2月27日、オークランドのベクター・アリーナでプロデビュー戦を行い、初回29秒KO勝ち[2]。
2024年5月18日、リヤドのキングダム・アリーナにてタイソン・フューリー対オレクサンドル・ウシクでマイケル・ザイツとIBFインターコンチネンタルクルーザー級王座決定戦を行い、4回2分45秒TKO勝ちを収め王座獲得に成功した[3]。
2024年9月15日、オークランドのヴァイアダクト・イベント・センターでトミー・カーペンシーとWBOアジアパシフィッククルーザー級王座決定戦を行い、3回1分13秒TKO勝ちを収め王座獲得に成功するとともにIBFインターコンチネンタル王座の初防衛に成功した[4]。
2025年1月8日、クイーンズランド州ゴールドコーストのゴールドコースト・コンベンションセンターでIBF世界クルーザー級タイトルマッチとして王者のジェイ・オペタイアに挑戦するも、4回2分17秒KO負けを喫し王座獲得に失敗した[5]。なおオペタイアは当初IBF世界同級1位の指名挑戦者であるフセイン・シンカラと対戦する予定だったが、シンカラが足首を負傷し靭帯損傷により全治3ヶ月と診断されたため欠場[6]、その後同級11位のニカが代役出場する形でオペタイアに挑戦することとなった[7]。
戦績
編集- プロボクシング:10戦 10勝 (9KO) 無敗
戦 | 日付 | 勝敗 | 時間 | 内容 | 対戦相手 | 国籍 | 備考 |
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1 | 2021年2月27日 | ☆ | 1R 0:29 | KO | ジェシー・マイオ | ニュージーランド | プロデビュー戦 |
2 | 2021年12月18日 | ☆ | 1R 終了 | TKO | アンソニー・カーピン | フランス | |
3 | 2022年6月5日 | ☆ | 5R | 判定3-0 | カリム・マータラ | イタリア | |
4 | 2022年7月2日 | ☆ | 2R 0:59 | TKO | ルイ・マースターズ | オーストラリア | |
5 | 2022年10月16日 | ☆ | 2R 2:35 | KO | ティティ・モツサガ | ニュージーランド | |
6 | 2023年5月24日 | ☆ | 4R 2:22 | TKO | ルイ・マースターズ | オーストラリア | |
7 | 2023年7月28日 | ☆ | 2R 2:14 | TKO | ワイカト・ファレフェヒ | オーストラリア | |
8 | 2023年11月3日 | ☆ | 3R 1:00 | TKO | ロバート・べリッジ | ニュージーランド | |
9 | 2024年5月18日 | ☆ | 4R 2:45 | TKO | マイケル・ザイツ | ドイツ | IBFインターコンチネンタルクルーザー級王座決定戦 |
10 | 2024年9月15日 | ☆ | 3R 1:13 | TKO | トミー・カーペンシー | アメリカ合衆国 | WBOアジアパシフィッククルーザー級王座決定戦 IBFインターコンチネンタル防衛1 |
11 | 2025年1月8日 | ★ | 4R 2:17 | KO | ジェイ・オペタイア | ニュージーランド | IBF世界クルーザー級タイトルマッチ |
テンプレート |
獲得タイトル
編集脚注
編集- ^ Tokyo Olympics 2020: David Nyika loses split decision to Muslim Gadzhimagomedov; bows out with bronze medal NZ Herald 2021年8月3日
- ^ Boxing: David Nyika beats Jesse Maio in professional debut after bizarre 28-second TKO NZ Herald 2021年2月27日
- ^ Fury v Usyk: David Nyika stays unbeaten with TKO win over Michael Seitz NZ Herald 2024年5月19日
- ^ David Nyika v Tommy Karpency: Kiwi cruiserweight wins in knockout NZ Herald 2024年9月15日
- ^ “Jai Opetaia finishes David Nyika in brutal fashion to retain his cruiserweight title”. Boxing Scene.com (2025年1月8日). 2025年1月9日閲覧。
- ^ “Huseyin Cinkara bows out of Jai Opetaia title challenge due to injury”. Boxing Scene.com (2024年12月14日). 2025年1月9日閲覧。
- ^ “Jai Opetaia to face David Nyika in trans-Tasman world title showdown”. The Sporting News (2024年12月18日). 2025年1月9日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- デビッド・ニカ (@davidnyika) - Instagram
- デビッド・ニカ (@DavidNyika) - X(旧Twitter)
- デビッド・ニカの戦績 - BoxRec
空位 前タイトル保持者 カムシベク・クンカバエフ |
WBOアジア太平洋クルーザー級王者 2024年9月14日 - 現在 |
次王者 N/A |