デジタルグローブ
アメリカ合衆国の衛星画像会社
デジタルグローブ(DigitalGlobe)は、アメリカ合衆国コロラド州ロングモントに本社を置く企業。人工衛星を活用したリモートセンシングを行っている。2017年、カナダの宇宙産業MDA社に買収され、マクサー・テクノロジーズとなった。
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
アメリカ合衆国 コロラド州ロングモント |
設立 | 1992年 |
業種 | 情報・通信業 |
事業内容 | リモートセンシング(人工衛星などによる写真販売提供) |
代表者 | ジル・スミス |
従業員数 | 350人 |
所有者 | マクサー・テクノロジーズ |
外部リンク | http://www.digitalglobe.com/ (英語) |
概要
編集1992年にアメリカ合衆国カリフォルニア州オークランドで設立された。設立された当時、アメリカ合衆国では衛星画像の画像処理技術が発達し、リモートセンシング事業が推進されており、デジタルグローブ社はアメリカ国防総省から認可を受けてリモートセンシングを事業とした。創設者は、ウォルター・スコットとDoug Gerullだった。ウォルター・スコットは、カリフォルニア州リバモアにあるローレンス・リバモア国立研究所の一員であり、Doug Gerullは政府による戦略防衛構想計画に参加していた。
2012年7月23日にGeoEye社と合併することで合意に達し[1]、2013年1月に合併して、デジタルグローブ社が存続会社になった [2]。
2017年2月、MDAとデジタルグローブは、MDAがデジタルグローブを24億米ドルで買収することで合意に達した[3]。
2017年10月5日、マクサー・テクノロジーズにブランド名を変更し[4]、本社を米国コロラド州に移転した[5]。
人工衛星
編集近年では、デジタルグローブ社の衛星画像がマスメディアやGoogleマップなどに利用されており、活躍の場を広げている。以下はデジタルグローブ社の保有する衛星。
- IKONOS (en:Space Imaging社が打上げ)
- クイックバード
- WorldView-1
- WorldView-2
- en:WorldView-3
- GeoEye-1 (GeoEye社が打上げ)
- WorldView-4
2014年6月に、アメリカ合衆国連邦政府が規制していた商業衛星の解像度が50cmから25cmまで規制緩和されたのを受けて、高解像度の人工衛星が投入されるようになった[6]。
関連項目
編集脚注
編集- ^ “GeoEye社と DigitalGlobe社の合併について”. 日本スペースイメージング株式会社. (2012年7月23日) 2012年11月25日閲覧。
- ^ “DigitalGlobe and GeoEye Combined to form One Company”. デジタルグローブ. (2013年1月31日) 2014年8月15日閲覧。
- ^ http://spacenews.com/mda-to-acquire-digitalglobe/
- ^ Maxar Technologies (5 October 2017). “MDA Completes Acquisition of DigitalGlobe, Creates Industry Leader in Satellite Systems, Earth Imagery, Geospatial Solutions and Analytics”. 20 November 2020閲覧。
- ^ “Maxar Technologies, parent of DigitalGlobe, moves HQ to Colorado”. www.bizjournals.com. 2020年10月27日閲覧。
- ^ “U.S. Department of Commerce Relaxes Resolution Restrictions DigitalGlobe Extends Lead in Image Quality”. デジタルグローブ. (2014年6月11日) 2014年8月15日閲覧。