ディズニー・ストリーミング・サービス
ディズニー・ストリーミング(英: Disney Streaming)は、ウォルト・ディズニー・カンパニー(ディズニー・エンターテインメント)が運営する動画配信サービス事業部門である。
種類 | 事業部門 |
---|---|
略称 | DSS |
業種 | サービス業 |
事業内容 | 動画配信サービス |
所有者 | ウォルト・ディズニー・カンパニー |
主要株主 | ディズニー・エンターテインメント |
主要子会社 |
Disney+ ESPN+ Hulu |
概要
編集NetflixやAmazonプライム・ビデオなどの定額制動画配信サービスはアメリカのみならず世界的に注目され続けてきた。
近年「ディズニー・チャンネル」や「ディズニーXD」、「ディズニージュニア」などのディズニー・ブランデッド・テレビジョンやウォルト・ディズニー・テレビジョンなどのメディア・テレビ事業部門が低迷してきたため、動画配信サービスを世界的に開始した。
ウォルト・ディズニー・カンパニーは以前から動画配信サービスの「Hulu」の株の一部を取得して買収していたが、2019年5月に完全買収[1][2][3]し、その後も同年3月に21世紀フォックス(20世紀フォックス)を買収[4][5]した事により、ディズニーとNetflixは売上的に激戦になるのではと予想[1]されている。
ディズニーは新しい会社ウォルト・ディズニー・ダイレクト・トゥ・コンシューマー&インターナショナル[6][7]を設立した。
ディズニーは独自の「Disney+」と呼ばれる動画配信サービスを開始すると発表。2019年11月12日にアメリカなどでサービスを開始し[8]、開始初日に接続トラブルがあったが加入者数は早くも1000万人を突破[9]。世界の主要各国でも2021年までに順次展開する予定である[10]。それ以外でも「Hulu」やスポーツ番組「ESPN+」を始め[11]、日本限定向けの「ディズニーデラックス」[注 1][注 2]、イギリス限定向けの「DisneyLife」を運営し[注 3][15]、ディズニーは現在急加速で成長しており、今後も動画配信サービス事業にとても力を入れていく。
ストリーミング・サービスの競走
編集ディズニー以外でもワーナー・ブラザースの親会社であるワーナーメディアが動画配信サービス「HBO Max」を2020年5月27日に開始すると発表した[16]。NBCユニバーサルでも同様のサービスである「Peacock」を同年7月から始めることを明らかにしている[17]。
部門一覧
編集Disney+
編集2019年11月12日にアメリカとカナダの北米地域とオランダでサービスを開始した動画配信サービス[8][10]。ディズニー作品や20世紀フォックス以外にもピクサー、マーベル、スター・ウォーズ、ナショナルジオグラフィックをDisney+で配信し、更にスター・ウォーズの『ザ・マンダロリアン』などのDisney+独自作品も制作している[18]。
Hulu
編集ディズニーによる買収後、大人向けな動画配信サービスへと変更すると発表[2][3]された。
EPSN+
編集EPSN+はディズニー傘下のスポーツ番組「ESPN」が見放題になる動画配信サービスである。
脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b Dawn Chmielewski; 上田裕資 (2019年5月15日). “ディズニーがHuluを子会社化、ネットフリックスと激戦必至に”. Forbes JAPAN 2019年5月16日閲覧。
- ^ a b Tane, Kiyoshi (2019年5月15日). “ディズニー、米Huluの経営権を取得。大人向けエンタメに位置づけ、Disney+とまとめ割引を予定 - Engadget Japanese”. Engadget JP. 2019年5月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年5月16日閲覧。
- ^ a b TODD SPANGLER (MAY 14, 2019). “Disney Assumes Full Control of Hulu in Deal With Comcast”. variety 2019年5月17日閲覧。
- ^ “Disney’s Acquisition of 21st Century Fox Will Bring an Unprecedented Collection of Content and Talent to Consumers Around the World”. The Walt Disney Company. (MARCH 19, 2019) 2019年5月17日閲覧。
- ^ 稲垣 貴俊 (2019年3月20日). “ディズニー、21世紀フォックスの事業買収を完了 ─ 日本時間午後2時ごろに発効”. THE RIVER. 2019年5月16日閲覧。
- ^ Sahil Patel (AUGUST 9, 2018). “New streaming businesses open up new roles at big media companies”. DIGIDAY 2019年5月17日閲覧。
- ^ Sahil Patel; ガリレオ (2018年8月27日). “サブスクに踏み込む大手メディア、「新役職」が続々誕生”. DIGIDAY 2019年5月16日閲覧。
- ^ a b “米ディズニーが動画配信サービス開始、アクセス殺到で苦情相次ぐ”. ロイター通信(2019年11月13日作成). 2019年11月13日閲覧。
- ^ “「Disney+」開始初日に障害はあっても1000万人加入”. ITmedia(2019年11月14日作成). 2019年11月14日閲覧。
- ^ a b “ディズニーのストリーミングサービス「Disney+」の対応端末とサービス提供地域が明らかに”. GIGAZINE(2019年8月20日作成). 2019年11月13日閲覧。
- ^ Christopher Palmeri (2018年9月21日). “ESPN Says Its New Streaming Service Passed 1 Million Subscribers”. Bloomberg. 2019年5月16日閲覧。
- ^ “ディズニーの定額動画サービス「Disney+」、日本で6月にスタート”. ねとらぼ (2020年5月6日). 2020年5月6日閲覧。
- ^ “ディズニーデラックス会員の皆様へのお知らせ”. ディズニー公式 (2020年5月28日). 2020年5月28日閲覧。
- ^ “Disney UK@Disney_UKのツイート(2019年11月8日作成)”. 2019年11月13日閲覧。
- ^ “ディズニー、新しいストリーミングサービスDisneyLifeをスタート。映画、テレビだけでなく音楽や書籍も”. TechCrunch(2015年11月24日作成). 2019年11月13日閲覧。
- ^ “ワーナー、動画配信HBOマックスを5月開始 アップル製品で視聴可”. ロイター通信 (2020年4月28日). 2020年5月7日閲覧。
- ^ “ストリーミングDisney+が5000万人突破、ロックダウンが追い風に”. Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン) (2020年4月9日). 2020年5月7日閲覧。
- ^ “ディズニー独自のストリーミングサービス「Disney+」では全ディズニー映画が見られる”. GIGAZINE (OSA). (2019年3月8日) 2019年5月16日閲覧。