ティモシー・スポール
ティモシー・レナード・スポール, OBE(Timothy Leonard Spall, OBE、1957年2月27日 - )は、イギリスの俳優。
ティモシー・スポール Timothy Spall | |||||||||||||||||||||||||||||
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2014年 | |||||||||||||||||||||||||||||
本名 | Timothy Leonard Spall | ||||||||||||||||||||||||||||
生年月日 | 1957年2月27日(67歳) | ||||||||||||||||||||||||||||
出生地 | イングランド・ロンドン | ||||||||||||||||||||||||||||
国籍 | イギリス | ||||||||||||||||||||||||||||
職業 | 俳優 | ||||||||||||||||||||||||||||
ジャンル | 映画、テレビドラマ、舞台 | ||||||||||||||||||||||||||||
活動期間 | 1978年 - | ||||||||||||||||||||||||||||
配偶者 | シェーン・スポール(1981年 - ) | ||||||||||||||||||||||||||||
著名な家族 | レイフ・スポール(息子) | ||||||||||||||||||||||||||||
主な作品 | |||||||||||||||||||||||||||||
『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』 『くたばれ!ユナイテッド -サッカー万歳!-』 『アリス・イン・ワンダーランド』シリーズ 『英国王のスピーチ』 『ジンジャーの朝 〜さよなら、わたしが愛した世界』 『ターナー、光に愛を求めて』/『否定と肯定』 『スペンサー ダイアナの決意』 | |||||||||||||||||||||||||||||
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来歴
編集性格俳優として知られるスポールは1957年にロンドンで生まれる。父親は郵便配達員で、母親は理容師だった[1][2][3][4]。4人兄弟の3番目。役者を目指してイギリスのナショナル・ユース・シアターと王立演劇学校で演技を学ぶ。1970年代の終わりからロイヤル・シェイクスピア・カンパニーに2年ほど在籍し、数々の舞台に立った。その後、テレビや映画に出始め、1996年マイク・リーの『秘密と嘘』に出演、国際的にも知られるようになった。
多くの賞にノミネートされており、マイク・リー監督の『人生は、時々晴れ』では根暗な一家の大黒柱、ダニー・ボイル監督の『ヴァキューミング』ではどこか影のある冷血な掃除機セールスマン、『レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語』では人情のある銀行家などなど、その幅広い役を演じる。
『バニラ・スカイ』あたりから徐々にハリウッド映画への出演も増え始め、日本では、渡辺謙、真田広之、小雪、中村七之助などの日本人俳優との共演を果した大ヒット作『ラスト サムライ』で知名度が上がった。尚、同作品では京都ロケにも参加し、劇中では日本語も披露している。
時代ものの作品に出演するときは、その時代の作法や風習を細かく考慮するらしく、『ラスト サムライ』の監督を務めたエドワード・ズウィックは、撮影中に彼には助けられたと言うほど高く評している[要出典]。ハリウッドへ進出してからは、トム・クルーズやジム・キャリー、マーク・ウォールバーグにジョニー・デップ、エド・ハリスにヴィゴ・モーテンセンなどといった錚々たる俳優たちと共演し、引けを取らない堂々とした存在感で映画に貢献している。
2007年に出演したティム・バートン監督の『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』ではミュージカルにも挑戦して悪役を演じ、歌声も披露している。
近年ではディズニー映画へも出演。2008年の『魔法にかけられて』ではナサニエル役で出演したが、冒頭のアニメーションに現れるナサニエルもスポールをモデルにしたデザインとなっている。2010年の『アリス・イン・ワンダーランド』には声優として出演。
2014年、『ターナー、光に愛を求めて』で第67回カンヌ国際映画祭・男優賞、第80回ニューヨーク映画批評家協会賞・主演男優賞を受賞。
私生活
編集1981年にシェインという女性と結婚して3人の子供がいる。息子のレイフ・スポールは俳優になった。ちなみにスポールの兄弟であるマシューは、イギリスのゲームソフト会社『アイドス』においてスタジオディレクターを務めている。
主な出演作
編集公開年 | 邦題 原題 |
役名 | 備考 |
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1979 | さらば青春の光 Quadrophenia |
ハリー | |
1982 | Home Sweet Home | ゴードン | テレビ映画 |
1985 | ブライド The Bride |
パウルス | |
ときめきアムステルダム Dutch Girls |
リンドン | ||
1986 | ゴシック Gothic |
ドクター・ポリドリ | |
1988 | ワルシャワの悲劇 神父暗殺 To Kill a Priest |
イゴール | |
1990 | シェルタリング・スカイ The Sheltering Sky |
エリック・ライル | |
1991 | ライフ・イズ・スウィート Life Is Sweet |
オーブリー | |
1992 | 宇宙船レッド・ドワーフ号 Red Dwarf |
アンディ | テレビシリーズ |
1996 | 秘密と嘘 Secrets & Lies |
モーリス | |
1997 | ハムレット Hamlet |
ローゼンクランツ | |
1998 | スティル・クレイジー Still Crazy |
ビーノ | |
クロコダイルの涙 The Wisdom of Crocodiles |
ヒーリー警部補 | ||
1999 | トプシー・ターヴィー Topsy-Turvy |
リチャード・テンプル | |
恋の骨折り損 Love's Labour's Lost |
ドン・アルマード | ||
2000 | 宮廷料理人ヴァテール Vatel |
グルヴィル | |
チキンラン Chicken Run |
ニック | 声 | |
インティマシー/親密 Intimacy |
アンディ | ||
2001 | ロック・スター Rock Star |
マッツ | |
ヴァキューミング Vacuuming Completely Nude in Paradise |
トミー・ラグ | ||
ラッキー・ブレイク Lucky Break |
クリフ・ガンポール | ||
バニラ・スカイ Vanilla Sky |
ティップ | ||
2002 | 人生は、時々晴れ All or Nothing |
フィル | |
ディケンズのニコラス・ニックルビー Nicholas Nickleby |
チャールズ | ||
2003 | ラスト サムライ The Last Samurai |
サイモン・グレアム | |
2004 | ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 Harry Potter and the Prisoner of Azkaban |
ピーター・ペティグリュー | |
レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語 Lemony Snicket's A Series of Unfortunate Events |
ミスター・ポー | ||
2005 | ハリー・ポッターと炎のゴブレット Harry Potter and the Goblet of Fire |
ピーター・ペティグリュー | |
2006 | グランド・セフト・オート・バイスシティ・ストーリーズ Grand Theft Auto: Vice City Stories |
バリー・ミッケルスウェイト | 声 |
2007 | ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 Harry Potter and the Order of the Phoenix |
ピーター・ペティグリュー | ノンクレジット |
魔法にかけられて Enchanted |
ナサニエル | ||
スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師 Sweeney Todd: The Demon Barber of Fleet Street |
バムフォード | ||
2008 | 奇術師フーディーニ 〜妖しき幻想〜 Death Defying Acts |
シュガーマン | |
アパルーサの決闘 Appaloosa |
フィル・オルソン | ||
2009 | くたばれ!ユナイテッド -サッカー万歳!- The Damned United |
ピーター・テイラー | |
ハリー・ポッターと謎のプリンス Harry Potter and the Half-Blood Prince |
ピーター・ペティグリュー | ||
デザート・フラワー Desert Flower |
ドナルドソン | ||
2010 | アリス・イン・ワンダーランド Alice in Wonderland |
ベイヤード | 声 |
英国王のスピーチ The King's Speech |
ウィンストン・チャーチル | ||
ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1 Harry Potter and the Deathly Hallows - Part 1 |
ピーター・ペティグリュー | ||
2011 | ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 Harry Potter and the Deathly Hallows - Part 2 |
ピーター・ペティグリュー | アーカイブ映像 |
ウェイク・ウッド 〜蘇りの森〜 Wake Wood |
アーサー | ||
2012 | Comes a Bright Day | チャーリー | |
Sofia | ドクター・カーン | ||
アップサイドダウン 重力の恋人 Upside Down |
ボブ・ボルショヴィッツ | ||
ジンジャーの朝 〜さよなら、わたしが愛した世界 GINGER & ROSA |
アーク | ||
2014 | ターナー、光に愛を求めて Mr. Turner |
ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー | |
2016 | アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅 Alice Through the Looking Glass |
ベイヤード | 声 |
否定と肯定 Denial |
デイヴィッド・アーヴィング | アーヴィング対ペンギンブックス・リップシュタット事件を扱った作品、日本では2017年12月8日公開[7] | |
2017 | フィリップ・K・ディックのエレクトリック・ドリームズ Philip K. Dick's Electric Dreams |
エド | アンソロジー・TVドラマシリーズの1話 |
輝ける人生 Finding Your Feet |
リチャード | ||
サリー・ポッターのパーティー The Party |
ビル | ||
2021 | 君を想い、バスに乗る The Last Bus |
トム | |
スペンサー ダイアナの決意 Spencer |
アリステア・グレゴリー少佐 | ||
2022 | ほの蒼き瞳 The Pale Blue Eye |
セアー | Netflixオリジナル映画 |
参照
編集- ^ Deborah Ross (2008年1月12日). “Timothy Spall: Lucky Tim - Features - Films”. The Independent. 2012年1月30日閲覧。
- ^ “Timothy Spall: Victim of his own success - Profiles - People - The Independent”. News.independent.co.uk (2006年3月30日). 2008年1月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年1月30日閲覧。
- ^ “You'll know the face”. www.smh.com.au. 2012年1月30日閲覧。
- ^ timedetectives.co.uk
- ^ “ENTERTAINMENT | Spall and Steadman collect OBEs”. BBC News (2000年6月13日). 2012年1月30日閲覧。
- ^ http://www.ft.com/cms/s/30793f8a-c612-11da-99fa-0000779e2340.html
- ^ 市川遥 (2017年8月31日). “レイチェル・ワイズ、アンドリュー・スコットがホロコースト否定論者に挑む!息詰まる法廷劇12月日本公開”. シネマトゥデイ. 2017年8月31日閲覧。