ティエリー・タッシン
ティエリー・タッシン(Thierry Tassin, 1959年1月11日 - )は、ベルギーのレーシングドライバー[1]。スパ・フランコルシャン24時間レースで4回(1983年、'86年、'94年、'96年)総合優勝した事で知られている。スパでの勝利はすべてBMWでの達成であった[2]。
ティエリー・タッシン Thierry Tassin | |||||||
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生誕 | 1959年1月11日(65歳) | ||||||
NASCARエクスフィニティ・シリーズでの経歴 | |||||||
1年の間1レース出場 | |||||||
最高位 | 95th (1989) | ||||||
初戦 | 1989 GM Parts 300 (Nazareth) | ||||||
最終戦 | 1989 GM Parts 300 (Nazareth) | ||||||
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1980年代の日本の雑誌媒体では「ティエリー・タッサン」と表記されている場合もある[3]。
経歴
編集19歳だった1978年にフォルクスワーゲン・ゴルフGTiでイギリス・サルーンカーレースにスポット参戦、このレースでクラスBのファステストラップを記録した。1980年よりイギリス・フォーミュラ3選手権に本格参戦すると、初優勝を含む2勝を挙げるなど活躍。ステファン・ヨハンソン、ケネス・アチソン、ロベルト・ゲレーロという後のF1ドライバー3名に次ぐF3年間ランキング4位に食い込んだ。タッシンより下位にはナイジェル・マンセル(9位)、エディ・ジョーダン(10位)も参戦していた。翌1981年にはチャンピオンとなったジョナサン・パーマーには及ばなかったが、タッシンは年間4度の優勝やポールポジション2回などランキング2位となり、3位のラウル・ボーセルを破った。この時期ベルギーを含むヨーロッパにおいてタッシンは同郷のティエリー・ブーツェンと並ぶ才能とみなされ、将来のF1行きを期待される存在となっていた[3]。
1982年からはフォーミュラ2に進出し、ヨーロッパF2に3シーズン参戦。コンスタントに入賞し上位陣の一角ではあったが、3年で得た表彰台が2位1度のみとF2では大きな成功を残せず、F1レギュラーシートの獲得は成らなかった。1985年にF1ブラバムのテストドライブ経歴がある。
1987年まで国際F3000選手権へのスポット参戦を続けていたが、同年より主な参戦カテゴリーをフォーミュラーカーからツーリングカーレース(グループA)へと転向し、フォード・シエラで世界ツーリングカー選手権に参戦。1990年代はBMWのドライバーとして活躍した。1997年から1998年はホンダ系のチームに移籍してインテグラ・タイプRでベルギーのツーリングカーレースに参戦。2001年から2002年にクライスラー・バイパーでFIA GT選手権に参戦したのを最後にレーサーの第一線を退いた。
2010年、ルノー・クリオ3でフランス・ツーリングカー耐久選手権に参戦し一時復帰、2011年の同選手権では2勝を挙げ、80年代と変わらぬ腕を見せた。
レース戦績
編集ヨーロッパ・フォーミュラ2選手権
編集年 | エントラント | シャーシ | エンジン | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 順位 | ポイント |
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1982年 | Docking Spitzley Ltd | Docking-Spitzley DS1 | ハート | SIL DSQ |
HOC 6 |
THR Ret |
NÜR 18 |
MUG 9 |
VLL Ret |
PAU Ret |
SPA Ret |
HOC |
DON Ret |
MAN |
PER |
MIS DNQ |
18位 | 1 |
1983年 | オニクス | マーチ・832 | BMW M12/7 | SIL Ret |
THR 4 |
HOC 6 |
NÜR 6 |
VLL 4 |
PAU 4 |
JAR |
DON |
MIS |
PER |
ZOL |
MUG |
8位 | 11 | |
1984年 | マーチ・842 | SIL 4 |
HOC 7 |
THR 5 |
VLL 10 |
MUG 5 |
PAU Ret |
HOC 2 |
MIS 4 |
PER |
DON 5 |
BRH 7 |
7位 | 18 |
国際F3000選手権
編集年 | エントラント | シャーシ | エンジン | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 順位 | ポイント |
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1985年 | PMCモータースポーツ | ウィリアムズ・FW08C | コスワース DFV | SIL NC |
THR 13 |
17位 | 1 | ||||||||||
エディ・ジョーダン・レーシング | マーチ・85B | EST Ret |
NÜR | VLL | PAU | SPA Ret |
DIJ Ret |
PER | ÖST 6 |
ZAN 8 |
DON Ret | ||||||
1986年 | マーチ・86B | SIL 22† |
VLL | PAU | SPA | IMO | MUG | PER | ÖST | BIR | BUG | JAR | NC | 0 | |||
1987年 | GAモータースポーツ | ローラ・T87/50 | SIL | VLL | SPA 16 |
PAU | DON | PER | BRH | BIR | IMO | BUG | JAR | NC | 0 |
世界ツーリングカー選手権
編集年 | チーム | 使用車両 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 順位 | ポイント |
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1987年 | Andy Rouse Engineering | フォード・シエラ RS コスワース | MNZ Ret |
JAR ovr:14 cls:3 |
DIJ ovr:5 cls:3 |
NUR ovr:8 cls:2 |
SPA Ret |
25位 | 58 | ||||||
フォード・シエラ RS500 | BNO Ret |
SIL Ret |
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Allan Moffat Enterprises | BAT Ret |
CLD Ret |
WEL | FJI |