ティア (企業)
企業
株式会社ティア(英: Tear Corporation)は、愛知県名古屋市北区黒川本通に本社を構え、葬儀会館ティアを展開および葬儀施行を行う葬祭業の企業である [3]。
ティア本社が入居するティア黒川(2013年10月) | |
種類 | 株式会社 |
---|---|
機関設計 | 監査役会設置会社 |
市場情報 | |
本社所在地 |
日本 〒462-0841 愛知県名古屋市北区黒川本通3丁目35番地1[1](ティア黒川5階) 北緯35度11分55.3秒 東経136度54分42秒 / 北緯35.198694度 東経136.91167度座標: 北緯35度11分55.3秒 東経136度54分42秒 / 北緯35.198694度 東経136.91167度 |
設立 | 1997年(平成9年)7月7日 |
業種 | サービス業 |
法人番号 | 6180001045104 |
事業内容 | 葬儀請負を中心とした葬祭事業 |
代表者 | 冨安徳久(代表取締役社長)[1] |
資本金 | 18億92百万円(2023年9月30日現在)[1] |
発行済株式総数 | 22,406,100株(2022年9月30現在)[2] |
売上高 |
連結 132億83百万円 単独 131億87百万円 (2022年9月期)[2] |
営業利益 |
連結 10億57百万円 単独 9億84百万円 (2022年9月期)[2] |
純利益 |
連結 5億68百万円 単独 7億63百万円 (2022年9月期)[2] |
純資産 |
連結 75億01百万円 単独 73億67百万円 (2022年9月30日現在)[2] |
総資産 |
連結 141億66百万円 単独 138億66百万円 (2022年9月30日現在)[2] |
従業員数 |
連結 604人、単独 514人 (2022年9月30日現在)[2] |
決算期 | 9月30日 |
会計監査人 | 有限責任監査法人トーマツ[2] |
主要株主 |
株式会社夢現 34.77% 日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口) 8.31% 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) 5.23% (2022年9月30日現在) |
主要子会社 | 株式会社ティアサービス 100%[2] |
関係する人物 | 冨安徳久(創業者) |
外部リンク |
www |
概要
編集積立金、年会費不要で入会金のみの会員組織「ティアの会」の会員募集を行なっている。
直営会館は愛知県名古屋市及びその近郊を中心とし、大阪府門真市・寝屋川市・大東市と埼玉県越谷市・川口市にも展開している。また、フランチャイズ(下記節参照)でも展開している。
沿革
編集- 1997年(平成9年)7月7日 - 冨安徳久が株式会社ティアを設立[2]。
- 2006年(平成18年)6月2日 - 名証セントレックス上場(証券コード:2485)[2]。
- 2008年(平成20年)9月19日 - 名証2部に指定変更[2]。
- 2013年(平成25年)6月21日 - 東証2部に上場[2]。
- 2014年(平成26年)6月23日 - 東証1部・名証1部に指定変更[2]。
- 2017年(平成29年)5月 - 有限会社愛共(現・株式会社ティアサービス)の全株式を取得し完全子会社化[2]。
- 2019年(平成31年)4月 - 本社横に社員用研修施設「ティア・ヒューマンリソース・センター」を新設[新聞 1]。施設は4階建てで、延床面積は約1,300平方メートルあり、実際の式場を模した施設を備える[新聞 1]。
- 2022年(令和4年)4月 - 市場区分の見直しにより東京証券取引所の市場第一部からスタンダード市場に、名古屋証券取引所の市場第一部からプレミア市場にそれぞれ移行[2]。
- 2023年(令和5年)11月20日 - 株式会社八光殿を傘下に持つ株式会社NSSK-VV3および株式会社東海典礼を傘下にもつ株式会社NSSK-TTの全株式を取得し子会社化[4]。
- 2024年(令和6年)3月9日 - 直営ティア越谷で男女2人の遺体取り違えが発覚(下記当該節参照)
創業家
編集不祥事
編集- 従業員が香典窃盗
2023年4月17日、エスケーアイマネージメントが運営するフランチャイズ「ティア安城桜井」の従業員が、香典袋に入っていた現金12万円を盗んだ疑いで安城警察署に逮捕された[5]。運営会社は「敬意を損なう弊社従業員の行動は言語道断であり、どのようなお詫びをしても償えるものでない」とお詫びして謝罪した [6]。
- 遺体取り違え
2024年3月9日、 直営「ティア越谷」で男女2人の遺体取り違えが発覚[7]。女性の遺体は男性の遺族が立ち会う中で火葬に付された。遺灰の中に男性が身に付けていないプラチナの指輪が出てきたことから発覚[8]。本来は男性のひつぎを先に市営火葬場に運ぶ予定だったが、従業員が女性のものと取り違えた。ひつぎや遺体の手首に目印としてつけた名札などの確認を怠ったという。遺族は「謝られてもどうにもならない」と怒り心頭。同社は双方の遺族に謝罪。同社は取材に「非常に重く受け止めている。原因を究明し、再発防止を徹底したい」と回答した[9][10]。
営業拠点
編集直営会館
編集- ティア中川(名古屋市中川区)
- ティア笠寺(名古屋市南区)
- ティア港(名古屋市港区)
- ティア山王(名古屋市中川区)
- ティア緑(名古屋市緑区)
- ティア御器所(名古屋市昭和区)
- ティア大幸(名古屋市東区)
- ティア黒川(名古屋市北区)
- ティア黒川東(名古屋市北区)
- ティア中村(名古屋市中村区)
- ティア相生山(名古屋市天白区)
- ティア西枇杷島(愛知県清須市)
- ティア蟹江(愛知県海部郡蟹江町)
- ティア名港(名古屋市港区)
- ティア浄心(名古屋市西区)
- ティア甚目寺(愛知県あま市)
- ティア豊明(愛知県豊明市)
- ティア守山(名古屋市守山区)
- ティア熱田(名古屋市熱田区)
- ティア豊橋(愛知県豊橋市)
- ティア豊橋南(愛知県豊橋市)
- ティア岡崎南(愛知県岡崎市)
- ティア四軒家(名古屋市守山区)
- ティア瑞穂(名古屋市瑞穂区)
- ティア名東(名古屋市名東区)
- ティア春日井(愛知県春日井市)
- ティア栄生(名古屋市西区)
- ティア岡崎北(愛知県岡崎市)
- ティア豊橋西(愛知県豊橋市)
- ティア岡崎中央(愛知県岡崎市)
- ティア道徳(名古屋市南区)
- ティア覚王山(名古屋市千種区)
- ティア本陣(名古屋市中村区)
- ティア岩塚(名古屋市中村区)
- ティア松葉公園(名古屋市中川区)
- ティア味美(愛知県春日井市)
- ティア滝ノ水(名古屋市緑区)
- ティア小牧中央(愛知県小牧市)
- ティア越谷(埼玉県越谷市)
- ティア鳩ヶ谷(埼玉県川口市)
- ティア門真(大阪府門真市)
- ティア寝屋川(大阪府寝屋川市)
- ティア大東(大阪府大東市)
フランチャイズ
編集- ティア各務原(岐阜県各務原市)
- ティア長良(岐阜県岐阜市)
- ティア又丸(岐阜県岐阜市)
- ティア加納(岐阜県岐阜市)
- ティア芥見(岐阜県岐阜市)
- ティア大垣(岐阜県大垣市)
- ティア那加(岐阜県各務原市)
- ティア蘇原(岐阜県各務原市)
- ティア知立(愛知県知立市)
- ティア瀬戸南(愛知県瀬戸市)
- ティア新瀬戸(愛知県瀬戸市)
- ティア半田南(愛知県半田市)
- ティア半田北(愛知県半田市)
- ティア西尾(愛知県西尾市)
- ティア桑名(三重県桑名市)
- ティア東海(愛知県東海市)
- ティア碧南(愛知県碧南市)
- ティア養老(岐阜県養老郡養老町)
- ティア海津(岐阜県海津市)
- ティア垂井(岐阜県不破郡垂井町)
- ティア相模大塚(神奈川県大和市)
- ティア土浦北(茨城県土浦市)
南海グリーフサポート系列
編集以下は南海グリーフサポート株式会社(南海電気鉄道(株)100%子会社)が経営
- ティア橋本(和歌山県橋本市)
- ティア千代田(大阪府河内長野市)
- ティア泉大津(大阪府泉大津市)
- ティア貝塚(大阪府貝塚市)
- ティア富田林(大阪府富田林市)
- ティア住之江(大阪市住之江区)
- ティア藤井寺(大阪府藤井寺市)
- ティア美原(堺市美原区)
- ティア大野芝(堺市中区)
- ティア大阪狭山(大阪府大阪狭山市)
- ティア岸和田(大阪府岸和田市)
- ティア浜寺(堺市西区)
- ティア枚方(大阪府枚方市)
アルファ系列
編集以下は、株式会社アルファ(名古屋市)が経営
エスケーアイマネージメント系列
編集以下は、エスケーアイマネージメント株式会社(知多市、サカイホールディングス子会社)が経営
テレビ出演
編集- 社長自らテレビCMに出演している[11]。
- 『日経スペシャル カンブリア宮殿』 日本で一番「ありがとう」を言われる葬儀社(2009年7月6日、テレビ東京)- 出演:社長 冨安徳久[12]
書籍
編集関連書籍
編集- 『日本でいちばん「ありがとう」といわれる葬儀社 名古屋発・ティア成功の秘密』(著者:冨安徳久)(2005年7月1日、綜合ユニコム)ISBN 978-4881503980
- 『「ありがとう」すべては感動のために 「命の尊さ」を知る!究極のサービス業・ティア流葬儀ビジネス』(著者:冨安徳久)(2007年7月1日、綜合ユニコム)ISBN 978-4881504413 - 講演DVD付き
- 『1%の幸せ あなたのココロを磨く45の気づき』(著者:冨安徳久)(2008年5月20日、あさ出版)ISBN 978-4860632762
- 『ぼくが葬儀屋さんになった理由(わけ)』(著者:冨安徳久)(2008年7月10日、ホメオシス)ISBN 978-4902919059
- 『ぼくが葬儀屋さんになった理由(わけ)』(著者:冨安徳久)(2009年9月19日、講談社+α文庫)ISBN 9784062813143
- 『心の角度を幸せに 「さよなら」の現場で学んだ愛』(著者:冨安徳久)(2010年6月4日、中経出版)ISBN 978-4806137306
- 『「何のために生きるのか」 感謝なき道、人生の道にあらず』(著者:冨安徳久)(2011年4月28日、PHP研究所)ISBN 978-4569795423 - 講演DVD付き
- 『最期の「想い」の遺しかた 家族や友人に感謝を伝えるために』(著者:冨安徳久)(2011年8月26日、日本経済新聞出版社)ISBN 978-4532168001
- 『さよならのブーケ 大切な人の最期にしてあげたい11の物語』(著者:冨安徳久)(2012年5月23日、かんき出版)ISBN 978-4761268329
- 『人生は与えた分だけ与えられる 尽生(じんせい)と志事(しごと)』(著者:冨安徳久)(2013年6月11日、PHP研究所)ISBN 978-4569812762 - 講演DVD付き
- 『最期の、ありがとう。新・ぼくが葬儀屋さんになった理由(わけ)』(著者:冨安徳久)(2018年7月7日、Wonder Note)ISBN 978-4909440006
脚注
編集- ^ a b c “会社概要”. ティア. 2023年12月12日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p “有価証券報告書-第26期(2021/10/01-2022/09/30)”. EDINET. 2023年12月12日閲覧。
- ^ フィスコ企業調査レポート
- ^ “ティア<2485>、日本産業推進機構傘下で葬祭事業「八光殿」と「東海典礼」の持ち株会社2社を子会社化”. M&A Online. 株式会社ストライク (2023年10月24日). 2023年10月27日閲覧。
- ^ 「香典袋の現金12万円窃盗か 葬儀会館の従業員逮捕...会社が謝罪「厳粛に受け止める」」【j-cast】2023年4月19日付
- ^ 「運営会館における窃盗事件に関するお詫び」【エスケーアイマネージメント】2023年4月27日付
- ^ Twitter>遺族と担当者の会話
- ^ Twitter>遺族のコメント
- ^ 「埼玉の葬儀場 遺体を取り違えて葬儀 火葬後に遺族が気付く」【NHK】2024年3月13日付
- ^ ティア>「「ティア越谷」における過失事故に関するお詫びと対応について(更新) 」【ティア】2024年3月15日更新
- ^ CM・動画 - メディア・活動情報 - ティアの特長
- ^ 日経スペシャルカンブリア宮殿. “日本で一番「ありがとう」を言われる葬儀社 株式会社ティア社長 冨安 徳久氏”. テレビ東京. 2016年2月12日閲覧。
新聞
編集外部リンク
編集