ツルアリドオシ属(ツルアリドオシぞく; 学名: Mitchella; 和名漢字表記:蔓蟻通し属)は、アカネ科の一つ[1][2]

ツルアリドオシ属
分類APG IV
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : コア真正双子葉類 core eudicots
階級なし : キク上群 superasterids
階級なし : キク類 asterids
階級なし : asterids I
: リンドウ目 Gentianales
: アカネ科 Rubiaceae
亜科 : アカネ亜科 Rubioideae
: Mitchelleae
: ツルアリドオシ属 Mitchella
学名
Mitchella L.
和名
ツルアリドオシ属(蔓蟻通し属)[1]
  • 本文参照

特徴

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常緑多年草は枝分かれし、蔓性となって地上をはう。は広卵形で、葉質はやや厚く、まばらに対生する。3角形のごく小さい托葉がある。は、枝先に短い花柄をだして、その先に萼筒が合着した2花をつける。は広鐘形で、萼裂片は4個あり、果期まで残る。花冠は、狭い漏斗形で先端は4裂して開き、内面には毛が密に生える。花冠基部にある子房は2個の花が合着し、4室あり各室に1個の胚珠がある。雄蕊は4個。花柱は1個で先端が4裂する。果実は2果が合着した石果で、肉質で球形、赤く熟し、中に4個の核がある。核は扁平な広楕円形になり、中に種子が1個ある。果実の先端には2花の跡が残り、1花ごとに4個の萼片が残る[1][2]

分布

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2種のみからなり、東アジアと北アメリカに1種ずつある[2]

ギャラリー

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脚注

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  1. ^ a b c 『山溪ハンディ図鑑2 山に咲く花(増補改訂新版)』p.388
  2. ^ a b c d 『日本の野生植物 草本III 合弁花類』p.50
  3. ^ a b クリストファー・ブリッケル 編集責任、横井政人 監訳『A-Z 園芸植物百科事典』誠文堂新光社、2003年、678頁。ISBN 4-416-40300-3
  4. ^ Mitchella repens, Kew, Royal Botanic Gardens.

参考文献

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