ツヅラト峠
三重県大紀町と紀北町の間にある峠
ツヅラト峠(ツヅラトとうげ)は、三重県度会郡大紀町と同県北牟婁郡紀北町の間にある峠。古くは紀伊国の玄関口、伊勢国と紀伊国の国境だった峠である。北緯34度14分35秒 東経136度19分42秒 / 北緯34.24306度 東経136.32833度
「ツヅラト」の名は、峠道が九十九折りの急坂であることにちなむとされ、あまりに急であることから徳川頼宣が紀州藩主を務めた頃に荷坂峠(現国道42号)を越えるルートに熊野街道が変更された[1]。
概要
編集世界遺産熊野古道の中にある峠で海抜は357m。紀北町側に約300mにわたって石畳道が残る[2]。伊勢路の中では3番目に観光客が多く、2012年は30,183人が訪れた[3]。
峠道の名所
編集大紀町側
編集- 紀州公句碑 - 当地を訪れた紀州藩主(詳細は不明)が詠んだとされる「牟婁こえて 鶯聞くや 梅が谷」の句が刻まれた碑[2]。
紀北町側
編集脚注
編集参考文献
編集- 三重県政策広聴広報課 編『伊勢から熊野へ 再生を願う巡礼の道 東熊野街道』県政だより みえ「三重再発見」総集編、小倉肇 著、三重県政策広聴広報課、平成12年3月、25p.
- 『みんなであるこう 熊野古道』三重県地域振興課、平成11年6月、17p.
関連項目
編集外部リンク
編集- 伊勢路簡単NAVI:コース概要(ツヅラト峠コース) - 三重県
- ツヅラト峠(熊野古道伊勢路)-一般社団法人東紀州地域振興公社
- 熊野古道語り部友の会